お話の詳細
別れ・離婚
コーヒー豆_レベル._アイコン.ひらばのほし
19日前
熟年離婚
今の暮らしをリセットしたいのですが、経済的なこと含めて言いだせない状況です。 離婚を言いだせば、こんなこともあんなこともと色んな将来的想像できない壁が出てくるかもしれません。でもどうしても独りになりたいのです。家族や周りに左右される暮らしが重いのです。今後独りでも大丈夫?と考えましたが、決断した自己責任は負うつもりです。 普通な暮らしが幸せなんだよと世間様はよくおっしゃいますが、それが私にとればすごいことでとても重たく感じてしまうのです。
不安ストレス不眠症うつ
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専門家プロフィール
亀田 沙織 さんの専門回答
16日前
”普通”の基準は人によって違いますよね
#ストレス #うつ #不眠症 #不安
はじめまして、カウンセラーの亀田と申します。今の暮らしが重たいと感じられているのですね。恐らくその状況で長年過ごされてきたのではと思うとこれまで本当に頑張ってこられたのですね。
[今回の悩み]
今の暮らしを一度リセットしたいという強い気持ちを抱えているけれど、 経済的な不安や、離婚したあとに起こりうる未来のできごとを考えると怖くて言い出せずにいらっしゃる。 周囲から「普通の暮らしが幸せだよ」と言われても、ひらばのほしさんにはその“普通”がすでに重荷になっていて、 家族や周りに左右される生活そのものが心を圧迫している状況。 「独りになりたい」という思いは本気で、決断に対する自己責任も負うつもりでいるけれど、 気持ち・経済・将来の不安が絡み合って、動けずに苦しんでいらっしゃる。
[悩みの原因・分析]
ひらばのほしさんの苦しさの根っこには、 “自分の人生を自分で選べない窮屈さ”と、“頑張る場所がもう限界を超えてしまっている疲れ” が重なっているように見えます。 心は、本当にしんどくなると ・眠れなくなる ・常に不安がまとわりつく ・未来を考えると胸がぎゅっと痛む ・「普通」が重く感じる という反応を出します。 ずっと我慢しつづけてきた証拠だと思います。 さらに、離婚を考えても行動に移せないのは、 “将来の危険を避けようとする自然な防衛反応”ですね。 人は大きな変化が怖いと感じるようにできています。 まして経済・生活・孤独…この3つの不安が同時にくると、動けなくなるのは当然です。 ひらばのほしさんの場合、 「独りになりたい」という願いは衝動ではなく、“自分を守りたいという強い意志”のように感じます。 ただ、気持ちと現実の整理が追いつかないまま抱えている状態なので、 心が疲れ切って、うつ状態や不眠、不安が強まっているのかもしれませんね。
[やってみましょう!]
大きな決断が必要な時ほど、 いきなり“離婚するか・しないか”の二択で判断しなくていいんです。 心が疲れた状態で決めると、どんな選択でも後悔しやすくなるからです。 ここでは、ひらばのほしさんの心が少し楽になる、負担の少ない方法をお伝えしますね。 1. 「気持ちの整理の時間」をつくる 決断の前にまず必要なのは、“自分の本音を安全に言える場”です。 思いを書き出す、誰かに話す、こういった作業は心の圧力をゆっくり下げてくれます。 2. 「離婚に向けた現実面」を小さく分けて考える いまは“大きな山”に見えているものでも、 ・経済のこと ・住む場所 ・手続き この4つを一気に考えない方が心が壊れません。 まずは1つだけ、小さな疑問から調べてもOKです。 3. 「独りになりたい気持ち」に罪悪感を持たなくて大丈夫 その願いは、逃げではなく“自分を取り戻したい”という前向きなサインです。 4. いきなり環境を変えなくても、心の負担を減らすことはできる たとえば ・一時的に距離を置く時間をつくる ・1人になれる日を増やす ・信頼できる専門家に話す こうした“小さな変化”だけでも心の重さは確実に軽くなります。 5. 心と体の症状(不眠・不安・落ち込み)が強い時は、判断を急がないことをお勧めします。 心が回復してくると、今とは違う景色が見えることがあります。 決断は、心が少し回復したタイミングで十分間に合いますよ。
ひらばのほしさんが“独りになりたい”と感じるほど追い込まれてきたその背景には、 長いあいだ自分を大切にできなかった苦しみがあったんだと思います。 その重さを一人で抱えてきたこと、本当に頑張り続けてきたんですね。 実際のカウンセリングでは ・離婚という大きなテーマを、焦らず安全に整理すること ・気持ちと現実をどう切り分けて扱うか ・今後の人生を“自分のペース”でつくり直すプロセス を一緒に進めていけます。 誰かと一緒に考えることで、 「この決断は本当に自分のためのものなのか」 「何を優先すると心が軽くなるのか」 がクリアになっていきます。 人生の大きな岐路にいる今こそ、 ひとりで背負わなくていい場が必要です。 安心できる対話の中で、ひらばのほしさんの選択を大切に支えていけます。 ここから先は、苦しさではなく“回復のための時間”に変えていけます。 応援しています。