ミキニャンさんは現在、障がい者雇用で働いていらっしゃいますが、仕事内容がほとんど掃除などで、やりがいを感じにくいとのことですね。 また、服装やネイルに規定があり自由度も少なく、「自分の人生なのにドクターや支援者の意見ばかりを優先しているようで、自分の意思が置き去りになっている」と感じておられるのですね。 その一方で「雇っていただいたことへの感謝の気持ち」もあり、休職や転職に踏み切ってよいのかどうか迷っている状況なのだと受け取りました。

障がい者雇用は、企業側も「安全に・無理なく働いてもらう」ことを重視するため、どうしても仕事内容が限定されてしまうことがあります。そのため「配慮＝やりがいの欠如」と感じてしまいやすいのです。 また、ご自身が「もっと力を発揮したい」「自分らしく働きたい」と望んでいるからこそ、現状が物足りなく映ってしまうのかもしれませんね。 さらに、ドクターや支援者との関係では「専門家に従わなければいけない」という思いと、「自分の人生は自分で決めたい」という思いの板挟みになっていることも、気持ちを複雑にしていると考えられます。

まず大切なのは「自分の気持ちを否定しないこと」です。 今の仕事にやりがいを感じられないことや不満を抱いていることは、決して甘えでもわがままでもなく、ミキニャンさんが「自分の大切にしたいもの」に気づいている証拠です。 具体的な工夫として考えられることを少し挙げてみますので、もしよければ参考にしてみて下さい。 ①仕事の中で小さな工夫を試みる 同じ掃除や雑務でも「効率よくやる」「職場をより快適にする工夫を探す」といった、自分なりの目標を設定することで少しずつ手応えが生まれることもあります。 ②仕事以外にやりがいを持てる場を探す 職場で得られない満足感を趣味やボランティア、勉強などで補う方法もあります。 ③支援者に気持ちを率直に伝える 「やりがいがない」「もう少し挑戦的な仕事をしたい」と伝えることは、今後の配慮や配置換えに繋がることもあります。 ドクターや支援者は自分に指示を出すボスでもなく、敵でもなく、調整役として使える存在でもあります。 転職や休職を考えるのは悪いことではありません。 ただし、次の一歩を考える前に「今の気持ちを支援者にしっかり共有してみる」ことが、ミキニャンさんの今後の選択肢を広げる、大切なステップになるかもしれませんよね。

カウンセリングでは、「やりがいを感じられない」という感情を丁寧に整理し、「自分は何を求めているのか」「どんな働き方が合うのか」を一緒に探っていくことができます。 また、「自分の人生なのに他人の意見に流されてしまう」という葛藤についても、自分軸を整えていく練習をしていくことができます。 マインドカフェのカウンセリングは、安心して気持ちを話しながら整理できる場のひとつです。 支援者やご家族には言いにくい思いも、ここでなら安心して話せると思いますので、もしよければ一度活用してみてくださいね。 応援しています。