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キャリア・就職
コーヒー豆_レベル._アイコン.すー03
4ヶ月前
自分に何が向いてるのか分からなくなりました
私はいま26歳で介護福祉士として働いて6年経過しました。 5年間同じ会社(従来型の特養)に勤め、もっと他の施設を見てみたいと思い昨年転職し今は老健で働き1年経過したところです。 元々人のために何かすることやお世話は好きな方なのですが、この頃認知症の利用者様と関わることが嫌になってきて、今の会社は夜勤の回数が平均月8回、スタッフも少なく、精神的にもきつく、介護を離れたいなと思うようになりました。 利用者様の言動行動を理解しようと思うけれども、難しくイライラしてしまう日が多くなり 仕事で利用者に対してイライラしてしまう自分もとっても嫌で、、、、。 しかし、今まで介護士としてしか仕事をしていなかったため、転職するにしても何が私はやりたいのか分からず、 転職のために面接受けてみるけどぱっとしなくて辞退の繰り返しです。 自分のやりたいことの見つけ方が分からなくなりました、、、。
不安無気力ストレス
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専門家プロフィール
山路 和英 さんの専門回答
4ヶ月前
介護職からキャリアチェンジ
#キャリアチェンジ #介護職 #転職
すー03さんこんにちは。26歳で介護福祉士として6年間、お仕事を続けていらっしゃるのですね。これまで人のために尽力されてきたこと、本当に素晴らしいことです。同じ介護職の中でも、よりよい環境を求めて転職された行動力も尊敬します。 しかし、現在の職場の状況や認知症の利用者様との関わりで、精神的な負担を感じているとのこと、そして「介護を離れたい」というお気持ちを抱いていらっしゃるのですね。自分のやりたいことが見つからず、転職活動にも踏み出せない状況、大変お辛いこととお察しいたします。
[今回の悩み]
26歳、介護福祉士として6年勤務しているすー03さんは、昨年転職した老健で夜勤が多くスタッフも少ない現状に精神的なきつさを感じ、介護職を離れたいと考えています。認知症の利用者様の言動にイライラしてしまう自分に嫌悪感を抱き、この状況を打開したいと思っています。しかし、介護士としての経験しかないため、何をしたいのか分からず、転職活動も進まないことに悩んでいます。
[悩みの原因・分析]
すー03さんの現在の状況は、以下の要因が複雑に絡み合っていると考えられます。 ・燃え尽き症候群(バーンアウト)の可能性: 介護職という身体的・精神的に負担の大きい仕事で6年間、特に夜勤の多い環境で働いてきたことで、心身の疲弊が蓄積し、燃え尽き症候群に近い状態になっている可能性があります。 ・認知症ケアの難しさ: 認知症の利用者様との関わりは、高度な理解と忍耐力を必要とします。精神的な疲弊がある中で、イライラしてしまうのは自然な反応であり、ご自身を責める必要はありません。 ・キャリアの迷い: 「人のためにお世話が好き」という原点がありながら、今の仕事から離れたいという気持ちの間で揺れ動き、次に何をしたいのか見失ってしまっています。 ・経験の偏りへの不安: 介護職としての経験が長いことで、他の業界への転職に不安を感じ、「自分にはできない」と思い込んでしまっている可能性があります。
[やってみましょう!]
今、漠然とした不安の中で立ち止まっているように感じるかもしれませんが、これまでの介護士としての経験は、社会で活かせる貴重なスキルと強みになっています。 1.「やりたいこと」の再発見とキャリアの棚卸し: ・具体的なキャリアイメージ: まずは5年後、10年後にどのような姿になっていたいか、具体的なキャリアを想像するところから始めてみてください。実際に、様々な業界や職種で働く人の話を聞いてみるのも良いでしょう。 ・介護職の隣接領域: 人のためになる仕事や世話が好きという原点があるならば、介護の知識や経験が活かせる隣接領域(例:ケアマネージャー、相談員、医療事務、福祉用具専門相談員など)も選択肢として考えられます。 ・介護以外の職種への転用: これまでのキャリアで培った「人の話を聞く力」「状況を判断する力」「責任感」「体力」「段取り力」などは、業界を問わず多くの職種で高く評価されるスキルです。これらのスキルをどのように他のキャリアに転用できるかを考えてみてください。 2.働き方の多様性を検討する: ・「ゆるやかな独立」の検討: せっかく介護士という素晴らしい資格を持っておられるのですし、現在の職を続けつつ、経済的負担を軽減しつつ、少しずつ転職をはじめていくというのが良いでしょう。もちろん、ある程度の期間をかけて取り組んだ結果、転職先が決まらないということもありえますから、そのあたりは慎重に見極めていく必要もあります。数年かけて転職をするつもりで取り組んでいきましょう。 ・全く異なる業界への挑戦: もし「一からやる覚悟」があるなら、全く別の業種への転職も選択肢の一つです。しかし、どの業界も一長一短があるものですから、事前に情報収集をしっかり行いましょう。 3.心身のケアを最優先にする: ・医療機関への相談: イライラや精神的なきつさ、体調不良が続いている現状は、専門家のサポートが必要です。心療内科や精神科を受診し、現在の状態について相談してください。 ・ストレスマネジメント: ご自身のストレス源を特定し、それに合わせたストレス解消法を見つけることが大切です。 ・自己肯定感を高める: イライラしてしまうご自身を嫌悪する必要はありません。今の状況は、あなたが懸命に頑張っている証拠です。ご自身の努力や、これまで介護士として果たしてきた役割を認め、褒めてあげましょう。
すー03さんは、人のために尽くす素晴らしい心をお持ちです。しかし、ご自身の心が悲鳴を上げている現状は、決して放置してはいけません。介護士という仕事は、職場を辞めたとしても次の職場が探しやすいという強みがあります。一時的に経済的に苦しくても、再就職先を見つけるのはそれほど難しくないはずです。 この相談を通して、ご自身のキャリアの可能性が広がり、精神的な負担を軽減しながら、よりご自身の望む働き方を見つけるきっかけとなることを願っています。ご自身の心と体を大切にしながら、焦らず、新たな一歩を踏み出していきましょう。