最初はとんぼぎりさんへのいじりのつもりだったのかもしれないことが、今では明らかに自分にとって苦しい状況。 注意しても変わらず、気づけばクラス全体や他のクラスの人にまで避けられ、距離を取られているように感じてしまっている。 学校には推薦入試のためにも行かなくてはいけない状況で、逃げることもできず、どうすればいいのか分からなくなっている。

「いじり」という言葉が使われることがありますが、相手にとって苦痛を伴うものは、いじりというより攻撃に近いものに感じてしまいます。 ましてや、大勢にそのような囲まれるような状況が続くと、心が常に緊張してしまっても無理はありません。 そして「どうして自分だけ？」という気持ちが湧くのも自然な反応だと思います。 人との関係がうまくいかないと、つらいし、自分自身の存在って何なんだろう…という感覚にもなってきますよね。 それはとんぼぎりさんが悪いからではなく、とんぼぎりさんの周りの環境へのストレスが大きすぎて起こっている反応でもあると思います。

今の状況をすぐに変える、そう思うのはますます自分を追い詰めることになるしますますつらくなっていくかもしれませんよね。 いまの状況を少しでも軽くする方法として、例えば次のようなことを試してみてはいかがでしょうか。 ①ひとりで抱えないこと 　担任や学年の先生、スクールカウンセラーがいれば、淡々と事実を伝えてみるのも一つの方法です。 「つらい」という感情はもちろんですが、どうつらいのか具体的な出来事を言葉にして伝えると、とんぼぎりさんに対して周り方も考えやすいと思います。 ②距離を置ける場所を把握しておく 　休み時間や授業前後など、少しでも安心できる空間や人がいるだけで、心が限界まで削られにくくなります。 ③推薦入試という目的を区切りにする 　「この期間だけは乗り越えたい」と目標を小さくすることで、自分の体力を保ちやすくなることがあります。 ④「我慢するだけ」という形ではなく、逃げ場や味方を少しずつ持っていくイメージです。

とんぼぎりさんの今の状況では、自分が悪いと感じやすくなり、気持ちも消耗しやすいと思います。 専門家と話す場があると、例えば ・自分が、何に対して負担になっているのか整理できる ・相手の言動と自分の価値をごっちゃにせずに済む ・自分の心を守るための視点が持てる ・今の環境をどのように乗り越えていくか、一緒に考えられる 例えばこのようなことができると思います。 とんぼぎりさんが感じている苦しさは、決して「大げさ」でも「弱さ」でもなく、ひとりで抱えるには重すぎる状況なのだと思います。 自分の気持ちに気付いてとんぼぎりさんがここに書けたこと自体、すでに一歩踏み出している証拠かもしれません。 自分の心が壊れてしまう前に、頼れる場所に少し寄りかかってみてもいいのではないでしょうか。 とんぼぎりさん、どうか一人で抱えないでください。 応援しています。