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自分の性格
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3ヶ月前
先延ばし、興味が続かない、逃避癖
仕事を辞めましたが、その後、やりたいことがみつかりません。仕事でも生涯学習でも何でもいいのだけど、これというものに出会えません。働くか専業主婦になるかも決められない。 本を読んだりセミナーを受けたりして“これかも?!”と思っても少し難しくなると途端に興味をなくしてしまいます。 なぜ自分はこうなのだろう、と自分の傾向を知ろうと勉強しようとしたこともありましたが「知性化」という逃げのようです。 カウンセリングにいくと、逃げてもいいんだよとか、休憩するタイミングだよとか言われますが、休んでいるというより逃げ続けているようで心も頭も休まりません。といいつつ実態はダラダラとスマホをスクロールしている日々です。 パートでもなんでもいいから外に出てみればいいのだと思いますが、なんだかんだと理由をつけて、求人情報をみることすら先延ばしにしています。 若い時からこの傾向はありましたが、まったくなんの制約もなくなると、自分の特性がくっきりはっきりと見せつけられるようで、頭の中はいつもグルグルとこんなことを考え続け、心が参っています。
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専門家プロフィール
山路 和英 さんの専門回答
3ヶ月前
「スペシャリスト」ではなく「ジェネラリスト」という才能
#キャリアの悩み #休職 #モラトリアム #無気力 #自己分析
こんにちは、hmhmさん。投稿を拝見いたしました。お仕事を辞め、自由な時間ができたはずなのに、かえって「何をすべきか」という思考の渦に囚われ、心が休まらない。その焦りと無力感、非常によく分かります。
[今回の悩み]
hmhmさんは、お仕事を辞めてから、「これがやりたい」と思えるものが見つからずに悩んでいらっしゃるのですね。何か興味を持って始めてみても、少し難しくなると興味を失ってしまうというご自身の傾向に気づき、それが「逃げ」なのではないかとご自身を責めている。カウンセリングで「休んでいい」と言われても、実際にはただ無為に日々を過ごしているようで、心が休まらない。その悪循環に、深く心が参ってしまっているご様子です。
[悩みの原因・分析]
まず、「少し難しくなると興味をなくす」というご自身の特性を、欠点だと決めつけないでください。ご意見にもある通り、それは特定の分野を深く掘り下げる「スペシャリスト」ではなく、様々な分野を柔軟に学び、それらを繋ぎ合わせることで新しい価値を生み出す「ジェネラリスト」としての才能の表れかもしれません。一つのことに執着しないその性質は、変化の激しい現代において、非常に価値のある特性となり得ます。 カウンセリングで「休んでいい」と言われても心が休まらないのは、あなたが怠けているからではありません。それは、ただ何もしない「静的な休息」では、あなたの思考の渦が止まらないことを、ご自身が一番よく分かっているからです。あなたに必要なのは、心を動かす「動的な休息」、つまり、経験を通した学びなのかもしれません。 やりがいや興味というものは、始める前に見つかることばかりではありません。実際にやってみた後から、じわじわと感じることも多いのです。今のあなたは、ご自身のことを知ろうと多くのインプット(読書、セミナー)をされていますが、それを血肉にするためのアウトプット(実際の経験)が不足している状態なのかもしれません。
[やってみましょう!]
壮大な「やりたいこと」を探すのを一旦お休みし、心を動かすための、ごく小さな「やってみること」から始めてみませんか。 1. 目的を「やりがい探し」から「体験集め」に変える 「一生を捧げられる何か」という大きな目標は、今のあなたには重すぎます。目標のハードルを、思いきり下げてみましょう。 ・小さな体験を計画する: 「1日だけの単発ボランティアに参加してみる」「地域の陶芸教室の体験コースに行ってみる」「2週間だけの短期アルバイトをやってみる」など、「続くかどうかは一切考えず、一度だけ体験してみる」ことを目的としてください。「自分はこれに興味を持てるだろうか?」という視点で、自分自身を観察するくらいの軽い気持ちで十分です。 2. 「人との繋がり」を、行動のきっかけにする 一人でスマホをスクロールしていても、思考の渦はなかなか止まりません。社会的促進」の力を借りましょう。人は、他者との間に「約束」をすることで、行動への一歩を踏み出しやすくなります。 ・予定を強制的に作る: 上記の「体験」は、まさに他者との「約束」です。誰かと会う予定、参加する予定を入れることで、家から出るきっかけを半ば強制的に作り出すのです。 3. まずは「体を動かす」ことから始める 思考の渦を断ち切るには、体を動かすことが非常に有効です。 ・散歩から始める: いきなりジムに行く必要はありません。まずは「15分だけ、音楽を聴きながら近所を散歩する」ことから始めてみてください。運動は、ストレスを軽減し、停滞した思考をリフレッシュする効果が科学的に証明されています。心が動かない時は、まず体から動かしてみる、というアプローチも有効です。
あなたは、ご自身の特性と真摯に向き合い、なんとかしたいと強く願っています。その気持ちがあれば大丈夫です。今は、壮大な「やりたいこと」を探す旅の途中ではなく、小さな「やってみたこと」をコレクションする期間だと考えてみてください。たくさんの小さな経験のかけらが、いずれあなただけのユニークな道へと繋がっていきます。焦らず、まずは一つの「体験」から始めてみませんか。