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病気・からだ
匿名さん
1ヶ月前
夢と現実の区別がつかない。
ここ8日ぐらい夢があまりにも現実すぎて、夢と現実の区別がつきません。 夢は日常系で現実で起こってもなにも違和感の無いもので、というか無さすぎるためそれが現実だったという事として考えてしまいます。 まだ、ぎりぎり夢と現実の区別をつけれているはずですが自信はありません。 この前も、最近ハマっているアプリで好成績を残した夢を見て2日間ぐらいそれを信じていました。夢だも気が付いたのはアプリでそれをたまたま確認したしようとした時です。 私がその好成績をとった記録はなく、そこでやっと「あ〜。夢だったのか」となりました。 もしかしたら、これを相談しているのも夢かもだしと考えると怖くなります。 これはなにかの病気でしょうか。 思い当たる節といえば ・SNSの見すぎ ・睡眠の質の悪さ ・生活リズムのズレ ・2週間以上続く強い不安・後悔・ストレス です。
身体症状不安ストレス
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専門家プロフィール
佐藤 真紀 さんの専門回答
1ヶ月前
夢と現実の区別がつかない
#身体症状 #ストレス #不安
匿名さん、こんにちは。 カウンセラー、公認心理師の佐藤真紀と申します。 ご相談くださってありがとうございます。 夢と現実の境目があいまいになってしまう感覚、不安だったと思います。 まだ自分で気づけている部分があるとはいえ、「もしかしたらこれも夢かも」と思ってしまうような状況は、日常生活でも心が落ち着かない状態が続いてしまいますね。
[今回の悩み]
匿名さんは、ここ最近、夢が現実と区別がつかないほどリアルで、日常と混同してしまうことに悩んでいます。 実際に「夢の中でアプリで好成績を残した」と思い込み、後になって夢だったと気づくことがあったとのこと。 さらに、「この相談をしていること自体も夢なのでは」と不安になるほど、現実感が薄れてしまっているのですね。 その背景には、SNSの見すぎや睡眠の質の低下、生活リズムの乱れ、そして続く強い不安やストレスがあるとのことですね。
[悩みの原因・分析]
まず、この「夢と現実の境目があいまいになる」感覚は、心や身体がとても疲れているときや、強いストレス・不安が続いているときに起こりやすくなります。 睡眠が浅かったり、脳が休まりきらない状態だと、夢の記憶が鮮明に残り、現実と混同してしまうことがあります。 また、SNSのように情報が次々流れてくる世界に長時間さらされていると、思考が散漫になり、「自分が何をどこで体験したのか」がわからなくなってしまうこともあります。 匿名さんご自身でも挙げてくださったように、睡眠・生活リズム・ストレス・不安といういくつもの要素が重なり合って、今の状態を引き起こしている可能性が高いと考えられます。
[やってみましょう!]
まずは、「この感覚は自分がおかしいからではない」ということを安心材料にしていただきたいです。 心と身体が疲れているときに、誰にでも起こり得る反応です。 ここからは、「現実感を取り戻すためのケア」をいくつかご提案します。 1. 睡眠のリズムを整える 毎日同じ時間に寝起きするよう意識して、少しでも質の良い睡眠をとることを大切にしてみてください。 特に、寝る前のスマホは控えめに。 ご存じかと思いますが、スマホのブルーライトは脳を刺激してしまいます。 2. 現実感を取り戻す「グラウンディング」 たとえば、朝起きたときに「自分の名前」「今日の予定」「部屋にある5つのもの」を声に出して確認してみる。 五感(見る・聞く・触れる・におい・味)を意識することが、現実とのつながりを強めてくれます。 3. 不安やストレスを書き出す 頭の中でぐるぐる考えていると、現実との境目がぼやけていきやすくなります。 「不安・後悔・焦り」などの感情を紙に書き出すだけでも、気持ちが整理されて、脳の負担が軽くなります。 4. 信頼できる人に話す もし、少しでも「これを話せるかな」と思える相手がいれば、こういう体験や気持ちを共有してみてください。 人とつながることも、現実との感覚を保つうえで大きな助けになります。
このような「現実感の薄れ」や「夢と現実の混同」は、しっかりと自分の気持ちを整理したり、安心できる場で話したりすることで少しずつ軽くなっていきます。 カウンセリングでは、「なぜそう感じるのか」ではなく、「そのとき、自分はどんなふうに感じていたか」を大切に扱います。 それによって、過度なストレスや感情の揺れをゆっくりと整えていくことができます。 匿名さんが「もしかしたらこれも夢かも」と感じるほど疲れていること自体が、今、心からのサインだと思います。 ひとりで抱えこまずに、こうして誰かに相談できたことは、大きなことです。 匿名さんはおかしいわけではありません。 脳が疲れているだけです。 そして、こうやってちゃんと自分の心境を伝えられている自分を、どうか忘れないでくださいね。 焦らなくて大丈夫。 あなたのペースで、一緒に安心を取り戻していきましょう。 応援しています。