しろいねこさんはフリーのときは一人の時間も好きで、相手からの連絡がなかったり会えなかったりしても何ともないタイプだったのに、お付き合いを始めると毎回情緒不安定になってしまうとのこと。 今回もお付き合いを始められてから４か月が経っているけれども、１週間会えないだけで寂しくて泣けてしまう、返信が遅かったり少しでも冷たい素振りを感じたりすると覚められてしまっているのではと不安になり落ち込んでしまうのですね。 また、自分ばかり相手のことを好きなのではないかと思って相手の気を引くようなことをしてしまったり、でも結局我慢できなくなってもっと辛くなって相手にぶつけてしまうこともあるのですね。 そういったことは彼氏さんの前だけで、お友達の前では泣くことは全くないし、もともとの性格も少しのことでは泣くようなタイプではないとのこと。 ご自分でも感情コントロールがうまくできずに治したくても治せないと困惑されていらっしゃるご様子が伝わってきました。

しろいねこさんは普段は情緒も安定していて、どちらかというとしっかりした方なのではないかなと想像しながらご投稿を読ませていただきました。 しかし、恋愛関係となると感情を強く揺さぶられ、時には子どものように号泣してしまうこともあるとのこと。 恋愛関係というのは、それまでとは異なる種類の対人関係であり、友情関係や家族関係とは違った親密さがあります。 それ故に、普段お友達や家族には期待しないようなことも相手に期待してしまったり、依存してみたくなったりと、普段は表に出すことのない自分の内面が自分でもコントロールできないような形で出てくることがあるものです。 同様に、恋愛関係というのは相手との境界がわかりにくくなるところもあるように思います。 そのため、普段他者には決してぶつけることのないような感情が出てきてしまいやすくなったり、相手が自分の予想と異なる行動をとるととても不安になったり不快な気持ちになったりすることもあります。 しろいねこさんも、もしかすると普段は”他者に対して出すべきではない”と感じて抑えている感情が、彼氏さんに対しては思わず出てきてしまっているのかもしれません。

楽しいはずの恋愛関係で、情緒不安定になったり、自分の感情に振り回されて相手と喧嘩になってしまったりするのは嫌ですよね。 でも、普段人には見せないような内面までさらけ出せるほど、お相手のことを信頼しているとも捉えられるのではないでしょうか。 しろいねこさんの彼氏さんがどのように反応されているかはわかりませんが、しろいねこさんの不安や感情の爆発も受け止めて理解してくれているのであれば安心だなと願っています。 とはいえ、もちろん感情をぶつけられればそれだけお相手の感情も刺激されるものなので、時には険悪な空気になってしまうこともあるかもしれません。 まずはしろいねこさんがなぜそんなに不安になってしまうのか、彼氏さんにどんな期待を抱いてしまいやすいのかなどといったことを、本当に細かく見つめてみるのが良いでしょう。 例えば、”冷たい”と感じる彼氏さんの素振りにはどんなものがあるのか、そしてなぜそう感じてしまうのかを考えてみてください。 もしかするとそれはしろいねこさんの思い込みで、彼氏さんにはまったくそんな意図はない可能性もあります。 そうしたことを一つ一つ見つめていくことで、しろいねこさんが恋愛関係で相手に求めたくなるもの、期待したくなるものについて見えてくるのではないでしょうか。 そしてそれが見えてくれば、なぜご自分がこんなにも情緒不安定になってしまうのか、感情コントロールが難しくなってしまうのかを考えていくヒントにもなるはずです。

しかし、こうした作業をお一人でやるというのはなかなか難しいものです。 そもそも恋愛関係で冷静でいるということ自体、なかなかないかもしれません。 だからこそ、カウンセリングの場をご自分について、また彼氏さんとの関係を考える場として活用されると良いと思います。 自分一人では見つめることの難しい、ご自身の内面についてカウンセラーと共に話し合い、考えていくことで、しろいねこさんの感情の意味についても見えてくるでしょう。 ぜひ、お気軽にご利用ください。