家族関係
不登校に対する親の態度弟が中学校に行ってから不登校がちになった。姉の私は小学校のとき不登校だったので、親は2回目になる。なのに私のときの接し方から何も成長していない。上手くいかず壊れた私が目の前にいるというのに。父はおちょくるようなふざけた言動ばかりで弟の不登校に真剣に向き合わず母に任せてばかり。母は父よりは弟と話しているけれど、「学校に行きなさい、学校に行かないと駄目だ。みんなしんどいんだから。みんな学校に行ってるんだから。」というような根性論しか言わない。弟が不登校になった理由はあまり知らないけどたぶん人間関係。まず弟の学校に行くハードルを低くさせなければ、学校に行くことはずっとしんどいままなのに。何故私の時から何も学んでないんだろう。調べたりしないのだろうか。このままでは弟が私のように体を壊し精神を壊すのも時間の問題である。何か私の時よりも良い接し方を親は考えているのだろうか。
私は小学校はずっと学校まで徒歩で行けず、休みがちで、そのうちのの4〜6年の間は全く教室に行けなかった。その間も親は今の弟に対するような態度と全くおなじで、何か私のこの不安感や鬱屈とした気持ちを晴れさせることはなかった。この状態が中学校の間も続くことには限界を感じたので、しんどいと思う気持ちなどを全て封印して、ロボットのように何も感じない、考えないことを意識して中学校には毎日行って、授業をみんなと受けた。しんどさが募った時は家で一人の時に泣いてた。2、3時間は泣き止まなかった。真面目な生徒に見えるので、学級委員になったり部活の副部長になったり生徒会に入って仕事をしたりもした。勉強もできた。そのまま通える範囲で一番偏差値の高い高校へ行った。高校は勉強も部活も楽しかった。そのため自我が中学校の時と比べて芽生えて、考えることが増えた。楽しかったのに、家で一人になるとすごく気持ちが沈んで涙が止まらなくなることが増えた。そして高一の二学期、朝起きれなくなった。頭痛が常に存在するようになった。死を意識するようになった。これは小学生の時からかもしれない。朝起きれないという親から見ても明らかな症状であったので、病院に連れていかれた。しかし親は精神病など全く考えていないので、神経内科に連れていかれた。自律神経失調症と言われた。自分で調べてみるとこれはうつ病と併発することが多い病気とあった。しかし私が精神科に行くことはなかった。自分で行きたいと言っても良かったが、言えなかったのは理由がある。小学生で不登校になっていたとき、教師が親に「精神科などに1度連れていったらどうか」と話したことがあるらしい。らしいというのはこれは親から聞かされた話だからだ。このとき、親は「娘はそういうのではない。学校に行けるようにすぐなりますから」と言ったらしい。「そういうの」とは一体なんのことだったのだろう。うつ病?発達障害?親は何を思ったのかは分からない。そして私がそれらではないと、何を思って断言したのだろう?3年間ずっと行けなかったのに、なぜそんな自信を持って「すぐ行けるようになる」と言ったのだろう?あまりの論理性の無さに、この話を聞いた時に「親は私より馬鹿なのだろうか」と初めて思った。幼い頃は、親は私よりずっと賢くて、自分の知らないことをいっぱい知っていて、当時の私のしんどい気持ちをいつかは理解を示して、私には思いつかないような鮮やかな解決策を示してくれると、勝手ながら思っていた。しかし、この淡い期待は打ち砕かれた。そのため中学校からは気持ちを押し込めて学校に行ったというのもあった。現在私は親とは表面上の日常会話をするばかりで、真剣な悩みなどは一度も口に出したことは無い。親は私が不登校の時も比べよく喋り笑っているので、問題意識などなく、親子関係は良好だと思っていることだろう。勉強が親に比べてかなりできるので、模試の成績を見ては嬉しそうにしている。
親は、弟に対して適切な態度を取ることができるのだろうか?私がなにか親に対して説教めいたことをすればいいのだろうか?しかしそれを聞くような親では無いとも思ってしまう。結局私は立場が弱いからだ。私が弟に対してなにか言えばいいのだろうか?弟そのような真剣な話をしたこともない。弟も反抗期が始まっているのもあって私の話を聞いてくれるのかも微妙なところである。もう家族同士心を開いて素直に会話することなど、無いのだろう。私の家族は、ひどく歪だ。