お話の詳細
依存・中毒
コーヒー豆_レベル._アイコン.ごにさんた
3ヶ月前
人に1回優しくされだけでその人に依存してしまいます。治療方法はありますか?
簡単に言うとメンヘラとかヤンデレみたいな私だけ見てとかずっと一緒的な感じです。 簡単に依存するのに、その人に対しての不安などはあります。捨てられるんじゃないか、暴言吐かれたりしないかと依存していても常日頃思ってしまいます。原因は多分起立性調節障害で学校に行けなくなって一日中ネットを見てたからだと思います。学校行けなくなってから人の視線にも敏感になったり自己嫌悪が激しくなったり依存体質になったりしてます。挙句の果てには自殺しようとして未遂を何度か起こしています。こんな性格になった以上依存体質になるのは当然だと思いますが、やっぱり辛いです。生きずらいです。依存体質でもいい事なんて無いしこれから社会人になって辛い思いをしたくないので治療方法などありましたら教えたくださると幸いです。
中毒_執着妄想不安ストレス
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専門家プロフィール
滝 真樹子 さんの専門回答
3ヶ月前
依存体質の自分との向き合い方
#不安 #依存
ごにさんたさん、こんにちは。臨床心理士・公認心理師の滝と申します。依存した関係性は、お互いに傷つけ合ってしまうことも多く疲れてしまいますよね。生きずらさを抱えながらも、なんとか抜け出したいと前を向こうとするごにさんたさんの投稿に、胸を打たれる思いでした。
[今回の悩み]
依存した相手に対して不安な気持ちが強く、捨てられるのではないか、暴言を吐かれるのではないかと心配になってしまうというごにさんたさん。もともとは起立性調節障害により不登校の時期があり、その頃から人の視線に敏感になったり自己嫌悪に陥ったりするようになったのですね。自殺未遂を起こしたこともあり、このまま生きていくのは辛いと感じていて、なんとか治療法はないだろうかという疑問を投稿してくださいました。
[悩みの原因・分析]
ごにさんたさんは、起立性調節障害で学校に行けなくなり、一日中ネットを見て過ごしていた時期があったとのこと。学校に行っていないと、どこにいても周りの視線に敏感になってしまったり、時に自信を失ってしまったりしますよね。不安定な時期を過ごしていると、自分を受け止めてくれるかもしれないと思った相手に対して依存してしまうというのも自然な気持ちかもしれません。依存体質は、そういった環境による影響や、幼少期からの家庭環境など、様々な要因を背景にして起こります。今、このままでは辛いと感じて何か行動を起こそうとするごにさんたさんは、とても勇気のある方だと思います。そんなごにさんたさんを応援するために、コメントを通じて何かヒントになるようなことがあれば幸いです。
[やってみましょう!]
これから社会人になると書いてありましたので、今はまだ学生さんなのですね。社会人になると一気に環境が変わって、依存する暇もなくなってしまうという人もいます。それから、学生時代と違って仕事という自分の軸ができ、安定して依存しなくても良くなるという場合もあります。これから社会人になるという大きな変化を迎えるごにさんたさんには、変わるきっかけがたくさんあり、希望が持てる時だと思います。いくつか依存体質から抜け出すきっかけになるようなポイントを、考えてみますね。 ◎相手以外に打ち込めるような趣味や自分の時間を作る 相手が全ての人生だと、どうしてもその言動に振り回され、過敏に反応してしまいます。それ以外で趣味や「推し活」を持ち、そこにエネルギーを注げるようになると、適切なバランスで相手との関係性も築けるようになるかもしれません。趣味を通して新しい人間関係を築き、よりたくさんの人と交流してみるというのも良いかと思います。色々の人と接すると、その分多様な価値観に触れることができ、自分を見つめ直すことができます。まずは物理的に相手と離れる時間を作ってみるというのも、良いのではないでしょうか。 ◎相手も一人の人間。過剰に期待し過ぎない 恋人であれ、友人であれ、自分が大切に思っている人には、全てこちらを向いてほしい。100%受け入れてほしい。嫌われたり見捨てられるのが怖い。依存傾向のある方は「0か100」思考の方が多く、相手にも多くのことを求めがちで、少しでも不安を感じると相手や自分を責めてしまうということが起こります。でも、一人の人間として完璧な人というのは存在しません。誰しも間違うし、相手の気持ちが分からないこともあります。相手が分かってくれない、受け入れてくれないと感じた時には、こちらも少し立ち止まって、相手に分かってもらう努力をする必要があるかもしれません。まずは誰しも完璧ではなく、一人の人間なんだということを受け入れ、相手に期待する気持ちを減らしていけると良いですね。 ◎自分に自信をつけるために行動する 自分に自信が持てていないと、ついつい相手に依存しがちになってしまいます。仕事を始めてそこに打ち込めるようになると、自分の世界が持て、自然と依存から抜け出せるという場合もあります。資格を身につけてスキルアップしたり、ファッションやメイクを研究してイメチェンしてみたりと、より自分に自信が持てるようになると、一人で堂々と歩いていけるパワーとなります。依存した関係性に悩むことなく自立した社会人になるために、自分磨き・スキルアップのための情報収集から始めてみても良いかもしれません。
依存体質、メンヘラ気質を変えていきたいという思う今はきっと、ごにさんたさんにとって変われるチャンスだと思います。自分自身の性格や対人関係の持ち方についてカウンセリングで改めて振り返り、その背景にある要因についてもより深く見ていくことが、変われるきっかけになる可能性もあります。今までの人生で形成されてきた対人関係の型というのをすぐに変えるのは難しいですが、日々の出来事を話したり、そこにまつわる気持ち等についてカウンセリングでじっくり探っていくことも、きっと役に立ちます。機会があれば、カウンセリングの利用も検討してみてくださいね。 ごにさんたさんのこれからの社会人生活を、応援しています。