自分が変わりたいと思うのは、おかしいのですか？

私は、相手の頼み事を断ることができなくてずっと「いいよ」と断りたくても断れることが出来なくて嫌なことでも受け入れちゃうことが多かったり、嫌なことをされても黙って、ヘラヘラして自分の気持ちを殺すことが多かったのですが、もうこんな自分を変えたいと思って、嫌だよなど、はっきりいうようになったのですが友達に「変わったよね」「なんでそんな事言うの？」など自分の思い違いかもしれませんが責められる風に言われることが増えていきました。それが怖くて、自分を出すのが怖く感じていきました。自分が変わると周りに迷惑をかけちゃう。だから私は変わらない方がいいのでしょうか？私が変わりたいと思うのは悪いことなのでしょうか？もう嫌です。

トラウマ不安

これまで嫌なことも受け入れてきたが、そんな自分を変えようとしたら、友人から「変わったね」と言われてしまった

#不安 #トラウマ #対人関係 #人間関係

はやしんさん、こんにちは。カウンセラー、公認心理師、精神保健福祉士の佐藤真紀と申します。よろしくお願いします。お話を聞かせてくださってありがとうございます。断れない自分を変えようと行動したのに、周りからの反応でまた怖さや不安が出てきてしまったのですね。その気持ち、とてもよく伝わってきます。

[今回の悩み]

はやしんさん、はこれまで相手の頼みごとを断れず、嫌なことでも受け入れてしまい、自分の気持ちを押し殺してきたのですね。「もう変わりたい」と思って勇気を出して自分の気持ちを伝え始めたところ、友達から「変わったね」「なんでそんなこと言うの？」と言われてしまった。その言葉に責められているように感じ、自分を出すことが怖くなってきた、という状況ですね。

[悩みの原因・分析]

長い間はやしんさんが「いい人」でいることを続けてきた分、周囲の人もあなたに「断らない人」というイメージを持っているのかもしれません。そんな中で自分を出し始めると、周りにとっては「いつもと違う」と感じられ、戸惑いや反発が出ることがあります。これははやしんさんが悪いのではなく、変化に慣れていない周りの反応でもあるのです。

[やってみましょう！]

はやしんさんが「変わりたい」と思った気持ちは、とても大切にしていいものです。むしろそれは、自分を大切にしたいという自然な感覚です。まずは小さな「NO」から練習してみませんか？全部を断るのではなく「今日はちょっと無理かな」「また今度ね」と軽く伝えるだけでも十分です。そして、断った後に不安になったら「私は自分を大切にしただけ」と心の中で繰り返してみてください。また、周りの人の言葉を「責められている」とすぐに受け取らず、「そう感じているんだな」とひと呼吸置いて受け流す練習も役立ちます。こうした小さな積み重ねが、はやしんさん自身の「自分は変わっていいんだ」という確信につながっていきます。

カウンセリングでは、「断ると責められる気がする」「変わりたいのに怖い」という感覚を一緒に整理し、安心できる練習の場を持つことができます。安全な場所で「NO」を言う練習をしたり、自己肯定感を育てたりするサポートも可能です。マインドカフェのカウンセリングでも、同じような経験を持つ方のお話を一緒に整理しながら、「自分を出していいんだ」と思えるように伴走していけると思います。はやしんさんが「変わりたい」と願うことは、決して悪いことではありません。その気持ちは、これからのはやしんさんの人生をより大切にしていくための大切な一歩だと私は思います。