彼女がいますが、子どもがほしいです。

彼女には伝えてませんが、子どもが欲しいと思ってます。養子とかではなく、昔好きだった男性との子どもができたらそれ以上、幸せなことはありません。しかし、それは私だけの幸せで彼女からしたら憎んでしまう子供になりえなくないですよね。彼女が一番大事なので、年齢的にギリギリ戸惑っていますが10個も下なので彼女に振られた時の年齢を考えたらもう子どもは産めないでしょう… このことを今の彼女に話して、昔好きだった男性2から許可、幸せだからいいよと答えを貰えるとも思えないので諦めようと思います。子どもって女性同士だと他の方法で産むとなると方法はありますか？養子ではなく、自分で産みたいと思ってます。よく分からない男性との子は、避けたいです… 皆さんどうしてますか？

性自認_性的指向

“彼女も大切、子どもも諦めたくない”――その気持ち、どちらも本当でいいんです。

#LGBTQ 　 #レズビアンカップル　 #同性カップルの妊娠　 #幸せのかたち　

はじめまして。カウンセラーのエレンです。 soraneさんの「彼女が一番大切」という思いと、「子どもを産みたい」という切実な願いの間で揺れているお気持ち、とても静かだけれど真剣で、誰にも簡単に話せることではないからこそ、ここに言葉を残してくれたことに深く感謝しています。

[今回の悩み]

今のパートナーには伝えていないけれど、昔好きだった男性との間に子どもができたら、それが自分にとって最高の幸せだと感じているsoraneさん。しかし、それが彼女にとっては傷つくことになるのではないかと考え、「自分だけの幸せ」で終わってしまうかもしれないことへの迷いと不安が伝わってきました。彼女は10歳年下。もし関係が終わってしまったら、そのときには年齢的にも妊娠・出産が厳しくなってしまう… 自分の幸せ、パートナーへの誠実さ、時間との焦り——そのすべてが絡み合い、今の答えの出ない葛藤に至っているのだと感じます。

[悩みの原因・分析]

[やってみましょう！]

まずは、「諦める」か「押し通す」かの二択ではなく、もう少し柔らかく、自分の気持ちを整理しながら未来の選択肢を見つけていくステップをとってみましょう。 ① 同性カップルで子どもを持つ方法について soraneさんのように「養子ではなく、自分で産みたい」と考える方には、以下の方法が考えられます：人工授精（AID）：非配偶者の精子を使った方法。精子提供者は匿名であることがほとんどです。日本では医療機関による対応が限られているため、探すには根気が必要です。海外での精子提供・人工授精：アメリカやヨーロッパでは精子バンクを通じて選択が可能。法的・経済的ハードルはありますが、希望に近い方法を選べる可能性があります。知人提供（自己精子提供）：信頼できる知人に提供を受けるケース。ただし、トラブルを防ぐためにも同意書や法的サポートを検討することが重要です。どの方法も、それぞれにメリット・デメリットやリスクがあります。医療機関やLGBTQに理解のある支援団体に相談することで、より安心して進められる情報が得られます。 ② 気持ちを“ゼロ”ではなく“言葉にしていく準備”を彼女にすべてをいきなり伝えるのが怖いのは当然です。でも、「こういう選択肢があることを最近知って、少しだけ考えてることがある」と、未来の話として少しずつ共有することは可能かもしれません。彼女を傷つけるかも…と思っているからこそ、言葉の順番やタイミングに慎重になることは誠実さの表れです。「私が子どもを望むのは、あなたを否定することではなく、“一人の人間としての願い”でもある」と伝えられるよう、少しずつ気持ちを整理していきましょう。

soraneさんが感じているこの迷いや葛藤は、「愛している人を大切にしたい」という想いと、「自分の人生もあきらめたくない」という想い、どちらも本気だからこそ起きていることです。どちらかを犠牲にするという選択ではなく、どうすれば両方を尊重できる道を探せるか、一緒に考えていけたらと思っています。カウンセリングでは、自分の気持ちを整理するだけでなく、「どこから話したらいいか分からないこと」や「誰にも言えないこと」を、安心して吐き出すことができます。大切な人との関係を守りながら、自分の未来を描くために、ひとりで悩まず、よければぜひ一度話してみてください。