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キャリア・就職
コーヒー豆_レベル._アイコン.あいいろ
4ヶ月前
就職先を選べない。自分の気持ちがわからなくなってしまった。
25卒です。大学3年生の時にメンタルを少し崩してしまい、就活をしませんでした。高校生の頃から公務員になることは決めていて、大学4年生の時に勉強を進め、ありがたいことに2カ所から内々定?をいただいています。どちらに進むか決められず、苦しい状況です。 A 主体的に動ける現場?である。 高校生の頃から憧れていた。 自分の特技?が活かせるかもしれない。 夜勤があるため、体力的に不安である。 数回しか行ったことのない土地での勤務、初めての一人暮らしなので不安がある。 全国転勤であるところも魅力である。 B 大学4年生の夏に説明会で印象に残り、自分に合っていると思った。 夜勤は原則ないが、サビ残があるかもしれない。 支えることが基本の仕事であり、勉強して資格を得ると昇給する。 4年間県外から通っていたので、なんとなく土地勘はあるが、初めての一人暮らしで不安がある。 基本県内転勤のため、窮屈だと思った。 私はBから内々定をいただけるとは思っていませんでした(2次試験で失敗したと感じたため)。 初めはチャンスがあったのに、それを掴まないと後悔するかもしれないから、Aにしようと思っていました。ですが、夜勤のことを考えると休みは十分与えられるとしても耐えられるのかな、と思うようになりました。大学3年生の時、通学時間が長く大学の勉強と両立できず、メンタル面でも体調面でも苦しい思いをしました。Aでの勤務を通して、生活リズムが崩れたことにより、また似たような辛い期間を過ごす可能性があるかと思うと憂鬱です。 Bの採用手続が先に進んでしまい、またBの勤務が始まるのも思っていたより早く、断りづらい雰囲気で、もうBにしようかなと思うようになりました。2週間近く悩んでおり、考えるのに疲れたというのも本音です。 理想を言うならAでの勤務ですが、体調等の事情を考慮するとBです。高校時代からAを志望していたのに、体を強くしようとしてこなかった自分が情けないです。 考えるのに疲れたし、もうBで決めてしまったほうが苦手な電話連絡しなくていいし、と考え始めてしまいました。でもずっとAで働きたかったという気持ちはどうなるのか、とも考えてしまいます。Bについては、在学中母親から勧められたのを思い出し、ここでも母親の言いなりになるかもしれないのか。。と自分に対して呆れています。 またAの方が面接や説明会へ参加するためにお金をかけていたので(Aのほうが実家から遠く、またBはオンラインでの対応があった)、もったいないとも思っています。途中で貯金が尽き、両親から支援してもらっていたので、両親に対しても申し訳ないです。 結局自分はどうしたいのか、なぜA,Bで働きたいのかもわからなくなりました。 もう返事をする期限も近づいており焦りもあるし、何を基準に決めるとよいのか分からなくなりました。 贅沢な悩みだと思いますが、皆さまの意見をお聞きしたいです。読みにくい文章かと思いますがよろしくお願いします。
ストレス
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専門家プロフィール
山路 和英 さんの専門回答
4ヶ月前
後悔しない選択をするための選択法
#キャリア選択 #就職活動 #25卒 #決断力 #後悔しない生き方
こんにちは、あいいろさん。投稿を拝見いたしました。人生の大きな岐路に立ち、二つの素晴らしい選択肢の間で、心が張り裂けるほど深く悩んでいらっしゃるのですね。「贅沢な悩み」とご自身ではおっしゃいますが、決断の期限が迫る中でのプレッシャーと、過去の体験からくる不安、そして「考えることへの疲れ」、そのお気持ちは非常によく分かります。
[今回の悩み]
あいいろさんは、公務員として2箇所から内々定を得たものの、どちらを選ぶべきか決められずに苦しんでおられるようです。一方は高校時代からの「憧れ」であるA。しかし、夜勤などによる体力的な不安や、過去に体調を崩した経験から、二の足を踏んでいる。もう一方は、自分に合っていると感じ、体力的な負担は少ないであろうB。しかし、どこか窮屈さを感じ、母親の勧めであったことから「自分の意思ではないかもしれない」という迷いも生じています。理想と現実、後悔への恐れ、そして思考停止に近いほどの疲労感の中で、判断基準を見失ってしまっているご様子です。
