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一般的な悩み
コーヒー豆_レベル._アイコン.みきてぃお
4ヶ月前
夏のいちばん嫌いなところ
僕は昔から花火や和太鼓等の大きい音が苦手です。 小さい頃は運動会のピストルがだめでかけっこも耳もふさいでスタートしてました。保育園の夏祭りでは割と本格的な花火の打ち上げがあり、年下の兄弟や従姉妹は最前列で見てたにも関わらず僕はどうしてもだめで泣きながら保育園の駐車場に逃げて車の中でみんなを待っていました。 和太鼓とピストルは驚きはするものの我慢できるようにはなりました。でも花火だけは小学校、中学校と歳を重ねてもかわらず、高校生となった今でも見ることはできません 昔からのトラウマなのか今は音どころか強い光にも嫌悪感がありテレビで見るのも嫌なほどです。 そんな僕を見て母は花火の季節になると「昔はよく見に行ったけど最近は誰かさんのせいですっかり行かなくなったなー」とか「子どもが産まれる前はよく行ったなのになー」とか言われます 確かに僕のせいかもしれないけどこればっかりはからだが拒否しているようなものなのでそんなことを言われてもこまります。 インスタにも友達が浴衣を着たりカップルで花火を見に行く様子が投稿されていて羨ましく思ったり、ディズニーランドに行くと一日の終わりに花火があったりするので花火嫌いを克服したいと思っています ここまで付き合ってくれてありがとうございます。 もし同じ人がいれば共感していただけると嬉しいです。
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専門家プロフィール
山路 和英 さんの専門回答
4ヶ月前
「感覚過敏」と向き合い、花火を楽しむための一歩
#感覚過敏 #HSP #コンプレックス #トラウマ #克服
こんにちは、みきてぃおさん。投稿を拝見いたしました。大きな音が苦手で、特に花火に対しては、体が拒否するほどの強い嫌悪感を抱えてこられたのですね。周りが楽しんでいる中で一人だけ怖がってしまう孤独感や、お母様からの言葉に罪悪感を抱いてしまうお気持ち、お察しいたします。
[今回の悩み]
みきてぃおさんは、幼い頃から花火やピストルなどの大きな音が苦手で、高校生になった今も、花火だけは音や光を見ることもできない状況です。お母様から嫌味を言われる辛さや、友人たちと一緒にお祭りやテーマパークを楽しめないことへの羨ましさから、「花火嫌いを克服したい」と強く願っているご様子です。
[悩みの原因・分析]
まず、何よりも大切なことをお伝えします。その恐怖心は、みきてぃおさんの**「気の持ちよう」や「わがまま」「臆病」といった性格の問題では決してありません。 みきてぃおさんのように、特定の音や光、匂いなどに対して、脳や神経が過剰に反応してしまう体質のことを「感覚過敏」と言います。これは生まれつきの特性であることが多く、あなたの意志とは関係なく、体が危険信号として反応してしまっている状態です。保育園での体験がトラウマとして影響している可能性もありますが、根底にはこの「感覚過敏」という特性があると考えられます。 したがって、お母様の「誰かさんのせい」という言葉に、あなたがこれ以上傷ついたり、責任を感じたりする必要は全くありません。それは、あなたという人間が持つ「特性」なのです。その上で、「克服したい」と前向きに考えているあなたの気持ちは、非常に素晴らしいものです。社会生活の中で楽しみを増やし、ご自身の世界を広げたいと願う、大切な一歩です。
[やってみましょう!]
