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仕事関係
コーヒー豆_レベル._アイコン.伊野坂水希
1日前
仕事を
父が先月急死したのもありますが、22年いまの会社に勤務してきました。 1年くらい休職して、ゆっくり過ごしてみたいと思うようになりました。 いま部署に2人体制で、毎日ほぼ1人で接客をしています。 心が限界を迎えそうです。 他の部署に、若い人が入ってきたので私が辞めてもいくらでもどうにかなりそうと思ってしまいました。 朝が来るのが憂鬱です。 仕事辞めたいです。 甘えなんでしょうか。
ストレス不安
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専門家プロフィール
佐藤 真紀 さんの専門回答
1日前
心が限界を迎え、休職したいと思っているが甘えなのだろうかという葛藤
#ストレス #不安
伊野坂さん、こんにちは。 カウンセラー、公認心理師、精神保健福祉士の佐藤真紀と申します。 よろしくお願いします。 伊野坂さんの投稿を、読ませていただきました。 お父さまの急逝という大きな出来事があり、22年という月日の中働いてきた環境の中。 そんな中で心が限界でいることを言葉にして下さりました。 簡単に口にできる内容ではなかったと思います。 ありがとうございます。
[今回の悩み]
22年間勤務してきた会社で、現在は実質ひとりで接客をこなしている状況。 この一年ほど「休みたい」「離れたい」という思いが強くなってきた。 部署に新しい人が入ってきたこともあり、自分が辞めても何とかなるのでは…と感じる。 朝が来るのが憂うつで、会社に向かう気力がわかない。 休職したい、辞めたい、そう思う自分は甘えているだけなのか。 その答えが分からず、苦しくなっている。
[悩みの原因・分析]
長く同じ場所で頑張り続けてきたからこそ「休みたくなったのは、自分の甘えなのだろうか」と思ってしまいますよね。 でも、伊野坂さん。 心が限界に近づくと、体や気持ちのほうが自分にブレーキをかけてくることがあります。 お父さまの急逝は、大切な人を失うという大きな喪失体験です。 その出来事は、ただの出来事ではない。 その喪失感は、意識していなくても気持ちに大きな空洞を作ることがあります。 そんな大きな出来事と長年積み重なってきた疲れが重なれば、それまでのエネルギーを失うことは自然なこと。 この反応は、甘えではなく、心と体が伊野坂さんを守ろうとしている反応に近いものだとも考えられます。
[やってみましょう!]
「辞めるかどうか」「休職するかどうか」といった大きな判断を、いま一気に決めなくても構わないと思います。 これまでこなしてきた量を少し加減してみる、とか、今まで仕事に使っていたエネルギーを少し落として無理なく過ごしてみる、など、そのような形でペースを落としながら、過ごしてみることはできそうですか? まずは、今のあなたが何に耐えられなくなっているのかを、誰かと一緒に整理してみることからでも十分です。 身近に相談できる人はいますか? 例えば「以前しなかったようなミスが多くなった」とか「不安で仕事に集中できない」といったことが出てきたら、身近に相談できる人に今の伊野坂さんの気持ちを、少しで良いから話してみる。 身近な人に相談するのことに抵抗があれば、メンタル分野のクリニックに相談してみるのもひとつかもしれません。 誰かに話す、または自分のその日その日の気持ちを書く。 そういったことで、自分の気持ちと状況を客観的に整理できるものです。 伊野坂さん 心が限界に近いと感じているとき、休むことや距離を取ることは逃げではなく「回復のための選択」になる場合があります。 現に伊野坂さんは22年同じ職場に勤務し続けてきた。 これまで、色々な思いを抱えながらの22年間だったと思います。 そんな頑張ってきた自分に、少しぐらい立ち止まる時間が必要だと思うのは、甘えとは違います。
心の整理がつくまではある程度の時間も必要かもしれませんよね。 でも、伊野坂さんの今の状態は、一人で抱え続けるには負荷が大きすぎるのではないでしょうか。 カウンセリングでは、辞める・続けるのどちらが正しいかを決めるのではなく、「私はどうしたいのか」「どこで疲れているのか」「どこまで頑張らなくていいのか」 そういった整理を、専門家と一緒に行っていくことができます。 例えばマインドカフェはオンラインカウンセリング。 そのような形であれば、心の中のことを思ったままに自由に話しやすい場所でもありませんか? 出口が見えないときに、気持ちを支えてくれる場所があると、選択肢の見え方が変わることがあります。 今の伊野坂さんが感じているしんどさには、必ず理由があります。 その理由は1つではなく、おそらく複合的なもの。 伊野坂さんの本音に耳を傾けていくことが、次の一歩に繋がっていくと良いですよね。 「こころが限界」と感じている自分に、これ以上無理を強いらないように。 自分を労わってあげてくださいね。