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恋愛
コーヒー豆_レベル._アイコン.しおりり
3ヶ月前
怒りと不安のコントロールができない
他の人だと許せることが恋人だと許すことができず、その怒りをうまくコントロールすることができません。普段はあまり怒らないと人から言われるのですが恋人相手だと真逆になってしまいます。 依存してるんだと思います。昔から自分に自信がなく、自分自身のことが嫌い、だけど誰かに愛されたいと思ってしまいます。連絡がなかったり些細なことで不安になり、嫌われたんだな、もう私のことなんて忘れたんだなと悪い方向に考えてしまったり、恋人の些細な言動に勝手に悲しみ怒りその怒りを抑えることができずに全てぶちまけてしまいます。毎回そのことを反省し自己嫌悪に陥り、でも怒り不安を抑えられずの繰り返しです。生きているのがしんどいです。心療内科に行こうと思ったことも何度もありますが、こんな事で行っていいのか、行ったことを知られたら嫌われてしまうのではないかなど色々考えると怖くて行けませんでした。でもこのままではいけないと思っています。思っているのにどうしたらいいのかがわかりません。 不安や怒りをあまり考えないように映画をみたり、勉強したり他のことに集中しようとしても心の中から消えてくれません。 文章がまとまってなくてすみません。
不安アンガーマネジメント
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専門家プロフィール
山路 和英 さんの専門回答
3ヶ月前
「恋人にだけ怒ってしまう」自分を責めない。愛情のコップを満たすための心の処方箋
#アンガーマネジメント #不安 #恋愛依存 #自己肯定感 #カウンセリング
こんにちは、しおりりさん。投稿を拝見いたしました。大好きな恋人に対してだけ、自分でもコントロールできないほどの怒りをぶつけてしまい、その後の自己嫌悪で深く苦しんでいらっしゃるのですね。「生きているのがしんどい」と感じるほどの、その辛い悪循環から抜け出したいと願う、切実なお気持ちが伝わってきます。
[今回の悩み]
しおりりさんは、普段は穏やかなのに、恋人に対してだけ些細なことで強い不安と怒りを覚え、感情をコントロールできずにぶつけてしまう、ということを繰り返しておられるそうです。その背景には、低い自己肯定感と、「誰かに愛されたい」という強い欲求があると感じており、心療内科への受診も考えながら、様々な不安から一歩を踏み出せずにいます。どうしたら良いのか分からず、深く悩んでいらっしゃるご様子です。
[悩みの原因・分析]
まず、あなたのそのお悩みは、決して珍しいものではありません。普段は社会生活を営むために様々な感情を抑圧している人が、最も心を許せる、安全だと感じているパートナーにだけ、溜め込んだ不安や怒りを爆発させてしまう、というケースは多く見られます。それは、あなたが恋人に「依存している」というよりも、心の奥底で「この人だけは、私の全てを受け止めてくれるはずだ」という、あまりにも大きな期待をかけてしまっている状態なのです。 あなたの心の中には、「愛されたい、認められたい」という強い願いで満たされるべき『愛情のコップ』があるのかもしれません。しかし、「自分自身のことが嫌い」という気持ちから、そのコップには常に小さな穴が空いていて、愛情が注がれてもすぐに不安と共に流れ出てしまう。そして、空っぽになったコップを、恋人というたった一つの蛇口から、必死で、そして過剰に満たそうとしている…。その焦りと渇望が、些細なきっかけで「裏切られた」という怒りに変換され、溢れ出てしまっているのではないでしょうか。
[やってみましょう!]
この辛いループから抜け出すためには、まずご自身を深く理解し、心のエネルギーの向け方を変えていく必要があります。 1. 勇気を出して、心の専門家を訪ねる これが最も重要で、効果的な第一歩です。あなたの不安に一つずつお答えします。 ・「こんな事で行っていいのか」: もちろんです。「大切な人との関係で、自分がコントロールできずに深く苦しんでいる」…これは、専門家の助けを求めるべき、非常に重要で正当な理由です。 ・「行ったことを知られたら嫌われるのでは」: カウンセリングや心療内科には守秘義務があります。あなたが許可しない限り、相談内容が恋人や他者に知られることは決してありません。安心して、あなたの心を守るために、その一歩を踏み出してください。専門家は、あなたがご自身の「愛情の欲求」の正体を理解し、その健全な満たし方を学ぶための、安全なガイドになってくれます。 2. 怒りの「反射」を「思考」に変える練習 ご意見にあったアンガーマネジメントの手法は、専門家のサポートと並行して行うと非常に効果的です。 ・5秒ルール: 怒りがこみ上げてきたら、何かを言う前に、心の中で「5、4、3、2、1」と数える、あるいは一度大きく深呼吸をするというルールを試してみてください。このわずかな「間」が、感情的な反射を、理性的な思考へと切り替えるスイッチになります。 ・メッセージアプリの活用: すぐに電話したり会って話したりするのではなく、一度LINEなどの文章で気持ちを整理するのも有効です。ただし、攻撃的な文章にならないよう、「私は、連絡がなくてとても不安だった」「私は、あの言葉にすごく悲しくなった」と、「私」を主語にして感情を伝える(アイメッセージ)練習をしてみましょう。 3. 「愛情の蛇口」を増やす 恋人だけに向けられている心のエネルギーを、少しずつ分散させていきましょう。 ・パートナーシップ以外の世界を持つ: 打ち込める趣味、目標を持って取り組める勉強、心から楽しめる友人との時間など、恋人との関係以外で、あなたの心が満たされる場所を見つけることも大切です。恋人との関係が「世界の全て」でなくなると、心に余裕が生まれ、些細なことで不安になりにくくなります。
あなたは、ご自身の問題を深く理解し、変わりたいと強く願っています。その気持ちさえあれば、必ずこの辛いループから抜け出すことができます。 映画を見たり勉強したりしても心が晴れないのは、それが表面的な対処法だからです。あなたの問題の根は、もっと深く、ご自身の心の内側にあります。どうか、一人で戦おうとしないでください。心療内科やカウンセリングは、あなたのような方が、自分を好きになり、大切な人と健やかな関係を築くために訪れる場所です。専門家の助けを借りることは、あなた自身とあなたの恋人の両方を大切にするための、最も誠実で勇気ある選択です。ぜひ、相談の予約を取る、という行動を起こしてみてください。