お話の詳細
自分の性格
コーヒー豆_レベル._アイコン.まーぜる
13日前
小さい頃からの自殺未遂や自傷は遺伝ですか
小さい頃(6歳ぐらい)から、1人でお風呂に入る時は、泣きながら自分で自分の首を絞めて死のうとしていました。 理由は、男に産まれたかったということと、生まれてすぐに亡くなってしまった姉の存在を知って、自分なんかよりお姉ちゃんが生きるべきだったんだと考えるようになったことがきっかけだと思います。 それから今20歳になったけど、メンタルは不安定だし本当に死のうと思ったこともあるし自傷は直ってないし、、 このまま大人になって生きるという選択肢を取ったとして、メンタルが不安定でわけもなく涙が出る人生を続けるのかと思うと先が思いやられます。 今は死にたい気持ちはほとんどないし、大切な彼女が出来たから、ずっと一緒にいられるなら生きてたいと思います。 この性格が遺伝なのか?と思ったのは、母が鬱とパニック障害があって(今は症状はない)、自分が小学生?ぐらいの時に手首を切って浴槽で血を流してて救急車で運ばれたことがありました。 母方の祖母も鬱やパニック障害があって、今でもオーバードーズすることがあります。 また、私の知らない親戚の人は自殺してるみたいです、。 こういう系統の家族だから自分もこんな性格になるんでしょうか。
コンプレックスストレス不安うつ性自認_性的指向
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専門家プロフィール
内田 朋加 さんの専門回答
3日前
遺伝と環境
#遺伝 #環境
まーぜるさん、初めまして。 臨床心理士・公認心理師の内田と申します。 小さな頃から死を意識して過ごしていらしたとのこと、それだけ多くの傷を抱えながら生きてこられたように感じました。 まーぜるさんのお気持ちの整理に少しでも役立てばと思い、コメントさせていただきます。
[今回の悩み]
まーぜるさんは現在20歳。6歳くらいの頃から、一人での入浴時など、泣きながら自分の首を絞めて死のうとしたりすることがあったとのこと。 その背景には、男に産まれたかったという想いや、出生後すぐに亡くなられたお姉さまの存在に、自分より姉が生きるべきだったと考えるようになったことなどがあったのですね。 現在でもメンタルは不安定で、本当に死のうと思ったこともあったり、自傷行為も続いていらっしゃるなど、このまま大人になり不安定な精神状態のまま人生を送っていくのかと思うと先が思いやられるようなお気持ちになられているとのこと。 今ではずっと一緒にいたいと思えるほど大切な彼女もいて、死にたいというお気持ちはほとんどなくなっているけれども、小さな頃から続いてきた死にたいというお気持ちやこうした性格は遺伝的なものなのかと気になっているのですね。 というのも、お母さまに以前鬱とパニック障害があり、まーぜるさんが小学生ぐらいのときに浴槽で手首を切って救急搬送されたことがあったり、お祖母さまにも鬱やパニック障害があり、今でもオーバードーズしすることがある、他にもまーぜるさんが直接知らない方ではあるけれども、自死された親戚がいらっしゃることなどからそう思われるとのこと。
[悩みの原因・分析]
物心ついたころからご自身の性別に違和感を抱え、またご家族に出生後すぐ死別された姉という存在がいたことなど、まーぜるさんにとってつらい現実が小さな頃から重なってきたことも、死を身近に意識することにいくらか影響していたのではないでしょうか。 現在では大切な存在もできて、お気持ちは少し落ち着かれているとのこと。 きっとこれまで悩みやつらいことも多かったことと思いますが、無事に20歳まで生きてきていただけて、本当によかったと思います。 一方で、まーぜるさんにとってはこの先もこんな風に不安定さを抱えながら生きていくのかなと思うと不安なこともあるのでしょう。 そして、お母さまやお祖母さまの病歴やご親戚に自死された方がいらっしゃることなど、ご自身の性格に影響しているのではと考えられるのは当然のことと思います。
[やってみましょう!]
まず、遺伝的な要因についてですが、ゼロではないと考えるのが自然です。 というのも、精神状態も脳や身体の状態と強く繋がっているため、親と子が似た体質になるのと同じように、精神状態についても似たところが出てくるのは当然と言えば当然のことです。 しかし、精神状態というのは身体的な疾患と比べて、より多くの環境的な要因が影響してくるものでもあります。 まーぜるさんとお祖母さまやお母さまが生きた自体は明らかに違いますし、周りの環境も当然異なります。 お母さまやお祖母さまが鬱やパニック障害に罹られた要因として、体質としてはまーぜるさんも似た傾向をお持ちかもしれませんが、環境としては時代も違えば周りの価値観や考え方も変わっているはずです。 そうしたことから、必ずしもまーぜるさんも同じように鬱やパニック障害になるとは限りませんし、生き方もこれから全然変わっていく可能性があります。 大切なのは、ご自身にそうした傾向があるかもしれないという可能性を踏まえたうえで、どうしたらより良い方向に気持ちを持っていけるかといった術を身につけておくことかと思います。 現在も自傷はなくなっていないとのことでしたが、死や大きな傷に至らないものであれば、それも今はまーぜるさんにとって一つのストレス対処法なのだと感じますし、生きていくためにある意味必要な手段なのだと思います。 ただ、今ある自傷だけでは気持ちがおさまらなくなってきたとき、気持ちが今より大きく揺れてしまうような時には、躊躇わずにすぐに心療内科や精神科を受診してください。 この先大人になって生きていくことが不安であれば、いざというときのために今からかかりつけ医を見つけておくのも良いでしょう。 生きていれば気持ちが揺れてしまう、不安定になることは少なからずあります。 そんな時に話をすることのできる第三者がいるというのは、結構心強いものです。
もちろん医療機関でなくても、お話を伺うことはカウンセリングでもできます。 上にも書いたような、「どうしたらよい良い方向に気持ちを持っていけるか」ということは、カウンセリングにおいてまーぜるさんのこれまでの生き方を伺いながら一緒に考えていくことが出来るでしょう。 まーぜるさんにとって少しでも心休まる場をご提供できればと思います。 どうかお気軽にカウンセリングをご活用ください。