お話の詳細
メンタルヘルス
コーヒー豆_レベル._アイコン.にゃみゃ
3ヶ月前
注射が怖い
小学生の時に耳の病気になり局所麻酔で意識がある中注射を治療を長期間にわたってしたことがきっかけで注射に対して凄く恐怖心を抱くようになりました。 年々恐怖心は増すばかりでした。でも流石に私も大人になってきてるので駄々を捏ねたり、注射が嫌いすぎてトイレに閉じこもったりするのは迷惑をかけることは分かってたので中学の時ちゃんと向き合おうと思いインフルのワクチンを打ちに行きました。でも不安と恐怖から失神してしまい、頭から強打する経験をしました。 それ以来学校で貧血検査など皮下注射などもあったのですが、いざ目の前に検査会場の光景が広がると足に力が入らなくなり動けなくなるという経験もありました。 注射に対する恐怖心を無くそうと沢山サイトを調べたり、その結果で別の場所を抓って痛みをそらす。冷やして麻痺させる。など様々試そうとはしましたが全てが水の泡で結果は何も得られてないです、 以下を踏まえて更に恐怖心は強まるばかりで周りに相談してもあまり理解して貰えず、自分も流石に注射ごときに大人気ないなと思いもやはり恐怖心が抜けません。
不安コンプレックスストレストラウマ
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専門家プロフィール
佐藤 真紀 さんの専門回答
2ヶ月前
射に対して、尋常ではないほどの強い恐怖を感じる
#ストレス #トラウマ #不安 #コンプレックス #恐怖
にゃみゃさん、こんにちは。 カウンセラー、公認心理師、精神保健福祉士の佐藤真紀と申します。 よろしくお願いします。 今回のこと、お話しくださってありがとうございます。 これまで何度も「怖さと向き合おう」と努力されてきたこと、すごいことだと思います。 注射にまつわる体験のひとつひとつ。 それが今も体の中に強い記憶として残っていて、それが「どうしようもない怖さ」になっているような気がしますよね。 誰かに理解されにくい痛みの中で、こうしてご自身の気持ちを言葉にされたことが大きな一歩だと思います
[今回の悩み]
にゃみゃさんは小学生のときに、意識のある中で局所麻酔や注射を繰り返された経験があり、そのことがきっかけで注射に対して強い恐怖を感じるようになられたのですね。 努力して克服しようと何度もチャレンジされたのに、失神してしまったり、体が動かなくなってしまったりしてこられた。 頭では「大人だから、平気でいなきゃ」と思っても、体が勝手に反応してしまう。 そんなご自の状況に戸惑いとつらさを感じておられる、ということでよろしいでしょうか。
[悩みの原因・分析]
これは「注射が苦手」ではなく、「心と体が結びついた強い恐怖記憶(トラウマ反応)」が起きている状態かと思われます。 過去の体験で感じた「痛みや恐怖、そしてそれらから逃げられなかった経験」が、体の記憶として残っているため、注射という状況になると意識よりも先に脳が「あの時の恐怖」を再現してしまうのです。 そのため、「怖がらないようにしよう」と頭で思っても、心拍数が上がったり、足がすくんだりしてしまうのは今のにゃみゃさんにとって自然な反応なんです。 にゃみゃさんの心や体が弱いわけではなく、過去の体験が今も守ろうとして働いているサインでもあるともいえます。
[やってみましょう!]
まず大切なのは、「自分の反応を恥ずかしいものとして抑え込まない」ことだと考えています。 このような強い恐怖反応は、心理的にも医学的にも「身体が覚えている反応」です。 ですから、意志の力でなくすのは難しいのです。 少しずつ慣らしていく「段階的な暴露」や、呼吸法・マインドフルネス(聞いたことありますか?)を取り入れて、体が少しずつ安全を思い出せるようにしていくことが効果的な場合もあります。 また、医療機関を受診される際には、事前に医師や看護師に「注射への強い恐怖がある」と伝えて、座ったままではなく横になって受ける・時間をかけて説明してもらうなど、配慮をお願いしても良いと思います。
マインドカフェのカウンセリングでは、こうした「身体の反応」と「心の痛み」をゆっくり整理しながら、安全な方法で少しずつ「注射=恐怖」という結びつきを和らげていくサポートが可能です。 にゃみゃさんの恐怖は決して、我慢が足りないから、でも、子どもっぽいから、でもありません。 「怖い」という気持ちの奥には、過去のあなたが感じた「自分の安全を守られなかった痛み」があるのだと思います。 その痛みを誰かと一緒に見つめ直すことが、少しずつ心を解きほぐす第一歩になります。 「怖い」と感じるにゃみゃさんの感覚は、ずっと頑張ってきた証でもあります。 その反応は、にゃみゃさんが生きてきた時間の一部であり、何も恥ずかしいものではありません。 焦らず、ゆっくりと、ご自身の体と心を取り戻していけたら良いですよね。