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学校・勉強
コーヒー豆_レベル._アイコン.カニカンマ
4ヶ月前
物事に集中するためには、どうするのが良いでしょうか?
高校3年生です。夏休みになった今は勉強などに打ち込むべき期間だと思いつつも、上手く努力できていない自覚があります。その要因のひとつは、集中できていないことにあると思っています。ここから長文失礼します。 どんな感覚かを簡単に説明してみますと、、 作業を始めてしばらくすると邪魔な思考や記憶が入ってきて、そしてそれらで頭がいっぱいになることで作業どころではなくなるという感じです。 その邪魔な思考と記憶というのは大体過去の人間関係のことで、不意に思い出しては今の自分を強く否定されている気分になります。 私は臆病な面があり人目を気にしていい人ぶってしまいます。高一の頃、対等に接していられた友人がいたのですが、そのせいで「この人にはワガママが通じる」「何言っても笑って流してくれる」という印象がつき、明らかに雑に扱われるということが増え、それが辛くて数ヶ月前に関係を切ったところです。主にこのことについて、その扱いの理不尽さに悲しみを覚える一方、勝手にいい人ぶって勝手に限界になった自分の身勝手なところに苛立ったりもします。(この自分の情けないところも出来れば直したい。)このことがふとした拍子に浮かんできて、私のやる気を削いできます。 やる気が削がれないように自分を叩き起す(?)鼓舞する?そんな方法や、思い出さないように集中する方法などについて、アドバイスをいただけると幸いです。 途中話が脱線してるかもしれません。申し訳ないです。それから、ここまで読んで下さりありがとうございました。これまで自分のマイナスな思いを吐き出せた経験が少ないので、それだけでも報われます。
不安妄想ストレス無気力
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専門家プロフィール
山路 和英 さんの専門回答
4ヶ月前
集中力を取り戻す3つのスイッチ
#勉強法 #集中力 #受験生 #人間関係の悩み
こんにちは、カニカンマさん。投稿を拝見いたしました。高校3年生の夏休みという、とても大切で、同時にプレッシャーも大きい時期に、ご自身の状態を客観的に分析し、なんとかしたいと行動されていること、本当に素晴らしいです。まずは、その勇気と誠実さに心から敬意を表します。
[今回の悩み]
カニカンマさんは、受験勉強に打ち込むべき夏休みにもかかわらず、過去の人間関係の辛い記憶が不意に思い出され、集中力が途切れてしまうことに悩んでおられます。特に関係を切ったご友人との出来事が、自己否定の感情や苛立ちとして何度も現れ、やる気を削がれてしまうそうです。この悪循環を断ち切り、勉強に集中する方法を探されています。
[悩みの原因・分析]
まず知っていただきたいのは、カニカンマさんのように集中しようとすると邪魔な考えが浮かんでくるのは、決して意志が弱いからではない、ということです。ご意見にもある通り、これは「侵入思考」と呼ばれるもので、人間の脳の自然な働きの一つです。 特に、勉強のように根気が必要な作業をしている時、脳は退屈を感じて「もっと刺激的で、今解決したい問題」に意識を向けようとします。カニカンマさんにとって、その友人関係の一件は、悲しみや苛立ちなど、心のエネルギーを大きく使う、まさに「気になる問題」なのです。だから、脳がそちらに引きずられてしまうのは、ある意味で当然のことと言えます。 また、「いい人ぶってしまった」とご自身を責めていらっしゃいますが、相手に嫌われないよう振る舞うのは、多くの人が持っている自己防衛の本能です。その結果、ご自身の心が限界を迎え、「関係を切る」という決断で自分を守った。これは、自分の心を守るための勇気ある行動だったという側面も、どうか忘れないでください。
[やってみましょう!]
その思考を無理に「思い出さないようにする」のは逆効果です。むしろ、悩みを上手に「管理」し、勉強への集中力を取り戻すための3つのスイッチを試してみましょう。 スイッチ①:悩みを「頭の外に出す」儀式を行う 勉強を始める前に、タイマーを15分セットします。そして、ノートとペンを用意し、その15分間、頭に浮かぶ悩みや記憶、友人への気持ち、自分への苛立ちなど、全ての感情をひたすら紙に書き出してみてください。 ・ポイント: 文章の上手下手や、内容は気にせず、思いつくままに書きなぐることが重要です。 ・効果: これは「思考を頭の外で考える」練習です。一度紙に書き出すことで、脳は「この悩みは一旦ここに出したから、覚えておかなくても大丈夫」と認識し、一時的にその悩みから解放されやすくなります。 スイッチ②:体を動かして、脳を強制リフレッシュする 勉強中にまた悩みが浮かんできたら、「戦う」のではなく、席を立ちましょう。そして5分間だけ、その場でストレッチをしたり、軽く足踏みをしたり、少し体を動かしてみてください。 ポイント: 激しい運動である必要はありません。血流を良くすることが目的です。 効果: 運動は、脳に新鮮な酸素を送り込み、思考をクリアにする効果があります。また、ご意見にもある通り、ストレス耐性を高める効果も科学的に証明されています。人間関係のストレスを感じやすいカニカンマさんにとって、日々の軽い運動は、心を強くするためのトレーニングにもなります。 スイッチ③:簡単な作業で「集中力の助走」をつける いきなり難しい問題に取り組むのではなく、勉強の最初の5〜10分は、英単語の暗記や簡単な計算問題など、頭を使わずにできる「単純作業」から始めてみましょう。 ポイント: 楽にこなせる作業で、脳を勉強モードに慣らしていくイメージです。 効果: 単純作業に没頭することで、余計なことを考える脳のリソースが減り、スムーズに本格的な勉強に入っていけます。集中力のための「助走」をつけることで、侵入思考が入り込む隙を減らすことができます。
自分のマイナスな思いを吐き出せた経験が少ないとのこと、今回こうして言葉にしてくださったこと自体が、ご自身を大切にするための、とても大きな一歩です。 辛い記憶は、すぐには消えないかもしれません。でも、それと「上手く付き合っていく方法」を身につけることはできます。今回ご提案した方法は、受験勉強のためだけでなく、これからの人生で様々な壁にぶつかった時に、きっとあなたを助けてくれるスキルになります。焦らず、一つずつ試してみてください。応援しています。