学校で、イライラしてしまったり暴力的な言動があったりするクラスメイトのお世話係になっているという、Yuzuちゃそさん。中１の頃からなので慣れてはいるものの、さすがにきついと感じる時もあり、いつまでお世話をしなくてはいけないのかと悩んでいらっしゃるのですね。先生方もYuzuちゃそさんがしんどい思いをしているということに気付いておらず、好きでやっていると思われている部分もあるようです。なかなか辛い立場ですね。

私もスクールカウンセラーとして、支援級の生徒さん達と関わる機会や、クラスに見学に入らせてもらうことがありました。皆さんとても一生懸命で優しい生徒さんが多く、苦手なことがありながらも毎日頑張って学校生活を送っていますよね。Yuzuちゃそさんも本当によく頑張っているのだと思います。 その男の子は、普段は良い子なんだけれども、時々イライラが抑えられなかったり暴力・暴言があったりするのですね。先生達も、そんな彼のお世話をしてくれるYuzuちゃそさんの対応をありがたいと思っているのかもしれません。でも、そういった危険な行動がある場合に対応するのは基本的には先生達の仕事ですし、迷惑をかけられた時にへらへらとした態度を取られたらYuzuちゃそさんの心が傷つき、疲れてしまいますよね。Yuzuちゃそさんが無理のない学校生活を続けていくためにどんなことができるか、一緒に考えてみましょう。

先生達は、Yuzuちゃそさんがその友達のお世話をするのにしんどい思いを抱えているということを、知らないのですよね。支援級の生徒さん達は優しい子達が多いので、先生達もついつい頼ってしまったり、辛い思いをしていることに気付けない時があったりするかもしれません。また、学校生活ではそうやって生徒同士が支え合っているのを良いことだと認識してしまうということもありますので、先生達はそのままにしている可能性もあります。でも、お互いに「支え合う」状態だったら良いのですが、今の状況はお互いにというよりも、Yuzuちゃそさんが一方的にお世話をしてあげている状態ですよね。それではあなたの心が疲弊し、いつか限界を迎えてしまうと思います。 優しいコメントをしてくださった方がおっしゃるように、あなたがこれ以上我慢を続ける必要はありません。本来であれば、その子が大変な状況の時、対応するのは先生達の仕事のはずです。あなたの辛い気持ちを分かってもらうために、誰か話しやすい先生に相談してみてはいかがでしょうか。大切なのは、あなた自身がこれからも無理なく楽しい学校生活を続けていくことだと思います。支援級の先生に直接言いにくければ、保健室の先生や、スクールカウンセラーの先生に話してみるのも良いかもしれません。スクールカウンセラーがいる相談室というのはもしかしたら支援級のクラスがある場所からは離れた所にあるかもしれませんが、その学校の生徒さんでしたら誰でも相談ができます。相談室の前に、予約申し込みの紙や相談箱のようなものが置かれているかもしれません。休み時間に直接行ってみても良いと思いますし、誰か先生に「スクールカウンセラーと話がしたい」と伝えて、予約を取ってもらうのでも良いかと思います。 それから、もしお家の人に話せる状況であれば、今のしんどい気持ちをお家の人に相談してみても良いかもしれませんね。そしてお家の人から、学校の先生にYuzuちゃそさんの気持ちを伝えてもらうということもできると思います。どうぞこれ以上我慢することなく、勇気を出して誰かに気持ちを話してほしいです。

来年は中３で最高学年。進路のこと等も考えなければならず、忙しい学年だと思います。中３になってからもその子のお世話をするのはしんどい、というYuzuちゃそさんの気持ちも、ごもっともだと思います。早いうちに対処することで、環境が改善していくと良いですね。Yuzuちゃそさんの気持ちを誰かが受け止めてくれて、心の負担が少しでも減っていくことを願っています。どうぞ無理のないようにしてください。