お話の詳細
仕事関係
匿名さん
4ヶ月前
働くのが怖い
ハラスメントを原因に精神を病み、しばらくの間なにもできなかった時期がありました。 その後、無職であることへの焦りや将来への不安から「せめて何かしないと」とフリーターとしてアルバイトをしていましたが、一身上の都合で遠方へ引っ越す運びとなり再度職探しの壁にぶつかっています。 「ハラスメントを受けていた所からはもう離れたのだから大丈夫」と自分に言い聞かせながらも、人間関係が完全に円満でストレスフリーな職場など基本的にはないのだという周囲の言葉がとても重いです。 こういった言葉の裏には「誰だって通る道でありどれだけ大人になってもどうすることもできないことは珍しくないからそんなに気負わなくて良い」等のニュアンスが含まれているかもしれませんが、自分にとっては大きな恐怖であり障壁です。 今の時代いろいろな働き方があるので、在宅だとかの求人情報にも目を通しましたが釣り求人と呼ばれるものがあるということも知りいよいよ嫌になってしまいました。 自身の生活のため一生懸命に働いていたかっただけなのにどうしてここまで傷付けられなくてはならなかったのでしょうか。 進めない現状も苦しいですし、焦って同じ苦しみを味わうのも恐ろしいです。ゆっくり進めば良いと思っていましたが、進み方も分からなくなってきてしまい、普通に労働することが困難に感じます。それでも働いて収入を得ないといけない。生きることが難しすぎる。こんな自分でも満足にできる仕事などあるのでしょうか。 もし同じような苦しみを抱えているという方や乗り越えた経験がある方がいたらぜひお話を聞かせてほしいです。よろしくお願いします。
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専門家プロフィール
山路 和英 さんの専門回答
4ヶ月前
自分を守り、未来を築くための「戦略的」就職活動
#ハラスメント #トラウマ #転職活動 #キャリアプラン
こんにちは、匿名さん。投稿を拝見いたしました。ハラスメントによって心に深い傷を負い、ただ真面目に働きたいだけなのに、恐怖や不安と戦い続けていらっしゃるのですね。その理不尽さに対するお気持ち、そして将来への不安、痛いほどお察しいたします。
[今回の悩み]
匿名さんは、過去の職場のハラスメントが原因で精神的に不調をきたし、その後、焦りからアルバイトを始めるも、引っ越しで再び職探しの壁に直面されています。「どこも完璧な職場はない」という周囲の言葉が、ハラスメントの経験を持つ匿名さんにとっては大きな恐怖となっており、求人情報を見ることさえ嫌になってしまっています。どうして自分がこんな目に遭わなければならないのか、と深く傷つき、途方に暮れているご様子です。
[悩みの原因・分析]
まず、何よりもご理解いただきたいのは、今あなたが感じている恐怖や無力感は、あなたの心が弱いからでは断じてない、ということです。それは、ハラスメントという理不尽な攻撃によって受けた「トラウマ」の、ごく自然で正当な反応です。 周囲の方の「どの職場も色々ある」という言葉は、悪気はないのでしょう。しかし、日常のストレスと、人格を否定されるハラスメントは全くの別物です。その言葉は、あなたの受けた深刻な傷を軽視し、「我慢が足りない」かのように聞こえてしまう、非常に酷な言葉です。どうか、その言葉にこれ以上ご自身を追い詰めないでください。 ご投稿にもある通り、ハラスメントを容認するような職場で実力を発揮することは不可能ですし、そこに留まる必要は一切ありません。今感じておられる恐怖の根底には、「もし次も同じような職場だったら、もう逃げられないかもしれない」という、選択肢のない状態への不安があります。ですから、次のステップに進むためには、まず「いつでも逃げられる」という心の安全基地を作ることが何よりも重要になります。
[やってみましょう!]
ここからは、傷ついた心を守りながら、着実に未来へ進むための「戦略」を立てていきましょう。 1. 心の「安全基地」を再建する 恐怖を減らす最大の武器は、「選択肢がある」という実感です。 ・過去を「不幸な事故」と捉え直す: まず、ハラスメントはあなたの責任ではなく、加害者とそれを許した会社の責任による「不幸な事故」だったと捉え直しましょう。あなたは被害者であり、何も悪くありません。 ・「逃げるための選択肢」を具体化する: ご意見にある通り、具体的な「お守り」を用意します。「最低でも半年は収入がなくても生活できる資金を確保する」「実家など頼れる場所を再確認する」「いざとなればアルバイトでも生活はできる、と覚悟を決める」など、具体的な選択肢が一つあるだけで、「嫌な職場からはいつでも辞められる」という大きな心の支えになります。 2. 「守りの就職活動」に切り替える 焦りは、搾取される原因になります。就職活動を「攻め」から「守り」に切り替え、長期戦で臨みましょう。 ・タイムリミットを設けない: 「すぐに決めなければ」という焦りを手放しましょう。「良い場所が見つかるまで、一年かけてもいい」と、数年単位で考えることで、心に余裕が生まれます。 ・「スパイ」になる意識を持つ: あなたの仕事は「内定を取ること」ではなく、「健全な職場環境を見つけ出すこと」です。企業の口コミサイトを徹底的に調べたり、面接で「ハラスメント対策について、どのような取り組みをされていますか?」と質問したりするのも有効です。あなたの質問への回答姿勢で、その企業の体質が見えてきます。 ・「釣り求人」を警戒する: 在宅ワークなどの好条件の求人には、残念ながら実態と異なるものもあります。少しでも違和感を覚えたら、「ご縁がなかった」とすぐに見切りをつける勇気を持ちましょう。
匿名さんはただ一生懸命に働きたかっただけなのに、理不尽に深く傷つけられました。そのお気持ちは、完全に正当なものです。しかし、ハラスメントによるトラウマは、ご自身でも気づかないうちに自己肯定感を蝕み、冷静な判断を難しくさせます。この重い荷物を、これ以上お一人で背負う必要はありません。 ご自身の未来を守るための最も確実な一歩として、専門家へのご相談をお勧めいたします。専門家への相談は、弱さの証ではなく、ご自身のキャリアと人生の主導権を取り戻すための、非常に賢明で力強い選択です。ぜひ、あなた自身のために、相談機関の扉を叩いてみてください。