お話の詳細
仕事関係
コーヒー豆_レベル._アイコン.はいあんどろー
2ヶ月前
以前までできていたアルバイトができなくなった
私は2年前に、1年半もの間働いていたアルバイト先を腰痛が原因で辞めました。それから2年が経ち、年金や奨学金、お小遣いなどの将来のために働かなければいけなくなりました。しかし、この2年間で働かない日常が当たり前になり働くことに対して不安と緊張感を強く感じるようになりました。また、同じアルバイト先で働こうとするとまた腰を壊してしまうのではないか、長続きせずに迷惑をかけてしまうのではないか、とずっと考えては心を病んでいます。 さらに、就活をしようとすると企業との面談当日に体調を崩したり、就活うつによって食欲不振や頭痛などに悩まされてしまいます。 このことから、私は8時間勤務はできないのだろうと考え大卒フリーターとして働かざるを得ない状況に置かれています。 しかし、大卒フリーターはあまり良くないというネット記事を見たり、実際世間からの目は差別的なものだろうとわかっています。 ですが、どうしても8時間勤務は自分にとって苦痛だと考えています。 このようなわがままな私は適応障害や発達障害などの精神的な病気を患っている可能性は高いのでしょうか? 一度精神科を受診した際には、気分循環症と診断されています。    
頭痛不安病気ストレス仕事就活
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専門家プロフィール
鯨井 薫 さんの専門回答
2ヶ月前
働くこと
#腰痛 #仕事 #フリーター #8時間勤務 #不安 #緊張
はいあんどろーさん、こんにちは。臨床心理士・公認心理師の鯨井と申します。 2年の休養期間を経て、久しぶりのお仕事となると、不安に思うことも多いかと思います。 はいあんどろーさんのお話から、私なりに思ったことをコメントさせていただきたいと思います。
[今回の悩み]
はいあんどろーさんは、腰痛が原因で1年半働いていたアルバイトを辞めました。 その後2年、お仕事をしない期間を経て、再び働かなくてはならなくなりましたが、働くことに対して不安や緊張を強く感じるようになりました。 企業との面談当日に体調を崩したり、食欲不振、頭痛といった症状に悩まされています。このため、8時間勤務は難しいと考え、大卒フリーターとして働かざるを得ない状況となっています。 しかし大卒フリーターは世間から差別的にみられてしまう、かといって8時間勤務もつらいといった相反する考えの中で悩んでいます。 一度精神科を受診した際には、気分循環症との診断を受けました。
[悩みの原因・分析]
はいあんどろーさんのお話を整理すると、 まず、「働くことへの不安や緊張とそこからくる体調不良」、そして「8時間勤務はつらいがフリーターとして働くと世間から差別的にみられるのでは?」という2つがあるかと思います。 まずは「働くことへの不安や緊張とそこからくる体調不良」です。 ここでの不安として考えられるのは、腰痛の再発、仕事をするための体力、仕事を覚えること、職場の人間関係などでしょうか? いろいろ考えていくと、不安や緊張が喚起され、そして、「できないんじゃないか?」「迷惑をかけるんじゃないか?」とさらなる不安が生じますね。 ぐるぐると考えていると、頭痛や食欲不振といった身体症状も出てきます。 そして「8時間勤務はつらいがフリーターとして働くと世間から差別的にみられるのでは?」です。 確かに、腰痛でアルバイトを辞め、2年待機期間があると、体力が落ちている可能性があります。また、長く仕事環境から離れると、再び仕事を始めたときには精神的に消耗します。 それを1日8時間も行うというのは、かなり負荷がかかると思われます。また、仕事はその1日だけではないので、何日も続けていると、身体的、精神的な疲労が蓄積されていきます。 それならばフリーターとして、短時間の仕事を行うというのは、無理のない方法かと思われます。が、「社会の目が…」といった考えもあり、迷っています。 ※適応障害や発達障害については、もう一度受診をして、医師に相談してみられることをお勧めします。
[やってみましょう!]
まずは、はいあんどろーさんの現在の生活状態や身体、精神の状態を整理してみられてはいかかでしょうか? 食事(食欲不振とのことですが)、睡眠、生活リズムの中で気になる点や不安、心配なことはありますか?体力、身体状態(腰痛や頭痛の状態、痛みの強さや頻度、対処方法など)や精神状態(1日の変化やどういった感情が強いのか、気分の波、ストレス解消方法など)を一度整理し、気になることがあれば、専門医を受診したり、全体を振り返って、自分自身が仕事ができる状態なのか、どういった仕事が今の自分に合っているのかを今一度確認されると、今後の就活について考えやすくなるかもしれません。 また、「8時間労働はつらいが、フリーターは…」という相反する考えで迷われているのであれば、「8時間労働」と「フリーター」、それぞれのメリットとデメリットを書き出してみることで、考えがまとまりやすくなるかもしれません。 お仕事に関して、不安を感じるとき、相談が必要な時には、ハローワークやサポステといった機関でお仕事に関する相談ができたり、同じように就活に不安を感じる方たちと受講できるセミナーなどを紹介していただけることもありますので、お住いの地域での就労相談機関のご利用も検討いただければと思います。
カウンセリングでは、先ほど提案した、現在の状況の確認や仕事への不安、相反する考えに迷ったときの整理方法、自分の中にある考えの確認(時に不安から必要以上に難しく考えていたり、距離を置いてみると誇張されていたり、現実から遠ざかっていたりすることがあります)などをカウンセラーと一緒に行うことで、混乱なく、自分の問題を客観視しながら解決方法を模索することができます。 これからお仕事を始めるにあたって、はいあんどろーさんが不安や緊張に感じることはとても自然なことであり、そしてそれははいあんどろーさんがお仕事について真剣に考えているからこそなのだと感じました。一人で考え込むといった無理はせず、必要なときには受診して専門医に相談されること、そのうえではいあんどろーさんが必要と感じた際には、医師とも相談の上、ぜひカウンセリングをご利用されることをおすすめします。はいあんどろーさんの今後のご活躍を陰ながら応援しています。