現在保育士になるための勉強をしているというモモ112さんは、苦手な先生やクラスの明るく元気な同級生たちと接するのが辛く、毎日とてもしんどい思いをしながら通学を続けているようです。人見知りなところがあり、周囲とうまくコミュニケーションが取れなかったりするのに、こんな自分が保育士になんてなれるのか？と悩んでいらっしゃるのですね。それと同時に、子ども達に寄り添える先生になりたいという思いもあって、葛藤に苦しんでいるようです。

教室に居づらい要因としては、明るく騒がしい雰囲気の人達と過ごさなければいけないこと、上から目線の苦手な先生と会わなければいけないこと、といった人間関係に関するもののようです。 自分が周囲と積極的にコミュニケーションを取るタイプでないと、周りの明るい雰囲気に合わせるのはとても大変ですよね。また、普段から接する先生に対して苦手意識を持ってしまうと、学校生活はとても辛いものになってしまうと思います。どのように気持ちを切り替えて学校生活を乗り切っていくことができるでしょうか、一緒に考えてみましょう。

どの学校でもそうだと思いますが、教室の中にはいわゆる「一軍」と言われるような、明るくコミュニケーション能力の高い集団が存在します。反対に、そういった雰囲気には馴染めず教室の片隅でひっそりと過ごしているタイプの大人しい人達も確実に存在しているはずです。また、一見明るく騒いでいるように見えても、本当は一人で静かに過ごしていたいけど仲間外れにされるのが怖くて無理して付き合っているというタイプの人もいます。教室の中ではどうしても元気なグループが目立ってしまいますが、モモ112さん以外にもうるさくするのが嫌で比較的人とコミュニケーションを取るのが苦手という人もいるのではないでしょうか。同じような性格の人だと、悩みも共有しやすいです。何かの機会にそういった気の合う友達を一人でも作ることができると、それだけで学校生活はずいぶん気楽になると思います。 自分から友達を作るというのはとてもハードルが高いかもしれませんが、まずは教室を見渡してみて、同じように騒がしい雰囲気から距離を置いてひっそりと過ごしている人がいないか、観察してみてください。もし、友達になることができたら素敵ですし、たとえできなくても、自分と同じようなタイプの人もいるんだな、と感じられるだけで少し気持ちが楽になるかもしれません。会話の取っ掛かりとしては、苦手な先生について軽く愚痴ってみるというのも良いと思います。人は悩みを共有できると、心の距離がぐっと近付きます。先生についての悩みを話せる相手ができると、学校生活での心の負担も減るかもしれませんね。 そしてモモ112さんは、人見知りな自分が本当に保育士になんてなれるのか、という葛藤を抱えていらっしゃるとのこと。それと同時に、子どもに寄り添うことのできる先生を目指したいというお気持ちもあるのですね。私自身も子どもが小さい時には保育園の先生方に本当にお世話になりました。子どもに寄り添って接してくれる先生というのは大変有難く、子ども達も安心して楽しく保育園に行くことができます。とても素晴らしく、社会に必要なお仕事だと感じました。 確かに保育園の先生というのは明るく元気なイメージがありますが、子ども達だって同じように性格やテンションの差があります。四六時中元気いっぱいな子もいれば、人見知りでなかなかお友達とうまく遊べないという子もいると思います。どんな職場でも、人それぞれ得意不得意を生かして仕事をすることが大切です。モモ112さんならきっと、そういった人見知りの子にも根気強く寄り添って接してあげることができるのではないかと思います。また、元気に明るく振る舞うことが苦手でも、それ以外で得意分野を作っておけばきっと職場で必要なスキルになるはずです。ピアノの腕を磨いたり、絵本に詳しくなったり、似顔絵やイラストを練習したりと、何か一つでも得意分野を持っておくと強みになるかもしれません。周りと騒いだりはしゃいだりすることが苦手な分、その時間をスキルアップに当てることができるとも考えられます。できないことばかりについつい気持ちが向きがちですが、自分にできることにも目を向けてあげて、少しずつ前を向いて歩んでいってほしいなと思います。

学校での人間関係やご自身の性格、今後のこと等、じっくりと誰かに話をして相談したいというお気持ちがありましたら、カウンセリングのご利用もご検討ください。モモ112さんが子どもに寄り添える保育士になりたいという素敵な目標に向かって、自分のペースで勉強を続けていけることを願っています。陰ながら応援しています。