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一般的な悩み
コーヒー豆_レベル._アイコン.ちRu2
3ヶ月前
寝るのが怖いです。
朝起きてスマホを確認したら 記憶にないLINEを友達に送ってたり、アプリが入ってたり、電話したり… 1度だけではなく、何度もあるんです。 夢遊病なのでしょうか?それとも、ストレス?他に病気がある?と不安になってます。 ちなみに、幼少期から中学生頃にも似たような行動はありました。夜中に玄関から出ようとしたり、リビングで寝てたはずなのに、自分の部屋で寝てたり、などなど… 親から翌日に覚えてる?と言われ全く覚えてませんでした。 一時期落ち着いたのに、社会人になり前文のような行動をとることが増えました。 似たような行動をした事ある方いますでしょうか?どうやったら行動をとらなくなった、病院にかかったなど、似たような経験がある 方教えて頂けると幸いです。
不安うつストレス不眠症
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専門家プロフィール
内田 朋加 さんの専門回答
3ヶ月前
身に覚えのない行動、不安ですよね
#夢遊病 #睡眠 #睡眠時遊行症
ちRu2さん、初めまして。臨床心理士・公認心理師の内田と申します。 眠っていたはずの時間に行動をしていた記録があると、驚きや恐怖を感じますよね。 今のちRu2さんの状態や今後について、一緒に考えてみましょう。
[今回の悩み]
ちRu2さんは最近数回にわたり、眠っていたはずの時間にLINEを送っていたりアプリを入れていたり電話をしていたり、といった行動に気づかれたとのこと。 ここ数年はなかったものの、同様の現象は幼少期から中学生くらいの頃にもあったのですね。 その時は夜中に玄関から出ようとしたり、リビングから自室に移動していたなど、今回よりも大きな動きを伴っていたようです。 ご自身では過去のも今回のもまったく記憶になく、なぜこのような行動をとってしまうのか、夢遊病と呼ばれるものなのかストレス、はたまた他の病気があるのかなど、その原因について不安になっていらっしゃるようです。
[悩みの原因・分析]
ちRu2さんが悩まれている夢遊病、医学的には睡眠時遊行症と言ったりもしますが、これは睡眠と覚醒のバランスが崩れてしまっていることにより生じると考えられています。 睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠という2つの種類の相をもち、入眠後まだ脳が休まりきっていないいわゆる”浅い眠り”の状態であるレム睡眠に入り、その後より深く脳の活動も落ち着いてくるノンレム睡眠へと落ちていきます。そして睡眠中この2つの相を波打つように行ったり来たりして心身の回復を果たすのが眠りの担う役割です。 一般的にはこの眠りの浅いレム睡眠のときにふとまわりの気配で目が覚めてしまったり、排泄のために起床したりすることが多くなります。 しかし、夢遊病、睡眠時遊行症の場合はこれとは異なり、ノンレム睡眠にも関わらず、突然起き上がって歩き回ったりしてしまうため、ご本人に意識がなく記憶にも残らないと考えられます。 また、こうした症状はちRu2さんがご経験されたように、幼少期にはまだ脳が発達過程にあることなどから決して珍しいことではなく、一般的には思春期頃には消失すると言われています。
[やってみましょう!]
ちRu2さんは今回、すでに社会人になっているにも関わらず、子どもの頃と似た症状が出てきたことでとても不安を感じられていることと思います。 大人になってからの夢遊病、睡眠時遊行症は、ストレスや疲れ、睡眠障害、または何かしらの精神疾患や服薬中のお薬による影響がある可能性が考えられます。 上述したように、入眠後間もないレム睡眠時による行動であれば、寝ぼけて記憶にないだけで睡眠時遊行症との判断にはならないかと思いますが、入眠後1時間ほどたってからの行動であればノンレム睡眠時のものである可能性があるため、睡眠時遊行症を疑ってみるのが良いでしょう。 また、こうした症状が頻発すると当然ですが睡眠の質は悪くなり、日中の活動にも影響を及ぼします。 日常生活に支障が出るほど眠気が止まらない、疲れやすいなどといった他の症状はないでしょうか。 まずは眠りの質を高めるために、入眠前2時間はスマホなどの液晶を見ないようにする、コーヒーなどの刺激物も口にしない、眠る前にゆっくりと湯船で身体を温めて身体をほぐすなどといったできることをやってみてください。 しかし、症状の出る頻度が高くなる、もしくはより行動が大きくなってくる、何より日中への影響が大きい場合には、すぐに受診されることをお勧めします。睡眠外来や心療内科であれば、詳しく検査・治療を行っていただくことが出来るでしょう。
今回ご投稿いただいたちRu2さんを困らせている症状はどちらかというと脳神経系の分野の先生が強い分野かと思います。 しかしご自身が眠っている間、記憶にない行動をとっているという大変は驚きや恐怖、不安も大きいものでしょう。 また、症状に直接関係はないかもしれないけれども、日頃強いストレスを感じている、他にもいろいろな不安がある場合、そうしたお悩みが脳にも影響を与えている可能性があります。 カウンセリングではそうしたお気持ちに寄り添い、お話を伺うことで、落ち着くことのできずにいる心を一緒に整えていくお手伝いをさせていただきます。 ちRu2さんの中に、そうしたお悩みがある場合、ぜひカウンセリングを受けることも選択肢に入れてみてくださいね。 ちRu2さんの不安が和らぎ、穏やかな日々を送れることを応援しております。