お話の詳細
キャリア・就職
匿名さん
3ヶ月前
大学中退後の進路どうしよう
22歳。自分のなりたい将来像に向かってがんばるのが1番と親に言われたけど、なりたい職業も夢も何もない。中退する理由はある医療専門職への道を断念したから。趣味は塗り絵。今んとこの大雑把な目標は自立した生活を送ること。なりたい職業を見つけるにはどうしたらいいんでしょうか。 将来が何も見えてこなくて毎日心が不安定。精神科には2週に1度行ってます。不安症と強迫性障害と診断されてます。人に頼ることが苦手。考えられる可能性を考えすぎる(石橋を叩きすぎて壊してしまうタイプ)。鬱症状はずっと出てるでしょう。つらいです。
不安強迫観念ストレスうつ無気力
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専門家プロフィール
滝 真樹子 さんの専門回答
3ヶ月前
先の見えない不安に押し潰されそうな時
#将来像 #職業選択 #不安 #ストレス
こんにちは、臨床心理士・公認心理師の滝と申します。何人かの方が「専門家におすすめ」をしてくださいました。きっとたくさんの方が同じような悩みを持って共感し、応援してくださっているのだと思います。
[今回の悩み]
投稿者さんは医療専門職への道を断念し、大学を中退して現在22歳とのこと。親御さんからはなりたい将来像に向けて頑張るように言われているものの、今のところ目指すべき職業や夢が見つからず、不安定な日々を過ごしていらっしゃるようです。不安症や強迫性障害との診断もあり、鬱症状も出ていてしんどい毎日である様子が伝わってきます。
[悩みの原因・分析]
なりたい将来像を明確にし、それに向けて頑張るというのは理想的ではありますが、なかなかそのように行動できている人というのは少ないのではないでしょうか。どんな人でも迷い、寄り道しながら、徐々に自分の道を見つけていくものです。ですから今やりたいことやなりたい職業が明確でないからと言って、決して焦る必要はありません。親御さんからのプレッシャーはあるようですが、どうぞご自分なりのペースで少しずつ前に進んでいってほしいと思います。
[やってみましょう!]
投稿者さんは色々な可能性を考え過ぎてしまうところがあるとのことでしたが、たくさんの可能性について自分で考えて行動できるというのはとても素晴らしいです。注意深く周りのことを観察して慎重に物事を進めていくことができますし、今は見つからなくても将来についてこれから視野を広げて多くの選択肢を検討できるかもしれません。ご自分の性格のネガティブな点だけに囚われず、是非ポジティブな点にも目を向けていってほしいなと思います。 医療専門職の道を辞めて大学を中退したということは、少なくともその道がご自分には合わなかったというのを判断する力があったということです。なりたい将来像に向けて頑張る、とは表向きには離れているかもしれませんが、惰性でそのまま合わない道に進むのではなく他の選択ができたということは、自分の将来に向けての確実な一歩とも言えます。今すぐにはなりたい職業というのは見つからないかもしれませんが、まずは目の前のできること、例えばバイトや今しか行けないような旅行など、気分を変えて行動してみるのも良いかもしれません。環境が変わって、また違う選択肢が見えてくることもあります。 そして、投稿者さんは塗り絵という素敵な趣味をお持ちなのですね。自分の趣味をはっきりと明言できない人も多い中で、これ!という好きなことがあるのはとても強みだと思います。塗り絵はデイケア・作業療法等でも使われているほど、メンタルの安定には役に立つ作業です。曼荼羅の塗り絵等は、精神を集中させるのに役に立ち、塗り絵をしながら内省する中で自分の新たな側面を発見することもあります。大学を中退して時間のある今だからこそ、じっくりと好きな塗り絵に没頭するというのも良いかもしれません。そこから新たな閃きが生まれてくるという可能性もあります。 更に、今のところの大雑把な目標として自立した生活を送るという点を挙げています。先の見えない不安があり、将来どうしようとぐるぐる考えてしまう毎日の中でも、そういった大まかな目標だけでも立てられているというのはとても立派なことです。中退した詳細な背景が分からないので何とも言えませんが、きっと色々と考えた結果のことだと想像できます。人に頼るのが苦手とのことですが、お1人でやみくもに考えていてもどんどんネガティブな方向に気持ちが向いてしまったり、選択肢が狭まってきたりします。お友達や先輩、かつてお世話になった先生など、誰か思い浮かんだ人に相談してみるというのも将来に向けての大きな一歩になると思います。人と話す中で、自分が本当はどうしたいのか、今何ができるのかというのを明確にしていくことができます。普段人に頼るのが苦手だからこそ、自分が変わるきっかけとして誰かに相談してみるというのも、良い機会になるのではないでしょうか。
もちろん、こちらでもオンラインのカウンセリングが利用できますので、機会があれば是非利用してみてください。話を聞く専門家だからこそ、こんなこと話して良いのかな、こんな話をして変に思われないかなと気を遣うことなく、どんなことでも話をしてくださって構いません。一見まとまらないような話の中でも、そこからご自身の気付きに繋がるような洞察が得られることもあります。 投稿者さんが少しずつ、無理のない範囲で前に進んでいけることを願っています。どうぞご自愛くださいませ。