harujimaさんは、プライベートでもお仕事でもいろいろなことがあり、なにから手をつけたらよいのかわからないまま、時間だけが過ぎていきました。 期限のあるものや簡単なことはできますが、重要なことは、自分で判断するしかないとわかっていても手を付けられずにいます。そして、そんな自分にも嫌気がさしています。 気持ちを切り替えられるといいのですが、切り替え方もわからず、苦しい状況が続いています。

harujimaさんは、ご自身に起こっていることがよくわかっているようです。 「簡単なことや期限のあることはできる」「重要なことは手が付けられない」など、タスクの重要度や期限、難易度を振り分け、できることはきちんとできています。また、「重要なことを判断するのは自分であり、行動を起こすのも自分である」という意識があります。 さらに「気持ちを切り替えられたら…」と、取りかかるための方法もすでにご自身で考えられています。

それではどうしたら気持ちが切り替えられるのでしょうか？ まず、今、harujimaさんはどのようなお気持ちで過ごされているのでしょうか？それはなぜでしょう？ その気持ちが具体的にどのように変わると、重要事項に取りかかれるのでしょうか？ どんな判断をして、どのように行動するのでしょうか？ 結果的に、現状はどのように変わりそうですか？ 現状を変えたくても変えられない、動きたくても動けない、決めなければならないことを先送りする…そういったときには、「こうでなくてはならない」「こうすべきではない」「自分にはできない」といった認知傾向がみられることがあります。しかし、その認知は現実的なのでしょうか？思い込みや決めつけがあるのかもしれません。 もしもharujimaさんの大切な友人から、今harujimaさんが悩んでいることを相談されたとき、harujimaさんはどのように友人に声をかけるでしょうか？その言葉はそのままharujimaさんご自身にかけることはできませんか？できないとしたら、もしかしたらそこには認知の歪みがあるのかもしれません。 現在のご自身の困っていること、そして困っている自分の思いを少し俯瞰して、客観的に眺めて見られてはいかがでしょうか？自分のものの見方や考え方を客観的にみて、他の考え方をしてみることで、結果的に気分が変わることがあります。一度お試しいただけると幸いです。

ご自身のものの見方や考え方を振り返る方法として、カウンセリングでは認知行動療法を用います。カウンセラーとともに振り返ることで、客観的な視点が加わり、ご自身の中にある考え方の癖を知り、別の考えをしてみることで、気持ちが少し軽くなることがあります。 もし、harujimaさんが現状の整理や気分の切り替え方、問題解決の方法など、お一人で考えることが難しい状況で、サポートが必要であるとお考えであれば、カウンセリングのご利用をお勧めします。 八方ふさがりの中でも、簡単なことや期限のあることなど対応できていることがあるのは素晴らしいことです。ぜひ、「できている自分」も認めてあげてくださいね。