家出をしてから一度も帰省しておらず、帰ろうとすると身体が重くて憂鬱になってしまうという繭心の季しますさん。冠婚葬祭でも帰らなくて良いのだろうか、という気持ちを投稿してくださいました。

家出をしてから一度も戻っていないようですので、相当の覚悟を持って家を出られたのだと想像できます。それほどあなたにとって実家の環境が辛く、耐えられない状況だったのだと思います。よくご決心をされ、ここまで一人でやってきましたね。なんとか環境を変えて前に進もうとした勇気ある行動に、頭の下がる思いです。

実家にいる時には暴言を吐かれて逃げられないような環境にいらしたようですが、今は安心して過ごせる場所の確保はできているでしょうか。今、投稿者さんが何歳くらいの方かは分かりませんが、ご実家の助けなくすべて一から生活を立て直してここまでこられたのですから、相当な困難やご苦労もあったことと思います。それでも一度も帰らずに自分の力で生活してこられたというのは、本当にすごいことだし、ご自分の決断に自信を持って良いと思います。たくさんの苦難を乗り越えて頑張ってこられたのですね。どうぞ、ご自分の力で頑張って築いてきた今の環境を、大切にしてほしいと願わずにいられません。 実家に帰ったら暴言を受けて逃げられらなくなるような気がする、とのこと。きっと実家にいらした時には理不尽に自分の意見を否定されたり、頭ごなしに言うことを聞くように言われたりし続けてきたのかもしれません。そのような状況が続くと自分で考えたり相手に意見を伝えたりという気力を失って、逃げ場もなくなってしまいますよね。せっかくその状況から苦労して抜け出してきたのですから、不安な気持ちが大きいようでしたら無理して帰る必要はないように思います。どうぞご自分の心を守る行動を最優先にしてください。 冠婚葬祭というのも種類が色々ですが、ご家族に会って話をする場面が多いような場合には、断っても良いように思います。例えば自分がお世話になったとか、唯一親戚の中でも心を許すことができたとかいう方の結婚式やお葬式でしたら、後で後悔することのないように行っておくのも良いかと思います。でも、親御さんに顔を合わせるのがどうしても辛くて行けないようでしたら、ご祝儀やお香典だけ届けて式には出席しないというのも一つの方法です。お祝いやお悔やみの気持ちは、直接ご親戚の方に伝えることもできます。もしかしたら出席しないことで親御さんからあれやこれやと言われるかもしれませんが、それも仕方のないことです。負担が大きいようでしたら、断るという選択肢も取って良いのではないでしょうか。

投稿からは詳細は分かりませんが、繭心の季しますさんがご家族との関係で大きな葛藤を抱えていらっしゃるということがよく伝わってきます。思い出して辛くなったり、家族との距離の取り方で苦しくなったりする時には、カウンセリングで話してみることも役に立つかもしれません。幼少期からのご家族との関係性というのは、大人になってからの対人関係の持ち方にも影響を与えることがあります。そういった日常生活でのお困り事についても、カウンセリングで振り返って気持ちを解きほぐしていくことが、前に進むためのヒントになります。もしよろしければカウンセリングの利用も検討してみてくださいね。 繭心の季しますさんがこれからの人生で無理のないように、自分自身を大切にしていくことができるよう願っています。