変えられない過去を悔やまないためには
引っ越しを控えているので、幼少期から大切にしてきた、祖母の形見の雛人形を供養に送り出すことにしました。
大きな段ボールに入れて運び出しているとき、忘れ物に気づいて立ち止まった場所に、ちょうど違法駐車の車が停まっていました。そこを、自転車に乗った親子が通りがかり、「邪魔だ」と怒鳴られました。自分のことを、荷下ろし中の運転手だと勘違いしたのだと思います。
自分は幼少期から、他者の怒鳴り声を聞くと思考停止(乖離のような状態)を起こし、数分後にパニック発作を起こして泣き喚いてしまうのが治らないのですが、このときも発作が起きてしまいました。特に、自分は法律違反をしていないのに、道路交通法違反をしている別の人(歩道走行中の自転車の人)に勘違いされて怒鳴られて、しかも自分の特性のせいで言い返すこと(誤解を解くこと)も出来なかったのが悔しくて、生きるのが嫌になり、発作は普段以上に長く続きました。
この後、雛人形は自分の手で、郵便局に持って行って局員さんに「よろしくお願いします」と頭を下げたのですが、このときも少し乖離っぽい状態を引きずっており、最後にしっかり送り出せたとは思えないのです。本当はもっと、笑顔で堂々と丁寧にお別れしたかったのに、生きるのが嫌になったボーッとした状態で手放してしまったのが悔しくてなりません。
一晩経って仕事へ行き、職場に着いてやっと乖離が抜けて、初めて気づいた感情がこれでした。家に引き返して、心が安定してからお別れすればよかった、でも、乖離状態だったからそれは無理だった、後悔の念でいっぱいです。
もう取り戻せない時間を、悔やまないようにするにはどうしたら良いでしょうか。このまま明日仕事に行ったら、ボーッとした状態で働いてミスをしてしまいそうです