お話の詳細
対人関係
ちっちい
2ヶ月前
発達障害?
私はいつも人の話を聞いてないらしく、強く指摘された。人の話を遮ってしまう形でかぶせてしまったり、自分の言いたいことを場面考えず話し出してしまったり。たしかにあったなと思った。それが原因で人間関係が上手くいかないんだってやっと気づいた。すべて失わないと気づかないんだなぁ。それを治すべく、どこからなにをはじめらいいかわからなくて、ここを登録してみました。私みたいのって発達障害とかなのかな。なんていう障害なんだろう?治るのかな…
不安
ストレス
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滝 真樹子 さんの専門回答
2ヶ月前
すべて失った、なんて思わないで大丈夫ですよ
#発達障害 #対人関係 #不安
ちっちいさん、はじめまして。臨床心理士・公認心理師の滝と申します。最近こちらに登録してくださったのですね。疑問に感じていることに対して少しでもお役に立てる情報があればと、コメントさせて頂きました。
[今回の悩み]
人の話を聞いていなかったり、相手の話を遮って自分の話をしてしまったりということがあり、対人関係でうまくいかないことが多いという、ちっちいさん。お友達にも指摘され、どうしたら良いのだろうと悩んで疑問を投稿してくださいました。
[悩みの原因・分析]
発達障害の中でも、ADHD(注意欠如・多動症)というのは聞いたことがあるかもしれません。ADHDには、注意がそれやすかったり移り変わりやすかったりという不注意が目立つタイプと、多動や衝動性が目立つタイプに大きく分けられます。もちろん、両方の特性が表れている人もいます。その他にも、主にコミュニケーションで苦手を感じやすいASD(自閉スペクトラム症)の人は、独特のこだわりがあったり、コミュニケーションの取り方が人と違ったりして、日常生活に支障を感じることがあります。独特の言葉遣いをしたり言葉の裏に隠れている意味が読み取れなかったりするので、「マイペース」や「空気が読めない」などと言われたりする人もいます。昔はアスペルガーや自閉症と言われていた人たちも、今はASDの中に含まれます。そして、ASDとADHDの両方の診断を受けている人もいますし、それ以外にも細かく分けると色々な種類があります。 小さい頃からの詳しいお話を伺ったわけではないですし、普段の様子を見ている訳ではないので、ちっちいさんに発達障害の傾向があるかどうかというのは、こちらでは判断はできません。ただ、一般的な話として、今後どのように自分の特性と付き合っていったら良いかというのを、少しお話させて頂きたいと思います。
[やってみましょう!]
まず、全て失わないと気付かないという風に投稿には書いてくださいましたが、気になる所について指摘してくれる人がいるというのは大変有難いことだし、きっと普段の信頼関係があるからこそ指摘できるのだと思います。どうでも良い相手に対しては、何も言わずに関係を絶ったり、陰で文句を言ったりしてしまうかもしれません。伝えてくれた時点では、感情的になってしまって少し言葉がきつかったかもしれません。でも、直接指摘してくれたということは、今後も関係を続けていくために改善してくれたら嬉しいという気持ちの表れだと思います。これから十分気を付けていくことはできるはずだし、その方との関係を改善することもできるのではないでしょうか。どうかあまり悲観的になり過ぎないでほしいなと思います。 そして、発達障害というのは完全に治すというよりも、特性を理解して上手に付き合っていくことが大切になります。もし、ちっちいさんの人間関係での困り事が発達障害によるもので、会話のしかたで苦手な部分があるのだとしたら、SST(ソーシャルスキルトレーニング)に参加したり自分でも勉強したりして、改善できる可能性があります。小中学校では通級指導学級で、SSTに参加してお友達とのコミュニケーションの取り方について勉強できる機会もあります。気になっているようでしたら、まずは養護の先生やスクールカウンセラーの人に相談してみると良いかと思います。(もしちっちいさんが学校に通っている位の年代の方であれば、の話ですが。)大学生の方でしたら、大学のキャンパスカウンセラーに相談したり、精神保健相談に行ってみるというのも一つの方法です。 発達障害とうまく付き合っていくためには、まずは自分の特性をよく理解することが必要になります。自分はこういう所があるな、というのをきちんと分かっていれば、それを仲の良い相手には事前に伝えておいて「意図せず嫌な思いをさせてしまうかもしれないけど、自分も気を付けていきたい。だから、気になることがあったら言ってほしい」というように説明することもできます。そして発達障害の対処法で大切なのが環境調整と言って、困り事が出やすい場面やストレスを感じやすい刺激が分かっていれば、前もって対策を立てたり、なるべくその状況を避けるようにしたりといったことができます。また、多動や衝動性があまりにも激しく、それによって日常生活に支障が生じている場合には、お薬を使ってコントロールすることで日々の生活が生きやすくなる場合もあります。そういったことは主治医の先生との相談になりますので、あまりにも特性が激しく自分でのコントロールが難しいという場合には、心療内科や精神科で相談に行ってみても良いかもしれません。
こちらのアプリでもカウンセリングが利用できますので、発達的な特性について相談したい、発達障害について詳しく知りたいという場合には、よろしければカウンセリングの利用もご検討ください。ちっちいさんの心の負担が減り、対人関係でのお困り事も徐々に対処していくことができますように、応援しています。今回気付けたというのは、とても意味のある大きな一歩だったと思いますし、なんとかしようと疑問を投稿してくださった前向きな姿勢は、とても素晴らしいと思います。どうぞお一人で抱え過ぎることのないように、どなたかに相談ができると良いですね。毎日暑いですので、くれぐれもご自愛ください。