上は小5から下は2歳まで、4人のお子さんの育児をされているという塚ちゃん様。ご主人は仕事が忙しくて休みがほとんどない中、お1人で毎日の育児に奮闘されていらっしゃるのですね。更に不登校傾向のご長男の対応にも苦慮される毎日で、疲弊が蓄積しているご様子。夜も眠れない日が続き、無気力で、家事や身の回りのことができないという時もあるのですね。相当お疲れのご様子で、心配になります。

そもそも4人のお子さんの妊娠・出産を乗り越えてこられたというだけでも、塚ちゃん様は既に十分頑張ってきました。上に3人のお子さんを抱えながらの三男のご出産、そして2歳になるまでの今までの育児。想像を絶するご苦労があったのではないかと思います。毎日のことだとそれが当たり前になってしまって、全然頑張れてない、もっと頑張らなきゃと思う時もあるのかもしれませんが、塚ちゃん様がこれ以上頑張らなきゃと思うようでしたら、そうさせている社会構造がいびつだと言わざるを得ません。とにかく塚ちゃん様が頑張れていないなんていうことはありません。未就学児を含む4人のお子さんを育てている塚ちゃん様が時に無気力になったり、お風呂に入れなかったりする日があったとしても、それは当たり前のことです。

スクールカウンセラーをしていると不登校のお子さんの対応についてご相談をお受けすることが多いですが、小5の男の子の不登校、とても気を遣うし、暴言や情緒不安定もあったらかなり心が擦り減るような毎日なのではないでしょうか。不安定なご長男に振り回される日々の中、家事や下のお子さん達のお世話などやるべきことは山積みで、休み暇がないですね。脳がリラックスできなくて不眠になったり、気持ちが鬱々としたりといった状態になるのも頷けます。それだけ今、塚ちゃん様の心は疲れて限界に近いということかと思います。 ご主人は仕事が忙しいとのことですが、それ以外に育児で頼れる方はいらっしゃいますか。こんな時にはなりふり構わず、頼れる人にはできるだけ頼って、使える制度は使える限り使ってなんとか心身の回復に努めることが大切です。ご自身を大切にして労わることが、長期的に見ればご家族のためでもあります。自治体によっても支援制度にだいぶ差がありますが、多子家庭に対して独自の支援をしている自治体もあります。ホームヘルパーの派遣、保育園の優先入園など、利用できる制度についてお住まいの地域の子育て支援課に問い合わせてみても良いかもしれません。就労をしていなくても、多子家庭に対しては保育指数が加算されて保育園に入園できるケースもあります。あまりにも鬱々として辛い、身の回りのこともできないということでしたら、病院で診断書をもらえればそちらも申請の際の保育指数に加算することができます。2歳というと、自分で動ける範囲やできることも増えて活動的になり、かなり手のかかる時期です。もし下のお子さんが保育園に入園できるのでしたら育児負担はだいぶ軽減されるのではないかと思います。 また、ご主人の仕事が忙しいようでしたらご主人の職場で利用できる子育て支援制度がないか調べてもらっても良いかもしれません。会社によってはベビーシッターや家事代行に対して補助が出る場合もあります。仕事が忙しくてなかなか実際の育児には参加できなかったとしても、使える制度について調べて、手配してもらうということ位はお願いしても良いように思います。とにかく塚ちゃん様の心と身体の健康が心配です。ご主人にも現状を話し、塚ちゃん様の日々の負担を減らすためにできることについて話し合ってみるというのも良いのではないでしょうか。

日々の育児に忙殺されていると、使える制度について調べたり相談に行ったりというのもなかなか重い腰が上がらずやる気が起きないということもありますよね。しんどい時には、無理をする必要はないと思います。今の塚ちゃん様にとって、日々きちんと家事をこなしてお風呂にも入って、というのはそもそも無理なように感じます。できていない、頑張れていないということばかりに囚われず、少しでもできたことやほっとできたこと、笑えたことがあれば良し、位の気持ちでいても良いかもしれません。よろしければご長男の不登校や育児のストレス、ご自身のメンタルについて等、オンラインカウンセリングで専門家と話をしてみませんか。夜遅い時間でも対応できるカウンセラーが在籍しています。誰かに話をするだけでも、少し気持ちが落ち着くということもあるかもしれません。機会があれば是非、お声がけください。塚ちゃん様が少しでもほっとできて、心穏やかに過ごせる時間が持てますように、お祈りしております。