離れているご家族の方に、被害妄想のような症状が強く出ていらっしゃるとのこと。疑い深く、猜疑的になってしまっていて、鍵や携帯を変える騒ぎにまでなってしまったようです。病院にもなかなか行く気がないとなると、ご家族の方の負担は大変なものになってしまいます。わかちゃん様も仕事でお忙しい中同居のご家族から頻繁に電話で愚痴を聞いたりと、対応に苦慮されているのですね。今の状態だと、サポートするご家族の負担が大きすぎるような印象を受けます。

妄想の内容が非合理的だと分かっていて、本来ならあり得ないはずだと本人が分かっていれば強い思い込みだけで済むのですが、ご本人は本当にそうだと信じ切ってしまって恐怖を感じているのですよね。こうなると本当に妄想症状となり、治療の対象となります。周りのご家族も大変ですし、ご本人も実際に恐怖を感じてしまう訳ですから、辛いですよね。わかちゃん様としては、統合失調症を疑っていらっしゃるとのこと。確かに、統合失調症の妄想症状にはこういった被害妄想や個人情報、付きまとい等に関するものが多く出現します。

その方のご年齢によっては、妄想症状が認知症によるものという可能性も考えられます。認知症でも気性が荒くなるなど性格に変化があったり、大事な物を盗まれた、知らない人が家の中に入ってきた等の妄想が出てくることもあります。入院した病院があるようですので、診断については医療機関での判断に従うべきかとは思いますが、投稿を拝見した限り可能性としては考えられるかもしれません。 認知症の妄想症状への対応については、説得したり事実を伝えても余計混乱を招くだけですので、相手の調子に合わせ、不安に寄り添うという対応も大切です。そうなんだね、困ったよね、だから専門の所へ相談に行こうね、と行って病院へ連れていくというのも一つの方法かと思います。統合失調症だとしたらやはり治療の継続は必要ですし、認知症の場合は完全に治すというのは難しいのですが、治療によって進行の速度を緩やかにできる場合があります。いずれにしてもご家族の負担を減らすためにも、なんとかして再度医療へ繋げたいところですよね。 コメントには、ご家族が市役所の相談へも行かれたとの言及がありました。その結果、通院中の病院で地域連携に相談するよう言われたとのこと。入院もした病院がある訳ですから、治療経過もきちんと把握している病院で対応を相談するというのは納得のいく回答かと思います。病院の地域連携室にはソーシャルワーカーさん等の専門家もいらっしゃると思いますので、症状を伝えて対応を相談できると思います。ですが同居家族の方にも様々なご事情があり、相談に出向くのもなかなかハードルが高いという時もありますよね。最近は精神科の訪問診療や訪問看護を実施している病院やクリニックも多いですので、そういったサービスを利用してご自宅で状態を見て頂くというのも良いかもしれません。自宅での医療行為も保険適用となりますので、自立支援制度や高齢者医療制度も利用できます。お住まいの地域でそういったサービスが利用できるか、調べてみても良いかと思います。

色々な方に丁寧にコメントをされているわかちゃん様ですので、きっと普段の生活でも気持ち的に受け取る部分が多く、気疲れすることも多いのではないかと想像できます。普段の家族関係や人間関係、職場での付き合い等でもきっと様々な場面で気を遣って生活されているのではないでしょうか。日々考え過ぎたり気疲れしてしまったりする方には、日常のストレスや人間関係でのお困りごとについて第三者に話す場が役に立つ場合があります。気持ちの整理をするためにカウンセリングも効果的かと思いますので、良かったら是非お声かけくださいね。わかちゃん様の心の負担を少しでも減らしていくことができますように、応援しています。