お話の詳細
仕事関係
コーヒー豆_レベル._アイコン.スーパースター
5日前
メンタルが弱く落ち込みやすい
少し注意されただけで1日ずっと落ち込んでしまいます。そこから自己嫌悪で、ずっと注意されたことを考えてしまって、仕事になりません…。 思い返せば、幼い頃から注意されると、怒られていると感じて泣いてしまうことも多かったです。 注意された=自分はダメな人間だ という思考が染み付いているような気がします。 また、同じような機会に会った時に、注意されたことを思い出してしまって怖くなり、思考がとまったり、言葉に詰まってしまったり、焦りが出てしまうのも嫌です。 どうしたら落ち込みすぎないようになりますか。どうしたら気持ちを立て直しやすくなりますか。
ストレス仕事コンプレックスメンタル妄想不安パニック
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専門家プロフィール
鯨井 薫 さんの専門回答
4日前
注意されて落ち込むとき
#注意 #落ち込み #思考停止 #焦り
スーパースターさん、こんにちは。臨床心理士・公認心理師の鯨井と申します。 スーパースターさんのお話を拝読し、私なりに考えたことをコメントさせていただきたいと思います。 今後のお役に立てれば幸いです。
[今回の悩み]
スーパースターさんは少し注意されただけで1日ずっと落ち込んでしまいます。そこから自己嫌悪で、ずっと注意されたことを考えてしまって、仕事になりません…。 思い返せば、幼い頃から注意されると、怒られていると感じて泣いてしまうことも多かったようです。 そこには「注意された=自分はダメな人間だ 」という思考が染み付いているような気がします。 また、同じような機会に会った時に、注意されたことを思い出してしまって怖くなり、思考がとまったり、言葉に詰まってしまったり、焦りが出てしまうことなく、落ち込みすぎず、どうしたら気持ちを立て直しやすくなるのか知りたいと考えています。
[悩みの原因・分析]
「注意をされる=自分への否定」と捉える方は非常に多いです。怒りを感じる方もいれば、スーパースターさんのように落ち込んだり、自己嫌悪に陥る方もいます。 怒り、落ち込み、自己嫌悪など、同じ注意をされる状況でも、沸き上がる感情はさまざまあり、スーパースターさんの場合には「自分はダメだ」→「落ち込み」「自己嫌悪」と言う流れになっているようです。 認知行動療法では、今回のような「自分はダメだ」という考えを自動思考といい、スーパースターさんは「注意をされる」と、この自動思考が瞬時に浮かんでいるのではないでしょうか?そして、そのあと「やっぱり自分はダメなんだ」といった思考がぐるぐる巡り、仕事が手につかなくなっていると考えられます。
[やってみましょう!]
それでは、少し思い出してみてください。 「今になって思うと、あのとき注意をされてよかったこと、注意をされなかったとしたらどうなっていたのか?」 「最近注意されたこと、それはスーパースターさんのことをダメな人間だと言っていたのか?」 「スーパースターさんに注意をした人はどんな人ですか?」 もしも、その注意が人間性に関わることや存在そのものを否定することであるとしたら、注意をした相手の行動に問題がある(乱暴な言い方、暴力的など)であるとしたら、それは職場環境やコミュニケーションに問題があると考えられるため、別の対応方法を検討することになります。 そうでない場合、状況を整理してみてはいかがでしょうか。 1.状況  例、「(仕事のやり方で)こちらではなく、別のものから取りかかってほしい」「このやり方でやってほしい」と言われた 2.感情  例、悲しい、自己嫌悪、落ち込み、焦り 3.自動思考 例、「自分がダメと言われたような気がした。」「やっぱり自分はできないんだ」「ここにいることが申し訳ない」「迷惑をかけてしまった」 ではこの状況に遭遇しているのが、スーパースターさんの大切なお友達だとしたらなんと声をかけますか? 例、存在を否定されたわけじゃないよ 今度から気を付けたらいいんじゃない? 客観的に状況を見て、自動思考に変わる他の考え方(適応的思考)はありますか?  例、注意されて改善されることやそこから学ぶこともある、やり方についての注意であり自分自身は否定されていない 最初はなかなか他の考え方を出すことが難しかったりしますが、注意されたときやそれに似た状況に遭遇したときに、こういった自動思考、感情、適応的思考を振り返っていくと、だんだんと適応的思考がスムーズに出てくるようになり、落ち込みや不安を引きずったり、「同じことが起きたらどうしよう」という予期不安をコントロールできたり、といったことが可能になります。   
認知行動療法はインターネットや書籍、アプリなど、現在いろいろな方法で情報が取得でき、自分でできるワークブックやアプリのサポートなども充実しています。自分一人では不安、その都度客観的に振り返りたい、慣れるまでは誰かと一緒に行ったほうが安心、という場合にはカウンセリングのご利用をお勧めします。記録の書き方、自動思考のパターンの把握、適応的思考の検討など、カウンセラーがスーパースターさんに合った形で認知行動療法の習得のサポートを行います。 注意をされることは決して気持ちの良いものではありません。しかし、今後の自分の糧になるようにこの経験を生かしていけたら、きっとスーパースターさんの人生のクオリティが向上すると思います。スーパースターさんの今後のご活躍を陰ながら応援しています。