案外自分って大丈夫ではないんだと今更気がついた。かなり前から普通ではなかったのに普通なフリしてたし普通なフリしなきゃ生きていけなかったし、大丈夫じゃないって言ったらあしらわれたから、そうせざるを得なかったのに。頼りにしてた人にあしらわれて、縋るように自分捻じ曲げてその人たちのこと大事にしてきたのに今度は背中を向けて線を引くのね。家族とはいえさ、悲しいよ。幸せな家族っていいな。わたしの家族って幸せじゃなかったっけ?幸せな記憶もあるよ確かに。でも不完全なんだよね。完全な家族なんていないだろうけどさ、不完全を愛せなかったね私たちは。それでいいや。もうおしまい。あなたが家族なんてただ血が繋がってるだけ、たまたま家族だっただけなんて冷たい言葉を放ったのはよく覚えてる。それは救いにもなる言葉だけど、でもあなたがそういうのなら、少なくともあなたに対してはそう思うことにするよ。