家に帰れば喧嘩が絶えない環境の中で育ち、最近はお父さんが突然亡くなり、精神的に不安定なお母さんと、精神疾患のある兄弟と暮らしている。 お母さんは兄弟の症状に理解を示せず、ヒステリックに責めたり泣いたりしてしまい、そのたびにまみむメモさんは対応に困ってしまう。 言わなければ怒られ、言えば否定され、どちらにしても居場所がなく感じてしまう。 これから忙しくなる学校生活に、この状況が重なれば、周囲に迷惑をかけてしまうのではという不安もある。 家の環境は自分では変えられず、この状況とこの先の状況を思い苦しさを抱えている。

家庭内で役割を押しつけられたり、誰かの感情の後始末を負わされるような状況が続くと、「自分がどう動けば正解なのか」がわからなくなってしまうことがあります。 特に、 ・言ってもダメ ・黙ってもダメ という状態は、どうしていいのか分からないし、自分の存在そのものが否定されているように感じてしまう。 その状況は精神的に消耗しやすい環境と言えますよね。 この状況はまみむメモさんが弱いというわけではなく、家庭内のストレスや役割の偏りが根幹にあるう。 まみむメモさんに過剰な負担がのしかかっている状況が継続しているからだと思われます。 まみむメモさんじゃなくても、誰であっても苦しくなる環境とも考えられます。

家庭そのものを変えるのは、あなた一人では難しいことかもしれません。 だからこそ「家のことの全部に対応しなければいけない」 という思いから、少し距離を置く工夫が必要な場合もあります。 例えば、 ・家で巻き込まれそうになったら、短時間だけでも自分の部屋や別の空間に避難する ・お母さんの気持ちを受け止めすぎず「いま母は不安定なんだな」とその状況だけを見つめる ・学校の先生、スクールカウンセラー、信頼できる大人など、第三者に現状を共有しておく 例えばこういったとように、まみむメモさんが全部を背負わないための逃げ道を作っておくことは、まみむメモさん自身の心を守るために必要なことでもあります。 まみむメモさんが家庭の問題の「調整役」にならなくても良い場面まで、背負わないようにする「心の線引き」を考えてみませんか？

家族の感情に巻き込まれ続ける状況は、自分の感情や、他の人との境界線がわからなくなりやすい環境だと思います。 その点でカウンセリングでは、 ・あなたが背負っている役割を整理できる ・家族との距離の取り方を、一緒に考えられる ・「自分の気持ち」を取り戻す感覚が育っていく ・学校生活で疲れすぎない工夫も相談できる こうした形で、日常の呼吸が少しずつしやすくなることがあります。 マインドカフェのように顔を合わせずに話せる場所なら、負担が大きい時期でも利用しやすいと思います。 たとえ家のことであっても一人で抱え込まず、他の人と一緒に考えていくことで心と状況が整理できたりします。