現在休職中のchun3さんは、仕事以外の時にも動悸や息苦しさといった身体症状に悩まされているようです。薬を飲んでようやく外出できる状態のため、復帰に関して不安が強く、皆はどうやって復帰してくのだろうという疑問を投稿してくださいました。

件名にある通り、chun3さんは現在適応障害とのことで通院を続けていらっしゃるのですね。仕事以外の時にも動悸や震えがあったり、ふとした時に急な不安感に襲われ息苦しくなったりということがあるようであれば、もしかしたらパニック障害のような症状もあるのかもしれません。いずれにしても、まずはしっかりと静養の上、症状を落ち着かせていくことが大切です。復帰に関して焦りが出てくるのは自然な気持ちですが、心身の状態が回復しないうちに復帰してしまうと、また同じことの繰り返しになってしまう可能性があります。

優しく丁寧なコメントをしてくださった方もいらっしゃいますね。きっとたくさんの方がchun3さんの投稿に共感し、応援をしてくださっています。コメントにある通り、まずは心と身体の状態を整えて、日常生活を無理なく送れるようになることが大切です。動機や息苦しさといった症状に関しては現在お薬でなんとかコントロールできているようですが、呼吸法や自律訓練法、認知行動療法といったカウンセリングの手法でも症状が軽減できる可能性もあります。「Shrink」という精神科を題材にした漫画のパニック障害の回で、電車で苦しくなってしまう方の認知行動療法が題材になっていました。ドラマにもなっていたと思います。とても分かりやすかったので、もし良かったら参考に見てみてくださいね。認知行動療法に関しては自分でも取り組めるようなワークシートや、簡単な流れをネット上でも説明している所がたくさんあります。そういったサイトを見て取り組んでみるというのも、良いかもしれません。 仕事上での負荷が大きく、それによって身体症状も出現するようであれば、復帰の際の面談で負荷を減らしてもらえるように配慮をお願いするというのも良いかと思います。その際に主治医の診断書も役に立つかと思いますので、面談の前に主治医と相談し、なるべく配慮をお願いしてもらえるような内容で診断書を作成してもらうと良いのではないでしょうか。また、対人関係での不安が強く、人とのやり取りでたくさん受け取ってしまう、考え過ぎてしまうということであれば、一度カウンセリングで自分自身の性格や人との対人関係の持ち方等について振り返ってみるというのも役に立ちます。客観的に振り返ってみることで、こんなことを気にしていたんだと新たな気付きが得られ、対処がしやすくなります。できれば復帰後も継続的にカウンセリングでそういった対人関係での不安について話をしていくと、日々の出来事について相談ができるのではないかと思います。 また、職場復帰にあたっての不安が大きいようであればリワークプログラムに参加して、復帰した際のシミュレーションをしてみるというのも良いかもしれません。リワークはうつや適応障害で休職中の方を対象とした、職場復帰に向けてのリハビリテーションです。病院で紹介してもらえることもありますし、各自治体で実施していることもあります。実施機関によっても様々ですが、自立支援医療の補助が受けられたり、費用を会社が負担してくれるという場合もあります。リワークは復帰に向けてのウォーミングアップになると同時に、自己理解にも繋がったり、生活リズムを整えやすくなったりというメリットもあります。興味があれば、主治医の先生や会社の人事部に問い合わせてみると良いのではないでしょうか。

体調が回復してきたら少しずつ通勤練習をして、体を慣らしていくというのもリハビリの一つです。はじめは時間をずらして人の少ない時間帯に、徐々に本当の通勤時間に合わせて電車に乗ってみるというのを段階的にやっていくと、良い練習になります。カウンセリングではそういった復帰に向けての準備についても、相談ができます。お1人だとなかなか取り組みにくいことも、誰かに報告しながらだとなんとか前に進めるということもあります。復帰にあたり専門家の助けが必要でしたら、こちらでのカウンセリングも是非ご利用ください。 chun3さんの不安が軽減し、無理のない復帰が叶うことを応援しています。