2年間付き合っていた彼女に嘘をついて別れてしまい、そのことを今も深く後悔していらしゃる。 当時はうつ状態で、生きる気力がなく、心が弱っているところに別の女性から連絡があり、目移りしてしまったとのこと。 その結果、そばにいてくれた彼女を傷つけ、別れを選んだのですね。 別れてから2年経ち、他の人と付き合ってみてもやはり彼女のことが忘れられず、 「謝りたい」「笑い合いたい」「もう一度やり直せたら」と強く願っている。 でも今、彼女には新しい恋人がいて、幸せそうな姿を見て嬉しい反面、自分の中の“取り戻せない現実”に苦しさを感じていらっしゃる。

かげぼこりさんの苦しさの根っこには、「罪悪感」と「喪失感」があるんだとお見受けします。 彼女を傷つけたという後悔と、自分自身を責め続けている気持ち。 そして、「もうあの時間には戻れない」「取り返せない」という悲しみで心の整理がつかない。 愛していたからこそ、ちゃんと謝りたいし、もう一度彼女を笑顔にしたいと思うのでしょう。 そして、「あのときの自分」を許せない気持ちがずっと胸の中で動いている。 同時に、当時のうつ状態という心の疲れも大きく影響していたのではないでしょうか。 人は心が限界に近いとき、冷静な判断ができなくなり、“逃げるような選択”をしてしまうことがあります。 それは「クズだから」ではなく、「心が助けを求めていたから」ですよ。

１、謝るよりも先に、自分を少しだけ許す かげぼこりさんは、長い間ずっと彼女に謝りたい気持ちを抱えてきましたね。 でもその前に、「あのときの自分を少しだけ許す」ことが必要です。 彼女を傷つけたことは事実なのかもしれません。 でもそれ以上に、「あのときの自分も苦しかった」という事も忘れないでください。 自分を許すことは、彼女への誠実さを失うことではなく、「もう同じ過ちをしない自分」へと成長する第一歩ではないでしょうか。 ２、彼女への想いを“罪”から“感謝”に変えていく 「取り戻したい」という気持ちは自然です。でも、もし彼女が今幸せに生きているなら、 　その幸せを「自分が過去に愛した人の笑顔」として受け止めることで、 　その想いは“未練”から“優しさ”に変わっていくと思います。 ３、どうしても伝えたいなら、“相手の幸せを壊さない形”で一言だけでも伝えたい気持ちが強いなら、 　「ごめんね」「ありがとう」「幸せでいてね」などの言葉を、手紙やメッセージで静かに伝えるのもひとつの形です。 　ただし、それは“やり直したい”ためではなく、“心を整えるため”と捉えると良いです。 　相手の今の関係を尊重することが、最後にできる「優しさ」でもあります。 ４、そして、今度は“自分を幸せにする番” かげぼこりさんは、人を本気で愛せる人なんですね。 だから、これからはその優しさを自分にも向けてあげてほしいなと思います。 「誰かを幸せにできる自分」になるために、今度は自分の心を丁寧に癒していくことが、次の恋の土台になりますよ。

カウンセリングでは、「彼女への想い」や「罪悪感」とどう向き合うか、 そして「これから自分はどう生きていきたいか」を 一緒にゆっくり整理していくことができます。 彼女への愛が本物だったからこそ、 次は「自分を大切にできる愛し方」を学ぶ番です。 そのお手伝いを、カウンセリングの中で一緒にしていけたら嬉しいです。 応援しています。