お話の詳細
病気・からだ
コーヒー豆_レベル._アイコン.あい19
2ヶ月前
精神科セカンドオピニオンを検討中だが今の主治医に情はあるため気持ちがまとまらない
精神疾患で精神科に通っています。 ですが、今の病院ではいつもの薬を処方していただくのと少し話を聞いてもらえるだけで根本的治療になっているとは感じません。 そのためセカンドオピニオンを検討中です。 しかし、自分が本当に辛くてどうしようもなかった時に助けてくれた場所であり、主治医への情も深いです。病院を2つ掛け持ちするわけにもいかないし、お金もかかってしまいます。根本的治療をしたいけれど、今の主治医と別れるのも少し寂しい気持ちがしてしまい、気持ちがまとまりません。また、セカンドオピニオンとして検討中の次の病院へ通うには、今通っている病院からの紹介状がいると言われたため、今の主治医に何と伝えて良いかも分からず、自分で伝える勇気もありません。 どうしたら良いでしょうか。
パニックめまい不安身体症状ストレス不安定_躁うつうつ無気力
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専門家プロフィール
佐藤 真紀 さんの専門回答
2ヶ月前
セカンドオピニオンを考えているものの、長く支えてくれた主治医への情や感謝の気持ちがあり、離れることに迷いがある
#パニック #不安定 #ストレス #無気力 #不安 #うつ #身体症状 #めまい
あい19さん、こんにちは。 カウンセラー、公認心理師、精神保健福祉士の佐藤真紀と申します。 よろしくお願いいたします。 お話しくださってありがとうございます。 「いま通っている病院への信頼や情がある一方で、治療の行き詰まりを感じている」 その葛藤の中で悩まれているお気持ち、とても伝わってきました。 誰かに助けてもらえたという感謝と、変化を求める気持ち。 そのどちらも大切で、どちらを選んでも間違いではありません。
[今回の悩み]
あい19さんは現在、精神科で治療を受けておられますが、薬の処方と短い面談だけでは根本的な改善につながっていないように感じているのですね。 そのためセカンドオピニオンを考えているものの、長く支えてくれた主治医への情や感謝の気持ちがあり、離れることに迷いや寂しさを感じている。 さらに、紹介状が必要なことから、どう伝えればいいのか不安に感じていらっしゃるのですね。
[悩みの原因・分析]
あい19さん 主治医との関係には、信頼や安心感だけでなく、「この人に見放されたらどうしよう」という不安も入り混じることがあります。 通院を重ねるうちに、主治医はあなたの病気だけでなく、あなたの人生の一部を支えてきた存在です。 だからこそ、「別の病院に行く」と伝えるのは、まるでその関係を裏切るように感じられてしまうのかもしれませんね。 しかし、セカンドオピニオンというのは「主治医を否定する」行為ではなく、「より自分に合った治療法を一緒に探すための選択」です。 気持ちが揺れるのは自然なことですし、どちらを選んでも自分を大切にしようとしている行動であることに変わりはありません。
[やってみましょう!]
まず、セカンドオピニオンを検討することはとても前向きな行動です。 今の治療が合っているかを確認したり、別の角度からアプローチを見つけたりすることは、むしろ回復を早めるきっかけになる場合もあります。 主治医に伝える際は、率直に「今の治療に感謝しているけれど、より良い方法があるか確認したいと思っています」というニュアンスでお話しすると良いかもしれませんね。 医師の中には、紹介状を書くことを通して他の意見を取り入れることを前向きに受け止めてくれる方も少なくないんですよ。 どうしても自分で話すのが難しい場合は、メモに書いて渡す形でも大丈夫です。 また、「紹介状を書いてほしい」と伝えることが難しい場合は、病院の受付や病院の相談員にまず相談してみるのもひとつの方法です。
マインドカフェのカウンセリングでは、こうした“心の整理”を一緒に進めることができます。 たとえば、「感謝と離れがたい気持ちが同時にあること」や、「変わりたいけれど怖い気持ち」を丁寧に言葉にしていくこと。 その過程で、今の自分にとって一番安心できる選択が見えてくるかもしれません。 心を支えてくれた人との別れには、かならず迷いやこころの痛みが伴います。 けれど、その痛みの中に「これからの自分を大切にしていく力」も含まれています。 焦らず、少しずつ。 「よりよく生きたい」という、あい9さんのその気持ち自体が、もうすでに回復への第一歩なのだと私は思います。