お話の詳細
病気・からだ
コーヒー豆_レベル._アイコン.ひるねさん
1ヶ月前
病気になりたい
いつの日かプツンとやる気がなくなって学校に行く気力が無くなった。朝起きれなくて、起きても何もしたくなくて家にいたくないけど外に出る元気もない。どんどん月日が流れてくけど何も成長しない。 病気になりたい訳じゃないけど、病名があれば親に突きつけてやれる。なにかの診断が欲しいなって、みんなはあって困ってるのに私は欲してる。こんなに朝弱くて、忘れっぽくて、遅刻体質で、片付けできなくて、脊髄から言葉が出て、人を嫌な気持ちにさせて、数年前のことを何回も何回も何回も後悔して、ちょっとは何かあってもいいんじゃないかって思ってしまう。 でも診断ついても怖さはあるからなかなか病院に行けないし、ハズレの先生に当たりたくないな。
身体症状
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専門家プロフィール
内田 朋加 さんの専門回答
1ヶ月前
苦手なことは自信も削いでしまいますよね
#やる気 #抑うつ #スクールカウンセラー
ひるねさん、初めまして。 臨床心理士・公認心理師の内田と申します。 ご自分について、いろいろと悩んだり困ったりしているのに、何か病名がついているわけでもなく、親御さんにもその苦しさを理解してもらえていないような感じがあるのでしょうか。 少しひるねさんの現状について整理して理解するお手伝いになればと思い、コメントさせていただきました。
[今回の悩み]
ひるねさんはいつからか、プツンと切れたようにやる気がなくなってしまい、学校に行けなくなってしまったのですね。 朝起きることが難しい、起きられても何もする気が起きず、家にもいたくないけれども外出する元気もない状態がずっと続いていらっしゃるとのこと。 この状態に何か病名がついていれば、そこからご自身つらさ、苦しさを親御さんに理解してもらえるのではないかと考えられていらっしゃるのですね。 やる気の喪失や朝起きられないこと以外にも、忘れっぽい、遅刻をしてしまいがち、片付けができない、脊髄から言葉…というのは反射的にものを言ってしまうということでしょうか、そのために人を不快にさせてしまっているように感じられてきた、昔のことを何度も思い出しては後悔の念に襲われるなど、ご自身についていろいろと悩まれていることがあるようです。 決して病気になりたいわけではないし、いざ診断がついたらそれはそれで不安もあり、病院に行くのにも勇気がいりますよね。
[悩みの原因・分析]
もともと忘れっぽさや片付けや反射的に何かを言って人を不快にさせてしまうなどといった傾向はあったのでしょうか。 当然悪気はなかったとはいえ、その後の周囲の反応からすごくご自分のことを責めてしまったり、後悔することが多かったのかもしれませんね。 ご自分でもきっとこれまでそうしたご自身の苦手さをどうにかしようと努力されてきたことと思います。 しかしそれでもうまくいかず、どうにか頑張ってこられた状態から糸が切れたようにやる気が出なくなってしまったのが今の状態ではないでしょうか。 忘れっぽい、片付けられない、反射的に言葉が出てしまうなどといった傾向は、ADHDなどの発達特性と重なる点があります。 実際の診断は、より詳しい生育歴やお困りのことなどを伺った上で、専門医が下すことになりますが、小さなころからそうしたことで悩まれてきた、困ることが多かったとすれば、そうした方々の抱えるお悩みや生活上での工夫や治療法などか役に立つ可能性があります。 また、やる気がなくなり何もしたくない、朝起きられないといった現在の状態については、上記のような特性に起因した抑うつ状態に陥っている可能性が考えられます。 忘れっぽい、そんなつもりはなくても他者に嫌な思いをさせてしまう、遅刻をしてしまいがち、片付けられないなどいった傾向は、どうしても他者からの叱責や注意を受けやすくなります。 そのため、”何をしても自分はダメなんだ”というイメージをご自身に対して抱いてしまいやすく、そうしたマイナスの感情の蓄積から抑うつ状態に陥る方も少なくありません。 そして、ひるねさんは親御さんに理解してもらいたいと感じられていらっしゃるようですから、現状、今一つ親御さんがひるねさんの抱える苦しみやつらさを理解しきれていないご様子も、ひるねさんの心を乱し、不穏な気持ちにさせている一因でしょう。
[やってみましょう!]
まずは親御さんに今抱えている苦しみを理解していただきたいですよね。 こちらの投稿をご覧いただくのも一つの手段だと思います。 もしお役に立ちそうであれば、ぜひご覧いただいてみてくださいね。 そうでなくても、ひるねさんがご自身について悩み、考えていらっしゃることは親御さんにお伝えして、理解していただくことが治療や回復への近道です。 これまでご自分がどんなことで悩んできたのか、それに対してご自分ではどんな風に考え工夫してこられたのか、その結果どうだったのかといったことを、具体的なエピソードも交えながらお伝えになってみてください。 そのやりとりの中で、新たな工夫の仕方が発見できるかもしれませんし、どれだけひるねさんが努力し、悩み、それでもうまくいかなかったときには落胆し傷ついてこられたのかを理解していただけるかと思います。 その上で、学校のスクールカウンセラーや養護教諭の先生がおそらく最も身近な相談しやすいお相手となるかと思います。 可能であれば、親御さんと一緒にご相談に行かれてみてください。 本当に診断が欲しい、もしくは専門的な治療を受けたいと考えられるのであれば、近隣の信頼できる心療内科や発達外来などをご紹介いただけるでしょう。
今回ひるねさんはご自分の苦手なことをいくつか書いてくださいました。 しかしきっと得意なこともたくさんお持ちのことと思います。 今はやる気がなくなっていてうまく活動できていないかもしれませんが、ひるねさんの好きなこと、得意なことは大切に、そこを伸ばしていくのを意識して過ごしてください。 そうしたご自分の得意なことは、時に苦手なこともカバーしてくれることがあります。 そして何よりご自分に自信を与えてくれるものです。 ひるねさんが今より少しでもやる気を取り戻し、日々の生活を過ごしていけることを陰ながら応援しております。