過度の無い豆腐さんは鬱と考えられる症状にずっと苦しまれてきたご様子。 しかし、大学に通うための費用や働かずにいた間に借りたお金など、返済しなければならないものが多く、病院に行ったり治療にかかる費用をまかなえる気がしないのですね。 現在は鬱のことを隠してお仕事されているとのことですが、かなり精神的にもきつく苦しいご様子が伝わってきて心配しています。

返さなければいけないお金があるというのはそれだけで悩みの種ですよね。 大学に通うための学費や、働かずにいたころに必要だったお金とのことなので、過度の無い豆腐さんにとって必要な費用だったことは間違いありません。 過度の無い豆腐さんが鬱だと感じられる背景についてはこちらのご投稿内容からは推測できかねますが、借金があることで常に憂鬱な気持ちになってしまったり、日々生活していく上での安心感が揺らいでしまうということは考えられるでしょう。 また、職場では鬱のことを隠して働かれているとのことで、かなり無理をして振舞っていらっしゃる部分もあるかもしれません。 外で気を張って過ごしている分、家に帰ってから、一人になって気が抜けた瞬間などに、どっと疲れを感じられてしまうこともあるかもしれませんね。

ご質問にあった、「鬱を薬を飲まずに治す方法」についてですが、最近では「自分でできる認知行動療法」や「自分で治すうつ」といったような書籍も多く見かけるように、絶対にないということはありません。 鬱は誰にでも生じうる「心の風邪」と言われる症状であり、その方の思考の癖や感じ方を捉えなおすことで改善させていくことができると考えられています。 しかしその一方で、お薬ほどの即効性がないのも事実です。 お薬を服用することで、それまで靄がかかったようになっていた頭の中がすっきりとし、症状に苦しんでいた時とは違ったものの捉え方や考え方ができるようになることもあります。 医療機関でお薬での治療とカウンセリングが併用されるのはこのためです。 なので、過度の無い豆腐さんのご質問へのお答えとしては、「あることにはあるが、お薬を使った治療と併用した方が回復への近道です」といったところになります。 しかしそれでは過度の無い豆腐さんにとっては八方ふさがりなお答えになってしまうかと思うので、もう少しお役に立ちそうな情報を書かせていただきます。 まず、借金について。 こちらが整理されると少しお気持ちも軽くなるのではないかと思います。 最近ではいろいろなところで広告も打たれているので、過度の無い豆腐さんも目にされたことがあるかもしれませんが、借金を減額できるかどうかを診断したり相談に乗ってくれる機関があります。 インターネット上でも借金減額診断というものがありますし、法テラスなど、弁護士や司法書士の先生に無料で相談に乗ってもらえるところがあります。 まずはそうしたところにアクセスし、今ある借金をいくらか軽くすることはできないか、またその返済計画についてなども相談されてみると良いかと思います。 そして他の方もコメントしてくださっているように、精神科診療では自立支援医療制度というものが適用でき、診察費用やお薬代、心理検査費用などといった保険診療にかかる費用を、普通なら3割であるところを１割まで減額してもらうことができます。（認知行動療法も保険診療として扱われている医療機関であれば、そちらも費用も減額対象となります。） これは、他の内科などの受診と違って、精神科治療ではある程度の期間継続して通院することが必要であるために、その費用が嵩み、患者さんにとって負担が大きくなってしまうことを考慮した制度です。 お住いの地域の役所の福祉課窓口で「自立支援制度を受けたい」旨をお伝えし、通院先の医師に診断書を書いてもらうことでこの制度を利用することができます。 まずは過度の無い豆腐さんが信頼して通うことのできそうな精神科や心療内科を探し、受診されてみてください。 きっと今よりいろいろなことが楽になっていくかと思います。

生きていくのにはお金がかかり、学生さんだったり諸事情で働けない期間にもお金は必要なので、それを返していく今はお気持ち的にもかなりきついところがありますね。 どうかご自分を追い込みすぎず、無理のない過ごし方を見つけていっていただけたらと願っています。