2年程前に辛いことが重なって消えてしまいたいと思うようになって以降、自傷行為や、色々な体調不良に悩まされているというらむねふらっぺさん。離れている所から自分を見ているような自分が自分ではないような感覚や、睡眠・食欲・気分の問題の他、数々の身体症状が現れているのですね。これらの症状が一体何なのか、回復方法が知りたいといったお気持ちを投稿してくださいました。

夜眠れなかったり、以前のように食べられなかったり、急に涙が出てくる等の気分の問題があることを考えると、やはり今の状態は以前と比べてうつっぽくなっているのだと考えられます。自分の意志とは関係なくまぶたがピクピクと動くような不随意運動や、周囲の音をうるさく感じるようになるのも、うつの時にはよく起こることです。詳しい状況が分からないので一般的な話にはなってしまいますが、どうしたら回復していくのか、というご質問の点について考えていきたいと思います。

2年ほど前に辛いことをたくさん経験されたとのことですが、今の環境はいかがでしょうか。様々な身体症状が現在置かれている環境におけるストレスによるものと考えると、一番はストレス環境からなるべく離れて自分がリラックスできる環境で過ごすことです。環境調整について周りに相談したり、ストレス源にはなるべく近づかないようにする等の工夫が必要かと思います。 かなり疲れがたまっていて体調も思わしくないようであれば、一旦休養してしっかりと心身のバランスと整えるというのも1つの選択肢です。休職・休学といった方法も検討しながら、なるべく体を労わって休む時間を確保するようにしてください。以前は楽しめていた編み物や絵画等の趣味が心から楽しめなくなっているというのも、心が疲れているというサインです。休んでいる間は何もせずぼーっとする時間も大切です。意識的に脳と体を休ませる時間を作り、エネルギーを蓄えていってほしいと思います。 「謎現象」についてのご質問もありましたね。自分で自分のことを遠くから離れて俯瞰的に眺めているような、自分が自分じゃないような感覚というのは離人症状や離人感といって、これもやはりうつっぽくなっている時によく起こる現象です。また、災害や虐待等の命に関わるような怖い思いをした後に、自分の心を守る手段として意識が離れてしまう解離という現象がPTSD症状の一環として現れることもあります。いずれにしても、自分が自分でないような状態というのは不安だと思いますし、心が限界を迎えているというサインです。こういった症状があまりにもひどく日常生活にも支障が出るようであれば、専門医への相談も必要かと思います。

様々な身体症状は、ストレスが蓄積されてこれ以上は受け止め切れないという体からのサインです。ストレスは言語化することにより、心の負担を少しずつ減らすことができます。自分の気持ちを整理したり、状況を客観的に振り返ったりすることによって、気持ちを落ち着ける効果もあります。心と身体は連動していて、気持ち的な負担が減ると身体症状も和らいできます。機会がありましたらカウンセリングの利用も是非検討してみてくださいね。らむねふらっぺさんの毎日が心穏やかで安心したものになっていきますように、お祈りしております。