お話の詳細
メンタルヘルス
コーヒー豆_レベル._アイコン.健康ブラザーズ
2ヶ月前
2年前乳がん手術を受けて、ホルモン治療を継続中ですが、薬の副作用から強制的に更年期を迎え、身体に現れる副作用もですが、それ以上にメンタル不調がひどく、心療内科にも通院しております。 更年期ということも、家族からなかなか理解してもらえず、なお、それからの鬱症状は周りにいる家族に迷惑かけて申し訳ない気持ちでいっぱいです。
不安定_躁うつ
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専門家プロフィール
佐藤 真紀 さんの専門回答
2ヶ月前
心身の不調を家族に理解してもらえない中、自分が迷惑をかけているんじゃないかと申し訳なく思っている
#不安定 #躁鬱 #不安 #抑うつ状態
健康ブラザーズさん、こんにちは。 カウンセラー、公認心理師、精神保健福祉士の佐藤真紀と申します。 よろしくお願いします。 お悩みをお話しくださって、ありがとうございます。 治療を続けながら、身体の変化や心の不調に向き合ってこられた日々。 誰にも簡単にわかってもらえない痛みの中で、それでも「家族に迷惑をかけてしまって申し訳ない」と感じているあなたの優しさに、胸が打たれる思いがしました。
[今回の悩み]
・乳がんの手術後、ホルモン治療の副作用により強制的に更年期を迎えた。 ・身体的な不調だけでなく、メンタル面の落ち込みも強く、心療内科に通院中。 ・家族には更年期や心の不調をなかなか理解してもらえず、迷惑をかけているようで申し訳なく感じている。
[悩みの原因・分析]
ホルモン治療による更年期症状は、心身に急激な変化をもたらすことがあります。 ・ホルモンバランスの急な変化による自律神経の乱れ ・がん治療を経たことによる心の疲労や喪失感 ・「家族に理解してもらえない」「迷惑をかけている」と感じることによる孤独感や罪悪感 これらが重なって、強い抑うつ状態を引き起こしやくもあります。 「自分だけが弱いのではないか」「もっと前向きでいなければ」と思ってしまう、真面目で責任感の強い方ほど、心のバランスを崩しやすい傾向があります。
[やってみましょう!]
ここで、健康ブラザーズさんの今のお悩みに対する対策を少し書かせていただきますね。 ①「つらい」を我慢しない勇気を持つ まずお伝えしたいのは、「副作用で心が揺れるのは健康ブラザーズさんのせいではない」ということです。 ホルモン療法の影響は、医学的にも“感情を不安定にさせる”作用があると言われています。 なので、「私が弱いから」ではなく、「身体の変化が心に影響を及ぼしている」と捉えてみることはできませんか? ②「理解してもらえない」ときの、理解を求めすぎない選択 家族が更年期のつらさを理解するのは、正直なところ難しいこともあります。 人はそれぞれ、自分の体調のことは自分にしか感じ取ることができないからです。 無理に分かってもらおうとするよりも、「今日は少し体が重い日なの」「話を聞いてもらえるだけで助かる」と具体的に伝えることで、すれ違いが少しずつ減っていくこともあります。 ③「完璧に頑張る自分」をお休みさせる 病気の治療や家庭の中で、「しっかりしなきゃ」と思う気持ちは自然なことです。 でも、頑張り続けてきた健康ブラザーズさんには、頑張らない時間が必要かもしれません。 ほんの少しの「心の余白」を作ることが、結果的に心身の回復につながっていきます。
カウンセリングでは、家族に伝わりにくい気持ち(たとえば「申し訳なさ」「孤独」「やるせなさ」など)を安心して話せる場所があります。 気持ちを整理しながら、「どうすれば少しでも自分を楽にしてあげられるか」を一緒に見つけていくことができます。 マインドカフェのカウンセリングでは、専門家たちが、あなたのペースに合わせて寄り添わせていただきます。 治療の副作用と向き合いながら、少しずつ心の力を取り戻していくお手伝いができたら嬉しいです。 どうか、ひとりで抱え込まずにしてください。 健康ブラザーズさんの「つらい」をそのまま話せる場所を持っていてくださいね。