適応障害で休職中にもかかわらず、家族から「早く働け」と責められてしまい、自分でも「その通りだ」と感じてしまっている。 リワークや転職活動がうまく進まず、何かを始めようとすると動悸がして体が動かない。 病院には通えているが、医師やカウンセラーとうまく話せず、どうしたら動けるようになるのか分からない…という苦しいお悩みでしたね。

まず、適応障害というのは、心が強い・弱いではなく「今の環境に心と体がついていけないほどのストレス」が原因で起こるものです。 56chanさんが今感じている「動悸」や「何もできない感じ」は、病気の症状としてとても自然なこと。 また、家族の言葉に傷つきつつも「自分が悪い」と責めてしまうのは、真面目で責任感の強い方によくあることです。 でも、本当は「今すぐ働くこと」より、「心と体をゆっくり休めること」が何より大切な時期なんです。

●「今は休むことが仕事」と自分に言ってあげてください 56chanさんが動けないのは「怠けている」からではなく、今は「動けないほどつらい」からです。 だからまずは「休んでいい」と自分に許可を出してあげてください。 ●「できたことリスト」をつける 動悸がしても、病院に通えている。 それはすごいことです。 シャワーを浴びた、少し散歩できた、そういう小さな「できたこと」を毎日書き出していくと、「私は何もできないわけじゃない」と感じられるようになります。 ●「うまく話せなくてOK」 病院でうまく話せないのは、緊張や不安が強い時にはよくあることです。 メモを見せる、ノートに気持ちを書くなど、話す以外の方法で伝えるのも立派な表現手段です。 56chanさんの苦しさは、話せなくても伝えていいものです。 ●「家族との距離を少し取る工夫」 もし可能であれば、状況によっては家族の言葉に直接触れる機会を減らす工夫も必要かもしれません。 たとえば「この時間は部屋で一人で過ごす」と決める、「家族とのやり取りをメモにする」など、自分を守る小さな工夫があると安心できることもあります。

56chanさんのように「苦しいけど前に進みたい」と思っている方にとって、カウンセリングは力になる場です。 うまく言葉にできなくても大丈夫です。 丁寧に一緒に探っていくことで、「動けない自分」ではなく「ちゃんと向き合っている自分」に気づいていけるようになります。 焦らなくて大丈夫です。 56chanさんのペースで、一歩ずつ進めばその一歩一歩で、これからの状況は変わっていきます。