克服のための鍵は「無理やり慣れる」ことではなく、「暴露(ばくろ)療法」の考え方に基づき、安全でコントール可能な環境から、段階的に刺激に慣れていくことです。ご自身のペースで、ゲームのレベルを一つずつクリアしていくようなイメージで試してみてください。 1. レベル1:安全な自宅で「映像」と「音」に慣れる ・①光に慣れる: まずはYouTubeなどで綺麗な花火の動画を探し、音量を完全にゼロにして、映像だけを数分間眺めてみましょう。光の刺激に慣れることが目的です。 ・②小さな音に慣れる: ①が平気になったら、次は動画の音量を、「聞こえるか聞こえないか」ぐらいの本当に小さな音で再生してみます。これを数日間続け、少しずつ、あなたが不快にならない範囲で音量を上げていきます。焦りは禁物です。 2. レベル2:「お守り」を用意して、遠くから挑戦する ・お守りを手に入れる: 今の時代には便利な道具があります。完全に音を遮断する耳栓ではなく、ライブ用や音楽用のイヤープロテクター(イヤープラグ)を探してみてください。これは、不快な高音域や衝撃音を和らげつつ、人の声などは聞こえるように作られています。これを「お守り」にしましょう。ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンも有効です。 ・遠くから眺めてみる: 次に花火大会がある際は、会場には絶対に行かず、音が遠くに小さく聞こえる、数キロ離れた場所から眺めてみる、という挑戦をします。必ず「お守り」を装着し、「いつでも帰れる」という安心感を持って臨みましょう。5分見られたら大成功です。 3. レベル3:少しだけ距離を縮めてみる レベル2を何度か成功させ、「遠くからなら大丈夫」という自信がついたら、ほんの少しだけ会場に近い場所(それでもまだ遠い場所)で試してみます。この時も、必ず「お守り」を使い、「怖いと感じたらすぐにその場を離れる」というルールを徹底してください。あなた自身の「大丈夫」という感覚が、何よりも大切です。
感覚過敏やトラウマからの克服は、ご自身のペースで進めることが何よりも大切です。しかし、時には過去の記憶が強くよみがえったり、お母様との関係でストレスを感じたりと、一人で進めるのが難しい場面もあるかもしれません。 もし、この練習が辛いと感じたり、不安が強くて一歩を踏み出せないと感じたりした場合は、決して無理をしないでください。 その際は、スクールカウンセラーや臨床心理士などの専門家に相談することを検討してみてください。専門家は、あなたの「感覚過敏」という特性に理解を示し、暴露療法のようなアプローチを、より安全で効果的に進めるためのサポートをしてくれます。また、ご家族とのコミュニケーションについてのアドバイスをもらうこともできます。専門家を頼ることは、あなたの「克服したい」という大切な気持ちを、より確実な未来に繋げるための賢明な選択です。
コーヒー豆_レベル._アイコン.
タビュー
2ヶ月前
みきてぃおさん、こんにちは 私も幼少期から、音・光・匂い・視界などの「感覚」に敏感で、体が拒否するレベルで苦手でした。 例えば、子どもが泣く声、女性の悲鳴、怒鳴り声、マジックテープを剥がす音、家電量販店の照明コーナー、化粧品や香水の売り場(白っぽい照明と強い匂い) そして特に克服が難しいのは、人混みと行列です。様々な音が混ざるのと、視界が塞がるのがどうしても耐えられず、イライラして逃げ出してしまいます。 しかし、自分が苦手な物事は、楽しそうなイベントやテーマパークには付き物なことばかりです。せっかく新しい友人ができて仲を深めたくても、「混んでいる場所に行きたくない」というだけで遊びの幅や日程が狭まり、結局いつも休日は1人で過ごして寂しい思いをします。 しかし、自分の中で心がけていることが2つあります。 ・SNS(XやInstagram)から距離を置くこと ネットを見ていると、楽しそうにしている人の様子を目にして、自分だけが寂しい人のように感じてしまいます。専門家の方がコメントしているトレーニングでの糧にすることもできますが、「今日は特に不調だな」と感じているとき、いつもの癖でSNSを開いてしまうと余計に気持ちが落ちる可能性があるので、自身は暇な時にSNSを見ることを「癖」にしないように気をつけています。いきなりSNSを「一切見ない」というのは難しいと思いますが、少し頻度を減らしてみるのも1つの方法なのではないでしょうか? ・「当事者の会」を探し続けること これは居住地や年齢などによっても左右されるかもしれませんが、自身は「こくちーず」などのサイトで、生きづらさを抱える人が集まる会合を探して参加しています。自分は発達障害があるので「発達当事者会」に数カ所参加しているのですが、会によって集まる人の雰囲気やイベント内容は様々です。障がいがなくても、「感覚過敏」や「HSP」の当事者会も見かけたことがあるので、みきてぃおさんが共感し合える仲間がどこかで見つかるかもしれません。 トレーニングの途中でうまくいかないと思うこともあるかもしれませんが、みきてぃおさんが今持っている特性のままでも、受け入れてくれる仲間がどこかに必ずいることを忘れないでくださいね ちなみに、自分は感覚過敏の直し方をここまで詳しく知れたことがなかったので、みきてぃおさんが勇気を持ってここに投稿してくださったことを感謝しています。ありがとうございました!