お話の詳細
病気・からだ
コーヒー豆_レベル._アイコン.ロータス
1ヶ月前
ADHDなのか
今日精神科に行きました。 病院のセンセイからはADHD(の傾向がある?)と診断されました。 しかし、自分のなかではまだ納得できていない部分があり、当てはまる部分と当てはまらない部分があります。 ADHDの代表的な行動として多動がありますが、周りからはそういうことを言われたことはないです。しかし勉強などをしているとき無意識にペン回しをしていたり、たまに貧乏ゆすりをしていたりがあります。 あとは日中の眠気、数日に一度ちょっとした忘れ物、頻繁にではないが体が壁や机などにぶつかってしまう、仕事に関して覚えなきゃいけないことが覚えづらいと感じるくらいです。 精神的な部分の診断になるので難しいものだとは思うのですがどれくらいADHDの可能性があるのでしょうか。もしくは別の病気の可能性もあるのでしょうか。
ストレスADHDASD
専門回答希望 0個, 共感 1個, コメント 1個
専門家プロフィール
内田 朋加 さんの専門回答
1ヶ月前
発達に関する診断は何のため
#ADHD #発達障害 #診断
ロータスさん、こんにちは。 臨床心理士・公認心理師の内田と申します。 精神科の先生からADHDの傾向があるといった診断を受けられたものの、ご自身では納得がいっていない点があるのですね。 ADHDについて整理することで、少しでもロータスさんの助けになればと思い、コメントさせていただきました。
[今回の悩み]
ロータスさんは先日精神科を受診された際、ADHD(もしくはその傾向がある)といった診断を受けられたのですね。 ADHDといえば多動というイメージが強く、ロータスさんは周りからそういったことを言われたことはないので納得できずにいらっしゃるご様子。 ただ、多動はないものの、勉強中に無意識にペン回しをしていたり、たまに貧乏ゆすりをしていたりはあるとのこと。 また、日中の眠気、数日に一度程度のちょっとした忘れ物、ときどき体が壁や机などにぶつかってしまう、仕事に関することで覚えづらいことがあるといったことはご自身でも感じられているのですね。 このように、ADHDと言われても当てはまると感じる部分とそうでない部分があるため、本当にADHDなのか、もしくは別の病気の可能性もあるのかといったことが気になっていらっしゃるとのことでした。
[悩みの原因・分析]
確かに、ADHDというとパッと思い浮かぶのは多動といった症状が主でしょう。 しかし実際には多動だけではなく、様々な症状を呈することがあるのです。 以下にADHDの大きな3つの特徴を書いてみます。 ①多動性:じっとしていることが難しく、そわそわしてしまう。静かにしているべき場面でもそれができない。 ②不注意:集中力が続かない、ケアレスミスや忘れ物が多い。片付けや整理整頓ができない。物事を計画的に進められない。 ③衝動性:思いついたままパッと行動してしまう。順番を待てない。感情コントロールが苦手。 この3つの特徴のうち、どれか一つだけが目立つような方もいらっしゃれば、それぞれが組み合わさって症状となっている方もいらっしゃいます。 そしてその組み合わせ方によって、一言にADHDといっても「不注意優勢型」「多動・衝動性優勢型」「混合型」といったタイプにわけることができます。 ロータスさんの場合、多動っぽさがご自身でも周りからも感じられたことがないとのことでしたので、この「不注意優勢型」を疑われての診断だったのかもしれません。 ただ、数日に一度のちょっとした忘れ物やときどき体が壁や机にぶつかる、物事を覚えにくいといった症状は、その時のその方の疲れ具合やコンディションによっても大きく左右されるものですので、本当に診断は難しいものだと思います。
[やってみましょう!]
さて、では何のために診断を受けるのかについて考えてみましょう。 内科などで行われる身体的な症状に対する診断は、何か悪い状態を回復させるための方針を決めるのに必要です。 もし身体のどこかに腫瘍があるのであればそれを取り除く必要がありますし、何かつらい症状に対してどこをどうすればその症状を取り除くことができるのかといったことを考えるのために診断というのはとても重要になってきます。 しかし、精神科領域、特に発達障害に関する診断については必ずしもこの考え方が適用されるわけではありません。 ADHDなどの発達に関わる診断の多くは、その方が生まれ持った特性や傾向を示しており、決して「治す」といった表現が当てはまる対象ではないでしょう。 衝動性が強いタイプであれば、人よりも失敗を恐れずにいろいろなことにチャレンジすることが出来るといった利点もありますし、必ずしもその特性が悪いと一言で片づけられるものではありません。 ただ、社会にはルールがあり、守るべきマナーが存在するのも事実です。 その社会の中で生きていくのに、時に強すぎる多動性や衝動性、不注意さというのはその輪の中から逸脱してしまいがちですし、何よりご自身がそのことでつらい想いをされることが多くあります。 ADHDなどに代表される発達に関わる診断の多くは、そのものを治すとかどうにかするというよりも、そうした特性を持った方が、どうしたら今よりも過ごしやすくなっていけるかといったことに焦点が当てられます。 つまり、その特性があることで生きづらく感じている毎日をよりよくしていくための診断なのです。 ADHDにもお薬があります。それによって多動性や衝動性を抑えることが出来たり、それまでよりも集中しやすくなったりする方もいらっしゃいます。 ただ、本当にお薬が必要な方というのはそう多くはないというデータも存在します。 ロータスさんが今回精神科を受診された背景や、今お困りのことなどをもう一度ご確認され、ADHDという診断がどのようにご自身の生活をより良いものにしていけるのかといったことを考えてみると、少し答えが見えてくるかもしれません。
精神科を受診されたとのことで、何かしらお困りのことやお悩みになられていることがあるのだと思います。 診察でお話しされたことで、それらのお気持ちは少しでも軽くなったでしょうか。 もしまだ話したりない、まだまだお気持ちにもやもやとしたものが残っているといった場合には、カウンセリングもぜひご活用ください。 診察ではなかなかゆっくりとお時間をとることができないことが多くありますが、カウンセリングでは50分じっくりとご自身のことについてお話を伺わせていただきます。 ロータスさんのお悩みやお困り感が、今より少しでも軽くなっていくことを陰ながら応援しております。