お話の詳細
一般的な悩み
匿名さん
3日前
もう何もかも限界です。 初めての病み期がきた時、ちょうど両親がお金の事で大喧嘩しててお姉ちゃんは受験でずっと家の中がピリピリしてて誰にも相談出来なかったんです。元々自分は自分の事を他の人に話すのが苦手なのもあって色々溜めすぎちゃったみたいで、自傷行為や自殺に繋がるような行動をするようになってしまいました。自傷行為を何年も続けていくうちに、何か物足りなさを感じるようになってさらに自傷が激しくなりました。最近ではテレビの音や周りの家から聞こえる生活音、話し声がうるさくて耳を塞ぎたくなって、前までは何も感じていなかった電気ですら眩しく感じるようになって、胸がこう、ざわざわ?しててそれを抑えるために自傷をしてっていうのを繰り返して心も体もボロボロです。ある時急に体が動かなくなって暗い部屋で閉じこもってる日々を過ごしています。 もっと早く誰かに相談できていたらこうはならなかったのかなって今になって後悔しています。もうこんな家族に迷惑ばかりかけて、一日中部屋で寝転がっている生活、どうやったら抜け出せますか。
ストレス無気力
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専門家プロフィール
内田 朋加 さんの専門回答
2日前
心の中に安全地帯を作りましょう
#共感 #セルフコンパッション
匿名さん、こんにちは。 臨床心理士・公認心理師の内田と申します。 ずっと誰にも相談できず、一人で苦しまれてきたご様子。 とても心配で、コメントさせていただきました。
[今回の悩み]
匿名さんはこれまでずっと精神的に参ってしまったとき、落ち込んだりしたときにも、誰にも相談できずご自身の中に気持ちを溜め込んできてしまったご様子。 初めてつらいと感じたときにも、ご両親はお金のことで喧嘩をしていたり、お姉さんも受験という時期で家の中に余裕がなかったのですね。 また匿名さんご自身も、ご自分のことを人に話すのが苦手だったことから、ご家族に話せないとなるともう誰にも話せないというような状態だったのだと思います。 その結果、自傷行為をするようになり、時にそれは自殺に繋がるような行動にもつながっていってしまったのですね。 そして次第にそれにも物足りなさを感じて自傷行為は激しくなり、それまで平気だったテレビの音や周囲の生活音、電気の眩しさなどが気になって、胸がざわざわするような感覚にまた自傷行為をして、という繰り返しで心身ともにボロボロになってしまっているご様子。 ある時から身体が動かなくなり、暗い部屋に閉じこもって日々を過ごしていらっしゃるとのこと。 もっと早く誰かに相談できていたらという後悔や、家族に迷惑をかけていること、一日中部屋で過ごしている生活からどうしたら脱することができるかといったことで、今回ご投稿くださったのですね。
[悩みの原因・分析]
匿名さんはご自身がつらいときにも、ご家族の様子を見て”話せない”とお気持ちをご自分の中に溜め込み、外に出すことをされなかったとのことで、周りの方を気遣い、ご自分よりも周りの方のことを優先される方なのだと感じました。 自分のことを話すのが苦手、というのももちろんあったかと思いますが、きっとその時は”ご自分さえこの気持ちを抑え込めば”といったお気持ちもあったのではないでしょうか。 けれども抑え込んだ気持ちというのは決してなくなるわけではないのですよね。 抑え込まれたらそれと同じくらいの力で出てこようとすることもあれば、心の中にずっとしこりのようになって残ってしまうこともあります。 そうした心の中のざわつきがあると、心だけでなく身体も落ち着かなくなってくることがあります。 そしてその結果、周りに当たり前にあるものに対してもすごく敏感になってしまい、匿名さんがお困りになっているような感覚過敏といった状態に陥ることもあると考えられます。 これはすごく簡単に言うと自律神経の乱れによる身体の反応と考えられ、生物が危機的状況にあるときに警戒心から周囲の動きに敏感になる交感神経が過剰に働いてしまっているために引き起こされていると考えることができます。 匿名さんがそうした周囲の刺激を避け、暗い部屋で過ごしているというのは、ご自身を安全な場に置き、心身ともに安心感を得ようとする生物として自然な反応と考えられるでしょう。
[やってみましょう!]
これまで自傷や自殺に繋がる行為などをしながら、揺れる心やおつらい気持ちとなんとか折り合いをつけながら過ごしていらしたのだと思います。 もちろんその分ご自身の身体に傷は残ってしまってきたと思いますが、それだけ心の中も大変な状態だったのでしょう。 今、心の中はどのような状態ですか? 平穏を感じられるような瞬間はあるでしょうか。 きっと今現在匿名さんにとって外の世界というのはいろいろな刺激が強すぎて、その場にいるのもつらいような状態かと思います。 なので、まずは心の中に安全地帯を作っていくことから始めてみていただきたいと思います。 今いる暗いお部屋でも結構です。ご自身が安心していられる空間で、目を閉じ、胸に手を当てながら、思い浮かべられる限りで結構ですので、ご自身にとって最も温かい思い出、ほっとするような感覚を心の中に思い浮かべてゆっくりと深呼吸を繰り返してみてください。 心の中、胸の奥に、少しでも温かく感じられる空間ができたら、毎日少しずつ、その空間を広げていくようなイメージで同じ動作を繰り返してみましょう。 ゆっくりとした呼吸と共に、少しずつ強張っていた身体もほぐれてきて、過剰に働いていた交感神経も落ち着いてくるのではないかと思います。
そして誰かに話を聞いてもらうこと、これは匿名さんにとって今最も必要なことなのではないかと思います。 これまで溜め込んで溜め込んで、溜め込みすぎてしまって、いったい何から話せばいいかわからない、そもそも自分のことを話すのは苦手だから抵抗がある、といったお気持ちもあるかもしれません。 カウンセリングの場では話すことに間違いはないですし、話しやすいところから、必要であればカウンセラーが促しながらお話を伺うこともできます。 すぐにいろいろなことが解決はできなくても、誰かに話を聞いてもらい、共感してもらうことで、お気持ちが落ち着いていくことはたくさんあります。 どうか前向きに検討してみてください。 匿名さんの苦しみが、少しずつでも和らいでいくことをお祈りしています。