[悩みの原因・分析]
この悩みの本質は、単にAとBという二つの職場を比較していること以上に、あいいろさんご自身の「理想の自分」と「過去の傷ついた自分への恐れ」との間の戦いであると言えます。Aを選びたい気持ちは、高校時代から抱いてきた「こうありたい」という理想の自分像そのものです。一方で、Bに傾く気持ちは、大学3年生の時に経験した「心身の限界」という辛い記憶を、二度と繰り返したくないという、自己防衛の本能から来ています。 では、何を基準に決めれば良いのか。選択で迷ったときにできる、非常に有効な判断基準を一つ、ご紹介します。それは、「迷った時は、より勇気がいる方を選ぶ」という考え方です。 なぜなら、人間は本能的に、選択によって「失うかもしれないもの(リスク)」を、「得られるかもしれないもの(リターン)」よりも遥かに大きく見積もってしまう傾向があるからです。あいいろさんの場合、「Aを選んで体調を崩す」というリスクが、Aでしか得られない経験や成長というリターンを、霞ませてしまっているのです。しかし、後になって私たちを最も苦しめるのは、「やって失敗した」という後悔よりも、「挑戦すらしなかった」という後悔であることが、あまりにも多いのです。
[やってみましょう!]
「勇気がいる方を選ぶ」と言っても、闇雲に飛び込むわけではありません。不安を具体的な「課題」に変え、一つずつ対策を立てることで、憧れへの道を着実に歩むことができます。 1. 不安を「リスク管理」のタスクに変える Aに対する不安は、「諦める理由」ではなく、あなたがクリアすべき「課題リスト」です。 ・【体力面の不安】への対策: ご意見の通り、体力消耗を最小限にするための具体的な「リスクヘッジ」を考えます。例えば、「職場の徒歩圏内に住むことを絶対条件にする」「自炊が無理でも、栄養バランスの取れた食事宅配サービスを利用する」など、お金や工夫で解決できることはたくさんあります。 ・【一人暮らしの不安】への対策: 「孤独に耐える」のではなく、「繋がりを作る」ことをタスクにします。その土地の社会人サークルを今から調べておく、同じ職場の先輩と繋がれるSNSを探すなど、事前に人間関係のセーフティネットを準備しておくのです。 2. 「お試し期間」と「撤退プラン」を設定する Aの勤務を「一生の問題」と考えると、あまりに重すぎます。そこで、ご自身で「お試し期間」を設定しましょう。 ・期限を区切る: 「まずは2年間、全力でやってみる。その時点で、続けるか、異動を希望するか、あるいは(公務員としての経験を活かして)転職するかを判断する」と決めるのです。 ・プランBを考える: あいいろさんはまだ若く、今回の職歴は、万が一うまくいかなかったとしても、次のキャリアへの大きな強みになります。最悪の場合のプランBがある、という事実は、Aに挑戦する勇気をくれるはずです。 3. 決断に「言い訳」を使わない 「手続きが進んでいるから」「電話が苦手だから」という理由でBを選ぶのは、決断を他者や状況に委ねる「受け身」の選択です。母親の勧めや、これまでかけたお金のことも、一度脇に置きましょう。これは、他の誰でもない、あなた自身の人生の最初の大きな一歩です。
考えることに疲れ、流れに身を任せたくなるお気持ちは、痛いほど分かります。しかし、その選択が、将来「あの時、なぜ挑戦しなかったんだろう」という、消えない後悔に繋がる可能性もあります。 この決断のプロセスは、非常にストレスがかかるものです。もし一人で抱えきれないと感じたら、大学のキャリアセンターや、外部のキャリアコンサルタントといった、客観的な視点を持つ第三者に話してみることも、思考を整理する上で非常に有効です。 最後にもう一度、ご自身の心に問いかけてみてください。「5年後、10年後の自分が、今の自分を見て、どちらの選択を『よくやった』と褒めてくれるだろうか」。その答えが、きっとあなたの進むべき道を照らしてくれるはずです。応援しています。