お話の詳細
家族関係
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4ヶ月前
下宿先と実家を行き来する生活
今年から専門学校に入学し、親戚の家に下宿することになったのですが、親戚の人に「一週間に一回は実家に帰るように」と言われています。 実家は、下宿先から学校に行く時間+20~30分かかるくらいなので、帰ろうと思えば帰れるような距離です。 実家が嫌な訳でもないのですがさすがに一週間に一回は嫌だなぁって気持ちが強く、 自分が持病を持っていて、定期的に様子を見せに帰すという意味もあるとは思うのですが一週間に一回はさすがに帰りすぎなのでは…と思ってしまいます。 納得のいく理由を言えば伸ばすことも考える(1週間に1回→2週間に1回など)と言われたのですが言えるような理由もなく… 帰るのが面倒臭いというのもありますが、何故か嫌だという気持ちがあります。 (その理由がない、またはわからないから辛いのもある)正直このままの生活を続けるのは辛いし、下宿の意味は…?と考えてしまいます。 親戚の人は優しくて怒らないような人なのですが、この話をしてから2回くらい揉めてしまっています。 実家に帰った際、母に帰る頻度について聞いてみたところ一週間に一回でも二週間に一回でもあまり気にしてはいなさそうだったのですが正直分かりません。 自分はどうしたらいいのでしょうか。 他の人たちと比べるとくだらない悩みかもしれませんが、本当に辛いです。 納得して貰えるようなことってなんなのでしょうか… 相談に乗っていただけたら嬉しいです。
辛い不安うつストレス
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専門家プロフィール
佐藤 真紀 さんの専門回答
4ヶ月前
下宿先の親戚宅から「一週間に一度の実家帰省」を促されているが、実家に帰ることに何となく強い抵抗感がある。
#不安 #ストレス #うつ #辛い #家族関係
sibaさん、こんにちは。 公認心理師、カウンセラーの佐藤真紀と申します。 よろしくお願いします。 sibaさんの「うまく言葉にできないけど、苦しい」という感覚、とてもよく伝わってきました。 他の人から見たら「それくらいのこと」と思われるかもと仰っていますが、どんなお悩みでもその人その人が真剣に悩んでいるものだんですよね。 今回のお悩みに関しても、sibaさんにとっては生活の根っこに関わるような、とても大事な悩みですよね。 そんな風に、自分でも理由がよく分からない苦しさを言葉にしてくれて、
[今回の悩み]
下宿生活が始まり、親戚から“週1回実家に帰るように”と言われている。 持病があるためというのも理解はしているが、実家に帰ることに何となく強い抵抗感がある。 その理由がはっきりせず、うまく説明もできないし、自分でも混乱している。 親戚とはこの件で何度か揉めていて、これ以上ギクシャクしたくない気持ちもある。 どうしたら納得してもらえるのか、自分はどうすれば良いのか分からず、辛くなっている。
[悩みの原因・分析]
まず大前提として、sibaさんの「言語化できない違和感」は、ちゃんと意味のあるサインです。 中には「実家が嫌じゃないなら帰れば?」と考える人もいるかもしれません。 でも、sibaさんが感じている「帰りたくない気持ち」には、まだ意識の奥にある「自立への葛藤」や「一人の空間を保ちたい思い」など、説明しきれない心の動きがきっとあります。 人によっては、たとえ家族であっても、週1回会うことが負担になることがあります。 特に専門学校に入って、自分のペースを作っている最中の今は、「週1の帰省」が生活リズムや心理的なバランスを崩すことにつながってしまう場合もあるでしょう。 また、親戚の方が「あなたを思っての提案」だったとしても、それがsibaさんにとって「義務」や「評価の対象」のように感じられているのなら、心にプレッシャーがかかってしまうのも無理のないことです。
[やってみましょう!]
sibaさんにとって大切なのは、「相手にどう説明するか」よりも、「自分が本当はどんな距離感で生活したいか」を明確にすることです。 例えば… 「今の生活に少しずつ慣れてきていて、自分なりに生活リズムができてきた」 「無理なく続けていくには、実家との行き来の頻度を調整したい」 「決して家族が嫌いなわけではなく、自分のペースを作るための工夫だと思ってもらえると嬉しい」 こんな風に、感情ではなく「生活のリズム」の話として伝えると、相手も納得しやすいかもしれません。 また、「なんとなく嫌」という感覚も、立派な気持ちです。 説明できなくても、それが今のsibaさんの本音ですから、自分を責めないで下さいね。
カウンセリングでは、このように「説明できないけど、苦しい気持ち」の背景にある心の構造や、自分自身の価値観・優先したいことを一緒に探ることができます。 なぜ「自分の空間」に安心を感じるのか なぜ「親しい人とのやりとり」が気疲れにつながるのか 「自分の中のペース」がどんなバランスで成り立っているのか などを一緒に整理していくことで、「私はこうありたい」「これくらいの距離がちょうどいい」という感覚が、はっきり見えてくるようになります。 誰かの善意や優しさでも、それが自分にとってちょうどよい距離でなければ、しんどくなることがあります。 sibaさんが感じていることは、ちゃんとsibaさんの内側からの大事な声です。 どうか「理由がないから我慢しなきゃ」と自分を抑えこまず、その気持ちを信じてあげてくださいね。