現在大学二年生のなやむさかなさんは、色々な身体症状がありここ3週間ほど学校に行けていないとのこと。体が重く頭痛がして、無気力・抑うつ感もかなり強いのですね。食欲もなく、身の回りのこともできないという状態のようです。とても追い詰められ、もう限界という切実な思いが伝わってきました。

以前もコメントをさせて頂いたかと思います。その時は躁鬱のような気分の波があり、落ち込みが強く何もする気になれない時と、逆に活動的でお金を使い過ぎてしまったりイライラして暴言を吐いてしまったりといった時の差が大きいようでした。今は落ち込みが強い状態ということでしょうか。心配になって他の投稿も拝見させて頂きましたが、授業にはなかなか行けないものの、少し落ち着いたらサークルには顔を出せるような時もあるようでした。うつの時には日内変動というのがあり、午前中は体が重くて動かなくても、午後になるとなんとか動けてくるという時もありますので、午後からのサークル活動は比較的参加しやすいのかもしれませんが、最近はどうでしょうか。いずれにしても、今回の投稿を拝見した限りかなり心配な状態ですので、できるだけ早く適切な支援を受ける必要があるように思います。

以前、コメントさせて頂いた時にも躁鬱と思われるような症状があり、心が限界を迎えているような様子でしたので、大学の精神医療相談やキャンパスカウンセラーの利用についてお伝えさせて頂いたかと思います。今回の投稿を読む限りでは、無気力感が強く誰にも相談できない状況で、まだどこにも支援に繋がっていない様子が伺えます。ですが、前回よりも調子は落ちているように感じますし、このままだとなやむさかなさんの心と身体が本当に心配です。 外に出るのが難しいようであれば、大学の学生支援課に電話をして、今の状態を伝えてみてはいかがでしょうか。大学内で利用できるサービスや制度について、具体的に教えてくれると思います。また、食欲もなく吐き気があるとのことでしたので、精神科等の予約が必要な医療機関への受診にハードルが高いようであれば、お近くの内科をまずは受診してみても良いかもしれません。やはり食べられないと、外出しようという意欲も減退してしまいます。まずは器質的な部分について、しっかり検査をしてもらうというのも良いかと思います。 そしてやはり投稿内容を見た限り、抑うつや無気力感についても今はサポートが必要な状態だと思われます。外出もままならないようでしたら、精神科の訪問診療や訪問看護サービスを利用してみるというのも一つの方法です。最近は大学病院等の大きい病院だけでなく、地域のクリニックでも訪問診療を受け付けている所も増えてきています。洗濯がたまり、片付けもできない様子とのことですので、このままセルフネグレクト傾向がひどくなっていくと大学復帰もより難しくなってしまいます。訪問診療というと利用料金が高くつくイメージもありますが、精神科の自立支援医療制度が訪問にも適用されますので、制度をうまく使えばそこまで高額にならずにすみます。もし良かったら近くで利用できそうな所がないかどうか、調べてみてくださいね。 また、なやむさかなさんは親に心配をかけたくない、迷惑をかけたくないというお気持ちが強いようでしたが、以前のコメントでもお伝えした通り、上京して一人で頑張っている子どもの状況が分からず気付いたら取り返しのつかないことになっていたというのは、それもまた辛いことです。どうしても今身の回りのことができないというのであればご家族に短期間でも来てもらったり、ご実家で静養したりといったことも一つの選択肢かと思います。どうか今は心身の回復を最優先に考えてくださいね。

もしかしたらまた躁状態に入ったら、元気に動けるようになる時が来るかもしれません。でも、それはそれで長い目で見るととても不安なことですよね。動けるようになったからと言って放置せずに、その時こそ落ち込み期や気分の波への対処についてきちんと専門機関で相談しておくというのも大切だと思います。大学生活での人間関係やメンタル面での不調について、こちらでもオンラインで相談をお受けすることができますので、機会があれば是非ご利用ください。無気力感が強く外に出られないという時に、オンラインでの相談ですと比較的お話がしやすいかもしれません。 きちんと休息を取り、なやむさかなさんがまた美味しく食事をしたり楽しく大学生活を送ったりすることができる日が来ることを願っています。どうぞご無理のないようにしてください。