お話の詳細
一般的な悩み
コーヒー豆_レベル._アイコン.桃太郎くん
14日前
気持ちがわからない
今日、ボランティアで子どもと接する事がありました。以前は子供をみると癒されたりしてたのに今日は全くその気持ちはなく赤ちゃんをみてもかわいいとかも思わなかった。ないてる、笑ってるの事実のみをみるだけでそれに附随する気持ちがない。変? 喜怒哀楽も少なくなり、笑うこともない。 注意されたり言われたりすることにも大事なことなのに心に重さが伝わってこない。 先の見通しが立てられない。今、自分にしか集中できない。そのため仕事に不備がでだしている。 どうしたらいいのかわからない。以前の自分と比較してできなさすぎて怖いし、不安だし辞めたいと思っている。すべてが中途半端になっている。辞めるに辞められない。
ストレス不安定_躁うつうつ無気力
専門回答希望 0個, 共感 0個, コメント 1個
専門家プロフィール
滝 真樹子 さんの専門回答
13日前
自分の声に耳を傾ける時なのかもしれません
#無気力 #うつ #不安
桃太郎くん様、はじめまして。臨床心理士・公認心理師の滝と申します。子どもを見ても以前のように可愛いと思えない。状況の違いはあっても、そう感じる人は実は意外と多いものです。それは今の心の状態を表す一つのバロメーターなのかもしれませんね。
[今回の悩み]
以前は子どもを見ると癒される気持ちになっていたのに、最近では全くそのように感じられないし、喜怒哀楽の感情の動きすら少なくなってしまったという桃太郎くん様。自分のことにしか集中できず仕事にも支障が出始めていて、どうしたら良いか分からないというお悩みを投稿してくださいました。
[悩みの原因・分析]
よく、子どもはそれほど好きではなかったのに自分に子どもが生まれてからよその子どもまでとてつもなく可愛く思えるようになったという人がいますよね。それと反対で、以前は赤ちゃんや小さい子を見るととても癒されていたのに、全然可愛いと思えなくなってしまったという人も実はけっこういます。あまり表立って言えることでもないので目立たないのですが、そう感じている人は案外多いようです。子どもというのは、エネルギーの塊です。疲れていたり、気力がなかったりする時には、むしろ寄ってこないでほしいとまで感じる人も少なくありません。もしかしたら桃太郎くん様も今、気持ちが疲れていて、うつっぽくなっている状態なのかもしれません。
[やってみましょう!]
◎まずはしっかりと休息を 気持ちが疲れてうつっぽくなっていると、目の前で起きている出来事に対して感情が付随してこないというのはよく起こります。自分の周りになんとなくもやがかかっているような、どこか遠くで起きているように感じる離人感のような症状が出ることもあります。子どもを見ても可愛いと思えなかったとしても、それは決して変だからという訳ではなく、心が疲れているサインなのだと思います。そんな時には、まずはしっかりと休息を取って自分を一番に労わってあげてほしいです。仕事に影響が出るほど気分が落ちて疲れているということであれば、一旦休職という選択肢もあります。体調と相談の上、焦らずに今はご自身の心身の回復を一番に考えてくださいね。 ◎前の自分と比べない 年齢を重ねる中で体力や気力に変化が生じるのは当たり前のことなので、前の自分と同じように動けなくなったからと言って今の自分と比べる必要はありません。体力的な部分など、若い頃と比べたらもちろん低下したところもあるかもしれませんが、代わりに身につけた経験や周りを見る力、俯瞰的に状況を眺められる力は今の桃太郎くん様の方が強みとして持っているかもしれません。できなくなったことにばかり目を向けるのではなく、今の自分ができていることを認めてあげて、ぜひご自身の変化を前向きに捉えていってあげてほしいと思います。 ◎自分の声に耳を傾けてみる 今、桃太郎くん様はできないことが多くて怖い、周りに迷惑をかけているのではないか、と不安な気持ちでいっぱいのようです。不安感が大きいと先のことを考えられず、いくら考えても堂々巡りになってしまいますよね。そんな時には十分に休息を取り、気分転換をした上で、ゆっくりと自分の声に耳を傾けてみることが大切です。周りがどう思うか、どう見られているか、迷惑をかけていないかといった他人軸ではなく、自分はどうしたいのかという自分軸でこれからのことを考える時間を持てたら良いかもしれません。ご自身が今やってみたいことはどんなことでしょうか。仕事や人間関係のことは一旦置いておいて、これからの人生を自分はどう生きていきたいでしょうか。自分の心の声にしっかり耳を傾ける作業が、今は必要な時なのかもしれません。
1人で考えていると、ついついネガティブな方向に考えが向いてしまったり、気持ちが混乱してしまったりしがちです。カウンセリングではお話を伺いながらクライアントさんのお気持ちを整理し、これからのことを考えるお手伝いをさせて頂いています。人は誰かに受け入れられ、じっくりと話を聞いてもらうことによって、自分自身をより理解し受け入れていくことができます。必要があればカウンセリングの利用も是非ご検討くださいね。 桃太郎くん様の心の負担が減り、穏やかな毎日を過ごしていくことができますように、応援しています。