よらんたさんは、片思いをしている同性の方と最近喧嘩が絶えず、関係を修復したいのに、まともに会話もできない状況に深く悩んでいらっしゃるのですね。同時に、ご家族の問題など多くのストレスが重なり、精神的に非常に不安定になっているとのこと。誰かを好きになる気持ちや、辛いと感じるご自身のことを「おかしい」「女々しい」と責めてしまい、どんどん自分が嫌いになるという悪循環に陥り、途方に暮れているご様子、お察しいたします。

まず、一番大切なことからお伝えします。**同性を好きになることは、決して「おかしい」ことではありません。**誰を好きになるかは、その人の個性であり、多様な形があって当然です。その気持ちは、どうか否定しないでください。 今よらんたさんが経験している苦しみは、例えるなら「心のコップが、すでに満杯の状態」です。ご両親の不仲やご家族の病気といった、非常に大きなストレスでコップの水は溢れんばかりになっています。その状態で、友人から少し嫌なことを言われるのは、満杯のコップにさらに水が注がれるようなもの。少しの量でも溢れてしまうのは当然で、あなたのメンタルが特別に弱いからではありません。 ご意見にもある通り、人はこれほど強いストレス下にあると、無意識のうちに一番心を許している人に、その辛さを分かってほしくて不機嫌な態度を取ってしまったり、気を引くような行動をしてしまったりすることがあります。しかし、相手の方があなたの家庭の事情を知らなければ、その態度の真意を察することは難しく、「自分のせいで怒っているのかな？」と誤解してしまい、喧嘩につながっている可能性も考えられます。

絡まってしまった糸を解きほぐすように、一つずつ、できることから始めてみましょう。 1. まずは「仲直りのきっかけ」を作る 喧嘩が続いているとのこと、もしご自身の言動にも原因があったと感じているなら、ご意見にあるように、まずは素直に謝ることから始めてみましょう。関係を修復するための、最も誠実で効果的な一歩です。 ・伝え方： 直接会って「この前のこと、ごめんね」と伝えるのが一番ですが、難しければLINEなどのメッセージでも大丈夫です。「最近、感情的になってしまってごめん。落ち着いて話がしたいな」と、あなたの「仲直りしたい」という気持ちを伝えてみましょう。 2. 「自虐」の代わりに「自分の気持ち」を伝える練習をする 「自分は迷惑な存在だ」という自己否定（自虐）は、一時的に心を守る鎧になるかもしれませんが、長く続くと自分自身を傷つけ、相手も疲れさせてしまいます。 ・言い換えの練習： 「私って迷惑だよね」と言いそうになったら、ぐっとこらえて「今、すごく悲しい気持ちなんだ」「なんだか不安で…」というように、**自分の素直な感情（I-メッセージ）**で伝える練習をしてみてください。 3. 問題を一つずつ切り分ける 今のあなたは、①大切な人とのこと、②ご家族のこと、③ご自身のアイデンティティのこと、と、複数の大きな問題に同時に向き合おうとして、混乱しています。まずは、一番達成可能な目標である**「相手の方と、まずは普通に話せる関係に戻ること」**に集中しましょう。他の問題は、一旦横に置いておいて大丈夫です。

あなたは今、一人で抱えるにはあまりにも重すぎる荷物を、たった一人で背負おうとしています。辛いと感じるのも、どうしたらいいか分からなくなるのも、当たり前です。そして、その気持ちを「女々しい」などと責める必要は全くありません。 ご家族の問題や、ご自身の性の在り方についての悩みは、非常にデリケートで、深い心のケアを必要とします。このような複雑な問題を、ご友人やご自身の力だけで解決しようとすると、かえって心が疲弊してしまう危険性があります。 そこで、あなた自身を守るための最も大切なステップとして、専門家へのご相談を心からお勧めいたします。スクールカウンセラーや臨床心理士、あるいは地域の相談窓口など、信頼できる専門家は、あなたの秘密を守りながら、どんな話も否定せずに受け止めてくれます。安全な場所で気持ちを整理し、ストレスへの対処法を学び、自分らしい生き方を見つけていくための、心強い味方になってくれるはずです。 助けを求めることは、弱さではありません。自分の人生を大切にするための、最も勇気ある行動です。ぜひ、あなたのために、相談の扉を叩いてみてください。