最近、初めてパニック発作の症状を経験したというちきちーたさん。ここ数か月似たような症状はあったためいつものことだと思っていたものの、過呼吸にまでなってしまったのですね。もうずいぶん長い間躁鬱の状態も繰り返しており、慣れてはいるけれど、改めて受診した方が良いのだろうか？という疑問を投稿してくださいました。

夜中の急な吐き気や動悸、過呼吸はとても辛いし、不安で怖い気持ちになってしまうと思います。今は呼吸、気持ちは落ち着いているでしょうか。また、小学生の頃から躁鬱の症状が出ていたとのこと。かなり長い間、メンタルの不安定さを抱えながらも、医療機関への相談はせずにこられたのですね。ずっとお一人で心配な気持ちを抱えてこられたので、今回のパニック症状は、もう一人で耐えるのは限界という心と身体からのサインかもしれません。そんなご自分を労わりながら、どのように症状と付き合っていったら良いでしょうか。少し立ち止まって考えてみましょう。

ここ3ヶ月ほど電車に乗れなかったり動悸がしたりといった症状が出ていたようですので、発作の一歩手前のような兆候は出ていたのかもしれませんね。ここ数か月で何か環境の変化があったり、大きなストレスを感じたりすることはあったでしょうか。躁鬱は繰り返してきたものの今回のような過呼吸になるのは初めてだったということですので、やはり最近疲労やストレスが蓄積されていたのだと思います。しばらくは十分に体を休め、なるべくストレス環境からは離れて過ごしてほしいところです。 ストレス源が何かは投稿からは分かりませんが、パニック症状の背景には何かしら心に重荷を感じているケースが多いです。身体症状は心がもう限界というサインとも考えられますので、そういった不安や悩みを言葉にして吐き出すだけでも、ずいぶん気持ちが軽くなるということもあります。身近に信頼して話せる人や、職場・学校等のカウンセラーさんがいたら、是非相談してみてほしいと思います。 一度パニック発作を経験すると、またそうなるのではないかという「予期不安」を感じて電車や公共の場に行けなくなってなってしまうということも起こります。息が苦しいなと感じたら、ゆっくりと大きく鼻から息を吸って、同じ位ゆっくりと口から吐き出すというのを何回か繰り返してみましょう。息が苦しくなるとどうしても一生懸命吸い込もうとして余計苦しくなってしまうのですが、吐く方もきちんと意識して息を整えていくことで、だんだん呼吸が落ち着いてきます。良かったら試してみてくださいね。 動機や過呼吸になるのが怖くて日常生活に支障が出るようでしたら、医療機関への相談も検討してみても良いかもしれません。実際にはお薬を飲まなくても、お守り代わりに持っておくだけでだいぶ安心できたという人もいます。また、カウンセリングで抱えている悩みやストレスについてじっくり話をし、改めて振り返ってみることで心の重荷を降ろすことができるかもしれません。受診するかどうかの目安というのは、ご自身が日常生活でどれだけ困っているかということだと思います。これ以上一人で抱えきれないという場合には、無理をせずに専門機関での相談が必要な時かもしれません。

オンラインのカウンセリングでは、ご自身の性格や対人関係の持ち方について改めて振り返ったり、ストレスへの対処法について相談したりすることができます。言語化して誰かに伝えることで客観的に状況を見ることができ、気持ちの整理ができます。良かったら、カウンセリングの利用も検討してみてくださいね。ちきちーたさんの不安が軽減し、心穏やかな日々を送れるようになることを願っています。