お話の詳細
メンタルヘルス
コーヒー豆_レベル._アイコン.あまねこ
4ヶ月前
母への後悔と父へのもどかしい感情が湧いて自分を消したくなります。
現在大学4年生です。約3年前に母が病死しました。今は父が寮暮らしのため実家で一人暮らししています。  亡くなってからの大学新生活は自分を変えるために飲食のホールスタッフをやったり、入学当初からの希望課程の勉強法をして、現在はその課程にて国試勉強しています。  3年生から学校カウンセリングに通っていますが自分の本音を話すことが苦手で、母のことを話したのは3年1月の時でした。ずっと人に話す=死を認める。死したことが広まる怖さから嘘をついて父のアル中や家庭環境について話していました。  私が高校の頃に父はアルコールをパタリと辞めて今も辞めていますが、幼い頃の記憶や辞める直後の行動が今も腹ただしく周りは「今アルコール辞めたの凄いじゃん」「まあ昔ヤンチャしてたらしいじゃん」とか確かに凄いけど、凄いからと言ってやってきたことは消せないし軽く言えるものと思えません。しかし、父自身と話してると「アルコールのせいでさ〜」や「お前(私)は俺と違ってすげぇよ」と言われると反省の意と、父と私の社会環境も生育環境も違うのになんで比べる必要があるんだろうと、変な気持ちになります。  そして母の件ですが、病院に通って院内で亡くなったのではなく家の私の隣で意識消失し、一時期に救命したのに、母の意向を元に命を絶たせてしまった後悔がとてもあります。それ以前から様々症状出ていたのに自分は甘えて独り立ちしてなかった、お金を無駄に使わせてしまった、そういう後悔が強いです。  こういう一言で表せない感情と思考から「自分が生きている理由はないし、なぜ死なないんだ」と否定感から自傷行為・やや自殺企図、少しの未遂までやりました。父や周りのひと(友人)にはバレずに自分の感情が暴発し収まった時に友人には言いました(企図したことだけ)。  3年生になってからメンタルクリニックを3軒ほど行きましたが、行く先々でここまで話せず鬱じゃない、学校のタスク飽和の適応障害気味、気分安定させようか、など表面をサポートされている自覚はあります。でも根底には届かず、苦しいなら苦しいでいいか、とあきらめも少しでています。 どうしたらこの感情や思考から抜け出せるのでしょうか。お医者様に言えない自分や、言えないようなことしてるのがいけないのでしょうか。 追記 こういう状態になるのは、自分と似た経験した人の心情に引っ張られる時、試験前後のストレス、不意に来るなど様々です。どれも1日中よりはそれに触れてからピークは30分くらい、長くて1日とかです。 そういう強い感情以外の憂鬱感はストレスがかかると来るようになりました。こちらは長くて2週間ほどで生理前に被る時とそうじゃない時があります。
トラウマ衝動_暴力不安うつ
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専門家プロフィール
山路 和英 さんの専門回答
4ヶ月前
「罪」の意識ではなく「物語」を書き換える。トラウマと向き合う、カウンセリング
#トラウマ #グリーフケア #カウンセリング #自己肯定感
こんにちは、あまねこさん。投稿を拝見いたしました。お母様のこと、ご家族のこと、そしてご自身の心のこと…あまりにも多くの重い荷物を、たった一人で、本当によく今まで抱えてこられましたね。誰にも本音を話せず、苦しみの中でご自身を責め続けてきたそのお気持ち、痛いほど伝わってきます。
[今回の悩み]
あまねこさんは、約3年前にお母様を亡くされた辛い経験、特にご自身の隣で意識を失い、その最期に関わったという後悔と罪悪感に苛まれているのですね。その苦しみを誰にも、カウンセラーや医師にさえも打ち明けられず、表面的な問題に終始してしまうことへのもどかしさ。そして、癒えない心の傷が自傷行為や希死念慮に繋がり、「どうしたら抜け出せるのか」と途方に暮れているご様子、お察しいたします。
[悩みの原因・分析]
まず、何よりも先にお伝えしたいのは、お医者様やカウンセラーに本当のことを話せないご自身を、決して責めないでください。それは、あまねこさんが弱いからでも、いけないことをしているからでもありません。 ご投稿から、あなたは「母の死の真相を話すこと=自分の罪を認め、それが周知の事実となること」という、計り知れない恐怖を感じているのだと思います。それは、あたかも法廷で自分の罪を告白するような、恐ろしい作業に感じられることでしょう。その恐怖から口を閉ざしてしまうのは、ご自身の心を守るための、必死の防衛本能なのです。 ここで目指すべきは「罪を認めて償う」といった苦しい道のりではありません。本当に有効な心理療法やカウンセリングが目指すのは、「認知的な変容」、つまり、出来事そのものの「意味」や「捉え方」を根本から変えていくことです。 それは、「お母様を死なせてしまった罪深い自分」という自己認識(認知)を、「どうすることもできない状況下で、愛する母のために最善を尽くした自分」という、新しい自己認識に書き換えていく作業です。あなたの行動が他者を容易に傷つけるという考え自体が、修正されるべき一つの「認知の歪み」なのかもしれません。この辛い経験は、あなたの「罪」の証拠ではなく、あなたのせいではなかったのだと、心の底から認識できるようになること。それが、この苦しみから抜け出すための光となります。
[やってみましょう!]
そのための第一歩は、大きな勇気や覚悟ではありません。ほんの「小さな意欲」だけで十分です。 1. カウンセリングの目的を「罪の告白」から「物語の再検討」に変える もし、もう一度カウンセリングを試してみようと思えたなら、その時の心の目的を少しだけ変えてみてください。「自分の罪を話す」のではなく、「自分一人では解釈できない、とても辛い物語について、専門家の意見を聞きに行く」というスタンスです。お母様の死について考えることは、あなたの罪を確定させる作業ではなく、あなた自身とお母様との関係、そしてあなた自身の価値を、もう一度、優しく見つめ直すための「きっかけ」なのです。 2. 「小さな意欲」を言葉にして、専門家を味方につける カウンセラーに会った時、いきなり全てを話す必要はありません。まずは、あなたの「話せない」という苦しみそのものを、正直に伝えてみてはいかがでしょうか。 伝え方の例: 「実は、ずっと話せていない、とても苦しい体験があります。それを話すことが、自分の罪を認めるようで、とても怖くて言えません。でも、このままでは苦しいので、どうにかしたいと思っています。どう話せばいいのか、一緒に考えてもらえませんか?」 このように伝えることで、カウンセラーはあなたの恐怖を理解し、あなたが安心して話せる環境を、時間をかけて一緒に作ってくれるはずです。
あまねこさん、あなたは今、ご自身の人生で最も困難で、そして最も大切な心の作業の入り口に立っています。しかし、トラウマ、特に複雑な悲嘆(グリーフ)を伴う心の傷を、一人で癒すのはほとんど不可能です。自傷行為や自殺企図は、あなたの心が「もう一人では抱えきれない」と叫んでいる、限界のサインです。 どうか、あなた自身を救うために、もう一度だけ、専門家の力を信じてみてください。今回のケースでは、通常のカウンセリングに加え、トラウマケアやグリーフケアを専門とする臨床心理士や公認心理師を探すことが、より確実な回復への道に繋がります。 あなたの「この苦しみから抜け出したい」という小さな、しかし尊い意欲が、未来を照らす唯一の鍵です。その鍵を使い、専門家という扉を開けてみてください。それは、自分自身にしてあげられる、最も優しく、最も力強い行動です。応援しています。