お話の詳細
自分の性格
コーヒー豆_レベル._アイコン.よぞらのほし
1ヶ月前
人格改善したい
生きている中で人に言えないことが多く、性格が歪んでいるなと思います。 わたしはいわゆるきょうだい児で、疾患のある家族を助けながら生きてきました。 その人を助けていた理由は、家庭内で支援が必要だったからであり、私はたぶん相手を理解したいとも助けたいとも思っていません。 相手のことが好きではないにもかかわらず、人にやさしくする、という対応だけはそれなりに身につきました。 今はその人との交流はありませんが、自分の内面の満たされなさ、性格のキツさ、冷淡さ、無力感と、表向きにいい人でいなければ、優しい振る舞いをしなければという強迫観念を整理したいです。 偽りの自分しか望まれていないのは嫌です。 人と本音で関わりたい。たとえそれが善人らしくなくても。2面性を持つのがしんどい。他人の事情に踏み込みたくないから支援や優しさが必要な相手とはもう関わりたくない。重いのは嫌だ。距離感がほしい。 好きであれる人とだけ過ごしたい。他人の重い過去や事情、そういった物に触れたくない。 くだらないことで笑いながら生きていたい。 飲み込んできた言葉が多すぎる。
コンプレックス
専門回答希望 0個, 共感 2個, コメント 1個
専門家プロフィール
滝 真樹子 さんの専門回答
1ヶ月前
たくさんの言葉を飲み込んできたんですね
#きょうだい児 #性格 #メンタルヘルス
よぞらのほしさん、こんにちは。臨床心理士・公認心理師の滝と申します。投稿を拝見し、よぞらのほしさんが今までに本当にたくさんの言いたかった言葉を飲み込んで我慢してきた様子が伝わってきました。
[今回の悩み]
疾患のあるご家族をサポートする立場として長い間過ごしてきたという、よぞらのほしさん。たくさんの我慢を重ねてきた経験からか、相手のことを好きでなくても優しく接するという対応が身についていらっしゃるのですね。ただそんな二面性を持つのは本当は嫌で、偽りの自分ではなく本音で人と関わりたい、支援を媒介としたような関係性はもう持ちたくないという切実な思いを抱えていらしゃるようです。
[悩みの原因・分析]
小さい頃からご家族を支える立場としての役割を求められてきたよぞらのほしさんは、きっとこれまで自分の本来の気持ちを数々の場面で抑えてこなければいけなかったのでしょう。そうやって生きてきた結果、家族以外の人と接する際にも、表面的に優しくする術が身についてしまった。それはよぞらのほしさんが逃れられない環境から自分を守るための術であったのかもしれません。本音で付き合える好きな人と過ごし、くだらないことで笑いながら生きていたい。そんな願いは、人として自然な気持ちです。今までたくさんの我慢や苦労を重ねてきたよぞらのほしさんに、そうやって過ごせる日々がいつか来てほしいと、投稿を読んでいて応援したい気持ちになりました。
[やってみましょう!]
今はサポートしていたご家族の方との交流はないとのことでしたが、現在は介護・支援の負担が減り、落ち着いて過ごせているようでしたら良かったです。ご自身の性格を振り返った時に、今まで内面的に満たされなかった部分や表面的な優しさに気付き、二面性があるように感じられたのですね。 ただ、誰しも生きていく上で二面性というのは持ち合わせているものであり、表面的に接することがあるからと言ってそれが人格の歪みと直結する訳ではありません。程度の差こそあれ人間関係や仕事を乗り切るためには誰しも「会社の顔」「営業の顔」「お店の人に対応する時の顔」など、色々な顔があるものです。話す相手や接する人によって態度を変えたり、表面的な優しさを保って本音を隠すというのは、大人になるということかもしれません。そういう意味でよぞらのほしさんは人より少し早く大人にならざるを得ない環境にいたというだけで、性格が歪んでいるとか、自分を偽っているということでもないのではないかと感じました。表向きの対応をしてしまうことをあまりネガティブに捉え過ぎず、自分のスキルの一つと考えてみても良いように思います。 よぞらのほしさんにとっては本音を隠して優しく接することが、辛い環境から自分の心を守る防衛手段だったのかもしれません。その防衛手段が今でも人間関係で発揮されているのであれば、上手に複雑な人間関係を乗り切っているとも言えます。ただ、常に自分の気持ちを押し殺して人と接するのは窮屈だし、本当の意味で相手と関われていないように感じてしまいますよね。誰にでも自分の本音を伝えなければいけない訳ではありませんが、ついつい気持ちを隠してしまうクセがついているのだとしたら、伝えたい相手には少しずつ気持ちを伝える練習をしてみるというのも良いかと思います。 日々の小さな自分の希望、例えばメニューを選ぶときにこっちの方が良いとか、仕事であれば本当はこっちの方が良いと思っているというような提案事を、一日に一つでも良いからやってみて、できたら自分をたくさんほめてあげる。実践できたことを日記に書いて、相手の反応や自分の気持ちを振り返ってみるというのも良いかもしれません。きっと周りの人も、大切な人であれば気持ちを伝えてくれたら嬉しいと思うし、自分が気持ちを伝えれば相手ももっと自分のことを話してみようという気持ちになるのではないでしょうか。
幼い頃からの家庭環境の中で身についてきた人間関係の型を変化させていくというのは、なかなか難しいものです。変えなくちゃ、改善しなきゃと思い込み過ぎることなく、二面性を持った自分自身のことも丸ごと受け入れ、より前向きに捉えていけると良いのかもしれません。ご自身の性格についてや、その背景にある家庭環境、人間関係についてカウンセリングでじっくり振り返り、見つめ直してみるというのも、気持ちの整理に役に立つかと思います。機会があれば、是非利用してみてくださいね。よぞらのほしさんが心の重荷を少しずつでも降ろして、本音で付き合える相手と健やかな関係を築いていくことができますように、応援しています。どうぞご無理のないようにしてください。